北海道へフェリーで移動 車でフェリーに乗る手順や知っておくと便利なことなどのまとめ

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北海道へフェリーで移動 車でフェリーに乗る手順や知っておくと便利なことなどのまとめ

舞鶴-小樽間を走るフェリーに乗って、車で本州から北海道に移動しました。フェリー乗船時間は20時間という結構な長旅で、ウェブで簡単に見つけられる情報ではわからないこともいろいろあったので、それらをまとめてみたいと思います。

最終更新日:2017年9月4日

舞鶴-小樽間を走るフェリーに乗って、車で本州から北海道に移動しました。

利用したのは新日本海フェリーという会社のフェリー。

新日本海フェリー|舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。

フェリー乗船時間は20時間という結構な長旅で、ウェブで簡単に見つけられる情報ではわからないこともいろいろあったので、それらをまとめてみたいと思います。

車・バイクでの乗船は運転手のみ あとはフェリー乗り場から乗船

まず最初によくわからなかった「車でのフェリーの乗り方」

すっごいシンプルに手順をまとめるとこんな感じでした。

  • ウェブサイトからフェリーを予約
  • e乗船券をプリントアウトして持っていく
  • フェリー乗り場に着いたら案内の人が立ってた(1時間前までに到着)
  • 手続きの有無を聞かれ、手続き済みはそのまま「車待機列」に整列
  • ひたすら待つ(乗船時間近くになったら、運転手以外はフェリー乗り場へ)
  • 自分で運転してフェリーに乗り込む(ここでチケット確認)
  • 車両甲板から宿泊場所へ歩いて移動

フェリー料金の目安

とりあえずまずやるべきことはフェリーの予約。

新日本海フェリーのHPからフェリーは予約できます。

料金の目安は、大体「人間1人が1万円」「車1台&人間1人が合計3万円」

この標準セットは個室がない「寝床だけがある料金」で、ここに個室をつけると人間1人につき1万円追加、っていう感じです。

ここから部屋のグレードを上げていくと、1ランクごとに1万円アップで、スイートは1人で約5万円。

今回は、大人2人+未就学児(無料)の3人で個室を利用して、合計で片道約6万円でした。

乗用車での運送料金には「一番安い人間用プラン」がセットになっていてわかりにくかったんですが、一番安い「ツーリストA」との差額を支払うことで個室を利用することができました。

詳しい料金などはこちら。

舞鶴~小樽|航路・ダイヤ・運賃|舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。

フェリー乗り場へ移動 乗船まで

舞鶴から小樽へのフェリーは、出航時刻が23時50分。

新日本海フェリーは基本的に出航時刻の1時間前までにフェリー乗り場へ到着しておく必要があります。

カーナビに従いフェリー乗り場へは22時半頃に到着。

乗り場の駐車場らしきところに到着すると、入ってすぐのところに交通整備?っぽい人が立っていました。

そこで乗船手続きが終わってるかどうかを聞かれ、手続き済みであることを伝えると、フェリー待機場らしきところへ案内されました。

(e乗船券をプリントアウトしていない場合、フェリーターミナルで乗船手続きが必要です。また、乗船券は1人1枚必要で、各自それぞれ手で持っておく必要があります)

ここで、フェリー乗船時間まで車内で待機します。

しばらく待機していると、フェリーターミナルからアナウンスがあり、人の乗車時間、車の乗車時間、バイクの乗車時間が伝えられました。

車でフェリーに乗れるのは運転手だけで、残りの人はフェリーターミナルから歩いて乗船する必要があります(チケットが1人1枚必要なのは主にこういう理由)

今回はものすごく運悪く、フェリーに乗船できるのが予定よりも大きく遅れ、さらに乗船客も多かったみたいで、最終的に車でフェリーに乗り込み、部屋に着いたのは午前1時半くらいになりました。

人間の乗り込みは23時半くらいからでき他ので、子供と奥さんが先にフェリーに乗れた&子供はそのまま個室で眠れたのは不幸中の幸いでしたが、1人で車の中で3時間くらい待機してたのは、今回のフェリーの旅の中でも最も大変な時間でした。

(本来は、23時くらいから乗船できるものと思われます)

ちなみに、フェリー乗船時はこんな感じで坂道を登り、指示された空いてるスペースに車を止めます(右手側がバイクの駐車場。左手には、乗用車のほか、トレーラーやら陸上自衛隊の車も乗ってた)

一つ注意しないといけないのは、フェリーが出発したら車が停めてあるエリアに入ることができなくなるということ。忘れ物とかすると結構20時間大変です。フェリーチケットを車内に忘れると多分ものすごくめんどくさいので、それも気をつけないといけません。

ちなみに、乗船した船は「あかしあ」という船でした。

ステートB(1番安い個室)はこんな感じ

今回泊まったステートB(人間1人で約2万円)の和室は、布団2つにテーブルを並べるともはや全くスペースがないギリギリの状態。

四畳半よりも狭い畳3畳のお部屋と、洗面台に、荷物の収納スペースが畳1畳分くらい。寝る場所だけなら困らないけど、安定して確保できるのは寝る場所と荷物を置いておく押入れくらい、と考えておくと良いかと思います。

ただ、部屋から海が眺められるというのは想像以上に素晴らしく、フェリー乗船時に目覚めてしまった息子は「船のおうちたのしーーー!!!」とかって大興奮でした。(15分で再び寝たとのこと。その間も父はフェリーに乗れず車内で待機してた)

昼間には、この窓からこんな感じの素敵な海を眺めることができました。

海に出たら基本は圏外 電波つながるのは最初と最後の2〜3時間ずつ

また、基本的にフェリーでは携帯の電波は繋がらないものと考え、それを踏まえた20時間の旅の計画を立てておく必要があります。

最初と最後の2時間ずつくらいは陸が近いので電波が繋がりますが、それ以外は圧倒的圏外。

最近のスマホゲームって、ネット環境ないとできないものが多いので、それらを踏まえた「暇つぶし対策」を考えておく必要があります。

他にも、お金を使った時は必ずマネーフォワードに記録を残すようにしてるんですが、これも圏外だと入力ができません。

売店やレストランは営業時間が限られている

もう1つ注意しておきたいのが、船内施設の多くは利用できる時間が限られているということ。

お菓子やカップ麺、アルコールや飲み物が買える売店も、フェリー乗船直後の時間を過ぎると翌朝9時半まで空いてないし、お昼時やらおやつどきなども結構空いてない時間は多いです。(今回は、フェリー出航が遅れたため、出港後に30分程度売店を開けてくれていました)

一応売店の隣に自販機コーナーがあって、そこではちょっとした夜食っぽいもの、アイスクリーム、ソフトドリンクなども買えます。

ただ、アルコールはなぜかビール系だけ異様に充実しておきながら、他の種類は売ってないという仕様。(入港直前には自販機でのアルコールの販売も停止される)

また、レストランも朝昼夜それぞれで空いてる時間は1時間だけなので注意が必要です。

レストランがオープンするとか大浴場がもうすぐ閉まるよ、とかそういうことは船内のアナウンスで教えてくれますが、聞き逃してしまう可能性も十分にあるため、一通りの時間は把握しておいた方が便利ではないかと思います。

大浴場・自販機・ゲームコーナー・展望デッキ・キッズスペースなど

ゲームコーナーはこんな感じの、よくある鄙びた温泉のゲームコーナーみたいなやつです。

モグラ叩きとかエアホーッケーなんかもありましたが、総じてものすごーく古いやつが100円で遊べる、っていう感じのもの。

自動販売機は、変に高い値段ということはなく、街中の自販機と同じ値段で飲み物などが売られています(売店も同様に「普通の値段」)

また、個室が並ぶ5甲板(5階のことをそうやって呼ぶみたい)の奥の方には「船首を眺められるラウンジ」

4甲板には狭いながらも、キッズスペースもありました。

今回は、同じ船に乗ってた子連れ家族は我が家含めて4家族か5家族。20時間もいると結構顔も覚えてくるもので、終盤は子供達同士でめっちゃ仲良く遊んでくれました。

また、お風呂も「揺れる船の上で、海を眺めながらのお風呂」という結構楽しい環境で、お風呂自体は極めて平凡なんですが、かなり満足度が高かったです。(楽しくて2回お風呂に入った)

温度50度程度のミストサウナもついていて、ここも「何もない」んですが「揺れが楽しい」サウナ。

お風呂も十分に良いものでしたが、個人的に一番良い感じだったのは、食堂、カフェエリアの先にある「展望デッキ」と呼ばれる海が眺められるエリア。

椅子やテーブルが並んでるエリアから、海風を感じながら地平線を眺めることができます。

島が見えてくると、写真を撮ろうと結構な人が集まってきたりもします(船内アナウンスでちょいちょいそういうことも教えてくれる)

日が沈む時間は、結構な人が集まりました。

暇を持て余さないためのイベントもそれなりに充実

また、食事やお風呂、売店などの他にも、それなりに「暇つぶしのためのイベント」がいくつか用意されていました。

朝の10時半からはカフェでビンゴ大会が行われ、勝者は食堂の金券や、カフェのソフトドリンク交換券などがもらえるイベント。

15時半からはミュージシャンの生演奏(ギタレレ、という小さいギターみたいな楽器を使ってた。押尾コータロー的なギター1本でのテクニカルな演奏だった。もっと聞きたかったけど、息子が2曲で飽きて断念)

他にも、船内各地にクイズが書かれてて、その正解を紙に書いて投票。全問正解者から抽選で商品が当たるイベントや、1日2回、会議室的なところで上映される映画の時間があったり、1時間100円で、囲碁やら将棋盤の貸し出し、みたいなのもあるみたいでした。

20時間フェリーに乗るってアホみたいに暇なんじゃないかと心配でしたが、船内探検、食事、海を見る、お風呂、ビンゴ大会、日没見物、などと結構色々と「やること」はあって、想像以上に楽しく過ごせました。

携帯の電波が繋がらないおかげで、むしろ昔ながらの充実した時間を過ごせたような感じがします。

レストランとカフェについて

船内のレストランは、学食なんかでよくありそうな「好きなやつをトレーに乗せて最後に会計」というスタイル。

メニューはこんな感じで、朝も昼も夜もだいたい1000円程度の目安。(ご飯200円、おかずっぽいものが300-500円、ラーメン750円など)

お昼に食べたエビ味噌ラーメン750円はこんな感じ。これは結構美味しかったです。

300円くらいでセットにできる「ミニホエー豚丼」

これはまぁなんというか見た目通りのお察しなものでした。

プロっぽい人たちは基本的に食堂を利用せず、売店でカップ麺を買って、給湯室でお湯を入れ、船内に複数ある椅子と机がある休憩スペースで食べてたりしてました。

食堂の味は、まぁなんというかいたって普通の、イメージ的には「スキー場内の食堂で出てきそうな感じのご飯」

レストランとカフェの他にも「ちょっと高級なランチとディナーを提供するお店」(コース料理2000-3000円程度から)もあったんですが、北海道でこれから色々食べ物満喫する予定なのにそれはいらんよな、と思って利用しませんでした。

また、レストランに喫煙エリアが存在しており、さらに喫煙エリアの一部が壁で仕切られているだけで普通に煙が流れてくる環境だったというのはこの時代にどうなのよ、とは思いました。(船内のその他喫煙スペースはきちんとしていた)

船の揺れは「部屋で寝てると気になる」が歩いてたらなんとも思わない

また、私自身がこの大きさのフェリーに長時間乗るというのは人生初めての体験で「船酔い」というものに少しビビってたりもしたんですが、今回で言えば「揺れてるのがわかることは多いけどどうってことない」程度。

壁に囲まれた個室なんかにいると、飛行機に乗ってる時と同じくらいの感じの「揺れ」を感じますが、立って歩いてるぶんには「なんとなーくフラフラするけどよくわからん」程度。

海が荒れてたりするとそんなこと言ってられない危険なことになったりもするみたい(2年ほど前に奥さんが嘔吐しまくりの船酔い経験済み)ですが、海が荒れたりしてなければどうってことないのかな、って感じでした。

お風呂に入ってる時に浴槽の水がゆらゆらしてて、そんな風呂にゆらゆら浸かってる体験はなかなかに面白いものでした。

下船は一瞬で完了した

出発は2時間近く遅くなったフェリーでしたが、小樽の港に着いたのは予定の1時間遅れくらいの時間。

21時45分到着予定とか言ってるけど、どうせフェリーから車を出せるようになるまでまた1時間くらいかかるんでしょ、なんて思ってたんですが、それは大いなる勘違いで、フェリーからの下船は本当に一瞬で完了しました。

20時45分頃に「到着は21時45分頃で、平時より混雑しているので、早めに準備してください」みたいなアナウンス。

続けて、21時25分くらいに「車の人はもう車に乗り込んでください」とアナウンス。

ゆっくり落ち着いて21時35分くらいに車に向かったら、すでに船は港に着いていて、周りの車はフェリーからすでに降りており、21時40分には私たちもフェリーを降りることができました。

ただ、今回の場合、私たちは「乗るのが一番最後の方だったから一番最初の方に降りられた」って感じもしているので、これに関しては帰りのフェリーで新しいことがわかれば補足したいと思います。

20時間が苦にならない楽しい旅だった

今回のフェリーの旅の感想を一言でまとめると「20時間はめっちゃ長いと思ってたけどなんの問題もなく楽しめた」という感じ。

一番最初のフェリー乗船の待ち時間こそ修行のような辛さはありましたが、以降はビール飲んで寝て、朝起きて海を見て風呂入って、飯食って風呂入って昼寝して、日没を眺めてたら到着、みたいな。

携帯の電波がないことで、強制的に「いろんなことができない」おかげで、現代では難しい「のんびりした生活」ができたのはなかなかに貴重なもので、ある意味でものすごく贅沢な時間の使い方だなとも思いました。

何よりも、息子がフェリーをものすごく気に入ってくれて、船内で同世代の子供たちとたっぷり遊ぶこともできたのは大変嬉しいものでした。(3日経った今でも「お船のおうち楽しかったねー」って言ってる)

丸っと1日狭い船内にいると、子連れファミリー同士は結構顔見知りにもなるものだなぁってのを実感したり、子供のこの「誰とでも遊べる力ってすげぇなぁ」って感心したり。

何度もできるような体験ではないからこそ、この「何もしないでのんびりしてる」って体験は実に贅沢な時間。

北海道行くのとか、飛行機以外の選択肢を考えたこともありませんでしたが、フェリーなら自分の車を運べるし、これはこれで北海道へ行く場合の選択肢の一つとして大いに「アリ」だな、と思いました。

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