徳川美術館の企画展「天下人の城」の見所とか楽しみ方などを聞いてきた

取材・イベントレポート 名古屋

徳川美術館の企画展「天下人の城」の見所とか楽しみ方などを聞いてきた

2017年7月15日から徳川美術館にて開催される企画展「天下人の城」 この企画の、マスコミ・ブロガー向けの記者発表という […]

最終更新日:2017年7月16日

2017年7月15日から徳川美術館にて開催される企画展「天下人の城」

この企画の、マスコミ・ブロガー向けの記者発表というのにお誘いいただき、実際の展示を一足先に拝見し、同時に「どうやって楽しんだらいいのか」みたいな話を伺ってきました。

(記事中に美術館内の写真などがありますが、許可をいただいて撮影しています。基本的に館内での撮影は禁止ですのでご注意を)

徳川美術館とは

とりあえずまず前提知識として、徳川美術館とはどういったものなのか、というのを簡単に説明しておきます。

徳川美術館は、名古屋城に住んでた元々尾張徳川家の「別邸」として大曽根にあった場所に作られた、主に尾張徳川家伝来の道具などが収蔵されている美術館。

すごい噛み砕いたことを言えば、戦国時代の刀や兜、甲冑とか、当時の手紙や地図、茶器みたいな貴重なものが展示されている美術館。

もっとざっくり言うと、現代の名古屋城みたいなお城の中とかにいろんなものが飾ってあるのと似た感じのもの。

「美術館」みたいなものをいかに楽しむのか

私ごりゅご、一応それなりに自分の中で「歴史は好き」で、名古屋城や岐阜城だとか関ヶ原古戦場跡とかのお城や古戦場跡とかは一応10を超えるくらいの場所には行ったことあるかな、くらいのレベル。

ただ、基本的に自分が興味あるのって「物語」で、そういう場所でもどっちかって言うと「もの」を見るよりもその横に書いてある「解説」とかを読んで、ふむふむしてる方が面白い。

だから基本的に、あんまり外に出てものや場所を味わうとかしてるよりも、家の中で本読んでその物語を想像してればだいたい満足できてしまうわけなのです。

で、そんな自分みたいな美術館初心者は、実際にどうやってこういう美術館というものを楽しんだらいいのか。

解説読んで満足してるような人間は、果たして美術館というものを「楽しめているのか」

そんな「初心者のための美術館の楽しみ方」みたいなものを、今回の企画展の担当学芸員の原さんから、大変参考になる話が聞けました。

「モノ」が語ってくれる「物、語り」

原さんに聞いた話の中で最も印象に残っていたのが「モノ」が語ってくれる「物語り」という考え方。

何百年も昔から、いろんな人達に受け継がれてきた「モノ」達。いろんな人達の間で受け継がれてきたということは、もうそれだけでそのモノには物語がある。

そんな「モノ」が「語る」物語というのを大事にして展示をするようにしている。

だから、徳川美術館では解説にモノの「造形」とか「芸術的な美しさ」みたいな説明は何も書いていない。

形なんて、そこにあるものを「見りゃわかる」

そうじゃなくて、その「モノ」を見て「モノ」が語る「物語」を楽しんでほしい。

また、それらのモノの見方は「3つ」だけ。

  • いい
  • わるい
  • どうでもいい

刀とか鎧兜、絵巻やら美術館にはいろんな種類のものがあるけど、基本的に自分が「いい」「わるい」「どうでもいい」って思う基準で、好きなものだけ見て楽しめれば十分。

今回の企画展でも200以上のモノを展示してるけど、別に全部知る必要なんてない。

その中で1個、自分がいいと思う、面白いと思うものがあったらそれでいい。

「へー、昔は瓦に金箔なんて貼ってたんだ」ってことを初めて知ったんなら、その初めて知ったことが楽しめればいい。

そもそも、プロの学芸員が「自分が興味を持って行った展示会」でも、1年経ったら見たものの1割しか覚えてられない。

そのくらい気楽に、1個「はじめて知る事」があったり「いい」と思えものがあったならば、それで十分「美術館に行った価値はある」

けっこうモノを見て「物語」を感じていたことに気がついた

この話は「聞いた話を俺なりに解釈したらこうだった」という感じで、正確に原さんが伝えたかったニュアンスとは違うのかもしれませんが、この話を聞いて当日に見たものを思い返してみると、けっこう「おもしろかった」ものがいっぱいあったんですよね。

安土城の瓦の破片に実際に金箔が貼られてたの見て「おーホントに安土城の瓦って金箔貼られてたのか。ていうか金箔貼られてたとかいうけど、俺が想像してたよりも地味なんだな」みたいなことを「面白い」と思ってました。

戦国時代に街に立てられた制札(立て看板みたいなもの)を見て「(昔の手紙とか全部そうだけど)こんなんどう考えても文字読めんやん。そもそも当時、街の人はどんだけこれ読めたんだろう」みたいなことも現物を見て考えたりもしていました。

安土城での「武田討伐祝いのご飯の再現」を見て「マジかこれどう考えても常人に食える量じゃないだろ」とか「結構鳥肉とかの肉類もけっこう食べたんだな」みたいなことを思ってたりとか。

天下人の城は全体で「城の物語」

ちなみに、今回の「天下人の城」という企画展には個々の「モノ」の物語だけでなく、全体でも大きな「城の物語」というやつが存在しております。

元々は「山城」だったお城が、信長が「権威の象徴」という政治的な役割を持たせたものに変えていき、秀吉の時代に「今のお城のイメージ」みたいなものが完成し、その後江戸時代の城へ、みたいな感じ。

ちなみに、今回の目玉的なものの1つとして、2017年に発見された「江戸始図」というものを元にした家康の時代に作られた「初代江戸城の再現図」なんてものもあったりします。

(江戸城は3度改築され、初代の城の記録はほとんどなかったらしい)

他にも(直接はお城の物語ではないけど)熱田神宮に奉納したことで呪いが収まったと言われる「目が潰れると言われる妖刀」を熱田神宮から借りてきて展示してます!みたいな話のタネになりそうな刀などもこの「天下人の城」の期間中特別に展示されてたりとか。

名古屋の観光バスだとすぐ前まで行ける

徳川美術館単品で遊びに行くのも良いですが、徳川美術館はわりと「名古屋城から近い」です。

そして、名古屋駅から出てる観光バス「メーグル」ってやつを使うと、名古屋城と徳川美術館を順番に回ってくれるし、その後もテレビ塔なんかにも行けたりします。

また、メーグル1日乗り放題で500円という1DAYパスもあるので、これを利用すれば「名古屋観光」としてもわりとアリなのかな、とも思います。

なごや観光ルートバスメーグル | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ
なごや観光ルートバス メーグル1DAYチケット | アクセス | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ
私の父も戦国時代とか好きなので、今度会った時にこの話を含めて徳川美術館をオススメしてみようと思ってます。

徳川美術館

住所:〒461-0023 愛知県名古屋市東区徳川町1017

Googleマップ

営業時間:10:00〜17:00

入館料:

大人1400円

高校生大学生700円

小・中学生500円

(提携大学の学生は無料で入館可能)

名古屋・徳川美術館へようこそ(公式ページ)
徳川美術館 – Wikipedia

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