38年間生きてきて、クルマは「持ってた」けど「興味なかった」 荷物積んで移動ができればそれで十分。 そんな自分が新車を買うとかって、人生の選択肢としてあり得ないものだったんですが、なんかいろいろ世界観が変わり、新車を購入してしまった自分がおりました。 その辺の話をまとめます。 ## 10万キロオーバーの8年落ちのクルマに乗っていた ![](img/goryugo.com/wp-content/uploads/2018/05/Image-2018-05-27-21-42.jpeg) 自分が住んでるエリアは、日本の田舎で典型の、クルマがないと生活が不便すぎてやってられない地域。 一人暮らしでコンビニの近くに住んで、あとはネットでなんとかする、とかなら生活はなんとかなるんですが、近所の人の車の所持率およそ200%(お父さんお母さんがそれぞれクルマ所有)というエリアです。 「クルマには別に興味はないし必要以上にお金かける気はない」って感じだったんですが、ないと困るのは確かで、しょうがないから必要に応じて安いやつを買うって感じで生活してました。 乗ってたクルマは、8年落ちで走行距離約11万km、車検込みで約30万円で購入したトヨタのシエンタ。(子供が生まれるとわかってスライドドア搭載のクルマを探した) そんなクルマも4年乗り、クルマ購入後に生まれた息子も今や3歳。 息子はもう幼稚園に行くようになり、平日に余裕ができたおかげで、逆に土日にクルマに乗ってお出かけをすることが多くなりました。 そろそろ12年目の車検がせまり「別にまだ今のクルマは乗れるけど、車検を通すべきなのかクルマを乗り換えるべきなのか」とか考えてたときに偶然?に出会ったのがこの記事。 https://moognyk.hateblo.jp/entry/2018/03/06/143000 クルマという自分にとって異世界の分野で、こんだけ面白くてわかりやすいブログ書いてくれてる人が居たってのが衝撃だったんですが、同時に「ACC」などと呼ばれる、前のクルマに自動追従してくれる機能が、現代のクルマは結構当たり前に搭載されているということが非常に大きな衝撃でした。 自動追従機能は、メーカー毎に様々な呼び名がつけられていますが、一般的には「ACC」というのが一番意味が通じやすいみたいです。 [メーカー別 ACCのサービス名称一覧まとめ|選ぼう使おうACC](http://jaf-acc.jp/appellation/) ## 自動追従機能って天才じゃね? クルマの免許を取って20年以上経過していますが(免許取り立ての特殊な時期を除き)クルマの運転を楽しいと思ったことは特にありません。 [[ニセコ 夏の30日間ロングステイ かかった費用 やったことまとめ|ニセコで30日間暮らしてたとき]]は一瞬クルマの運転楽しいかも、と思ったりもしましたが、基本的にクルマの運転は怖いし疲れるし全然楽しくない。 前車との車間距離が詰まるとすぐにぶつかりそうで怖くて、(たぶん)世間一般と比較してだいぶ早いタイミングで減速して、だいぶ広い車間距離で運転してます。 自分の運転技術はたぶん普通に平均以下だと思うんで、最近のGoogleとかTeslaとかUberとか、いろんなところの「自動運転の実験」みたいなニュースを見る度に、早く自動運転が世の中に普及してほしいなぁ。運転めっちゃ楽になるのになぁって思ってました。 そんな時に知った自動追従機能。 これを使うと、**前にクルマがいれば一定の車間距離をあけて前車について行き、いなくなれば設定速度までスピードを上げる**ということを普通にやってくれるらしい。 もちろん走ってる途中に前の車を認識すれば、ちゃんとぶつからないようにスピード調整してついて行ってくれる。 あれ、なんていうかもうこれ半分自動運転って言ってもいいくらい便利なやつなんじゃない? 前のクルマにぶつかりそうで怖いのは、最新のクルマを手に入れればクルマが自動でなんとかしてくれるんじゃない? しかもこれが、一般人が買えるクルマに普通にもう搭載されてるとかすごいやん! ## スバルのアイサイトが超優秀らしい そんなわけで、このACCという機能をキーワードにいろんなクルマを調べてみると、どうもこの手の運転支援系の機能はスバルの車に搭載されてるアイサイトというのが国産車の中では圧倒的に優秀らしい。 渋滞時などでも自分で一切アクセルやブレーキを操作する必要なし。 完全停止からの再スタートの時だけ「ボタンを触るorアクセルちょい踏み」は必要だけど、あとはもうアクセルワークは「自動」 他のメーカーでは「自動追従機能はあるけど30km以下では動作しないよ」みたいなのも結構あるんだけど、スバルで現在販売されてる車ならどれ選んでも全部自動追従機能がついてくる。 あー、これはすごい試してみたいわ。期待通りの性能なら、もうめっちゃ未来やん。クルマとか興味なくて全然知らなかったけど、もう十分すごいことになっとるやん現代。 そもそも当初は「古い車乗り継ぐ」か「もうちょっと新しいクルマを買う」くらいしか選択肢はなかったんですが、この手のレビューやら動画やら色々みているうちに、「アイサイト付きの新車を買う」というのも選択肢としては十分アリなものになってしまったのです。 ## 新車を買った理由 というか、アイサイトのことを詳しく調べてたら、もう自分の中で「問題なければ新車買う」くらいの気分になってしまい、スバルのお店でクルマも試乗させてもらって、自動追従機能なども試させてもらいました。 一言で言って超便利。すごい。 ブレーキングとか、俺より丁寧でスムーズ。 予想通りというか予想以上というか、イマドキのクルマこんなに便利になったのか、これは欲しいわ、買いだわ、と感動。 あとはもうこのクルマ買うための理由探し。(自分を納得させる用) 新しいクルマは衝突軽減ブレーキなど含め、安全度が圧倒的に高まる。 さらに、運転支援機能(自動追従など)のおかげでクルマの運転は楽になる。 安全+楽チンになることで、クルマの運転の抵抗感が薄れ、クルマでのお出かけが今までよりもやりやすくなる。 特にこれから10年くらい?が多分一番子供と一緒に遊べる時期で、一緒にお出かけしてくれるのもその時期だけで、その期間こそが「便利なクルマ」に乗る価値がある時期なのではないかと。 営業マンとかがセールストークで使いそうなありふれた理由なんですが、でもやっぱこれが一番自分が納得できる理由だったような気がします。 あとは、もう少しテクノロジーへの興味みたいなところで言うと、多分これから10年くらいは自動車がめちゃめちゃ大きく変わっていく時期で、その時期にしか体験できない「自動運転の先駆け」みたいなものを今のうちに体験しておくのも悪くないんじゃないだろうか、ってのもあったりします。 新車は乗った瞬間に3割価値が下がるみたいな話も聞きますが、コスパばかり気にしてても幸福度が高い人生は送れない。 自分が興味持った、良いと思ったものにお金を使ってこそ人生は価値あるものになるのではないか。 お金の力で楽になる、快適になる、便利になるという行為こそが、お金を使うべき理由で、それがそもそものお金の価値なのではないか。 そんなことを後付けで色々考えたりしていたら、クルマが届きました。 ![](img/goryugo.com/wp-content/uploads/2018/05/DSC02806-2.jpg) トミカ大好きで、多分クルマとか電車とか乗り物系が大好きな息子は、父の想像を大きく超えるレベルで嬉しいみたいで、幼稚園から帰ってきて毎日クルマの中を色々チェックして大喜びしてくれてます。 最終的に@iamadog\_okpさんと同じSUBARU XVを選んだ、ってところにも、この記事の影響の大きさを感じます。(最初は安いからホンダのクルマ考えてた) https://moognyk.hateblo.jp/entry/2018/03/10/190000 1週間ほど色々試してみたら、また詳しくクルマのことは書いてみたいと思います。