経済学は答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問が深刻に不足している【書評】ヤバい経済学

経済学は答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問が深刻に不足している【書評】ヤバい経済学

ヤバい経済学 [増補改訂版] posted with ヨメレバ スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー […]

最終更新日:2012年10月23日

「経済学」ってタイトルが付いていますが、一般的なイメージでの「経済学」とは一捻り二捻りした本。

経済は感情で動くと言う本ももあまり「経済学」ぽいものではありませんでしたが、すごく大雑把に言えばそういう系統の読み物。

基本的に「身近な話題」ばかり扱っているので、内容の真贋はさておき、読み物としてはとても面白い。

ヤバい質問とその検証

経済学は答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問が深刻に不足している

本文中に出てくるこの言葉が、シンプルに一言でこの本の内容を表している。

ようするに、この本は「面白い質問」を考え出して、それを「経済学」を使って検証する、というもの。

相撲の力士は八百長してるんじゃないだろうか?
学校の先生ってテストで「ズル」してるんじゃないだろうか?
アメリカで犯罪が減少した原因は「中絶の合法化」である?

こんな感じの質問を立てて、それを有名な経済学者がデータを駆使して検証する。

とは言え、難しいことが書かれているとかそういうことは全然無くて、経済学で多用される数式なんてものは全然出てこず、全編通して全部「読み物」

この本に書かれていることが「本当」なのかどうか。それに関しては「専門家」ではないのでコメントできないけど、少なくとも本書を読んでる限り「信頼できそうな気分」にはなる。

経済学って、データ使ってこんな面白い検証が出来るんですね。

正しい正しくないではなく、こういう「面白い質問」を考え出すこと。きっとこういう視点を持つってのが世の中で割とだいじな事なんだろうなぁ、なんて考えました。

読み物として、エンターテインメントとして非常に楽しくて、始めから終わりまで一気に読んでしまった本でした。

参考

人間は「合理的」な判断が出来ないものだ【書評】経済は感情で動く | ごりゅご.com

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