KeyRemap4MacBookっていう、自分的にはもう欠かせないソフトの設定などを書こうかと思ったんだけど、割とこのあたりの事も知られていないのではないかと思い出しました。 Macのソフトでは大抵、文字入力中にいわゆる「emacs風」のキーボードショートカットが使えます。 (多分、Cocoaで書かれたアプリのみ) Windows使ってた頃なんかはHome、Endキーだとか、それにFnキーを併用したりしてテキストの先頭、最後尾、行頭、行末などに移動していました。これはキーボーダーとしてけしからんことでして、ホームポジションから指は出来る限り動いてはならんのです。 そこからemacsを覚えたりViに乗り換えたり色々ありましたが、これだけ覚えておくと便利だよというキーボードショートカットです。Emacs使ってる人なら覚えるまでも無いことです。 以下、コントロールキーを押しながら何かのキーを押すことを C- と表現します。 C-a 行頭へ移動。アルファベットの最初なのでそういうことなのでしょう。 C-e 行末へ移動。"End"の頭文字 C-f 一文字進む。"Foward" C-b 一文字戻る。"Back" C-n 一行下へ。"Next" C-p 一行上へ。"Previous" C-h カーソル前方位置文字削除。何の略かわかりません。 C-d Winでいう"Delete"。カーソル前方文字を削除。 C-k カーソル移行の文字を行末まで切り取り。Emacsの"Kill"から。Macでは標準のクリップボードに入らない。 C-y "C-k"で切り取った文字をペースト。Emacs"Yank"より。標準のクリップボードとは別動作の模様。うまく使い分けるとちょっとしたところで快適。 あと、別にあんまり使わないかもな、ってものに C-l , C-tとかあります。実は今使えるかどうか試して使えるのを確認した程度で、いらない子。(そういうとこまで使いたいならEmacsとかViとか覚えた方が断然便利です) そして本題のKeyRemap4MacBook。 #### KeyRemap4MacBook ダウンロード [http://pqrs.org/macosx/keyremap4macbook/index.html.ja](http://pqrs.org/macosx/keyremap4macbook/index.html.ja) KeyRemap4MacBook、ギーク気分を味わうには欠かせないソフトです。使わないと勿体無い。 現在使っているのは以下の4機能ですが、上記ショートカットが使えない場所でそれらを使えるようにしたり、VMWare上、Finder上のみキー設定を変更したり、はてはキーボードマッピングをまるごと入れ替えてしまったりすることも出来ます。 これらは、いくつか設定を作っておいて容易に変更することも可能。 ##### 英字キーボードでの日本語OnOff ![[fed972071107f46d4b1db9644c02095b_MD5.png|"f:id:goryugo:20100128012157p:image"]]00128012157) 英字キーボード使ってるとブチ当たる問題です。なんとなくかっこよさげな英字キーボードを買ってしまったgoryugoのような人向けでもあります。英字キーボードで面倒な、IMEのOnOffを簡単に出来ます。 現在は、左コマンドキー「のみ」を押したときにIME OFF、右コマンドキー「のみ」を押したときにIME ONにしています。 神憑った便利機能。 ##### 右コマンド+qweasdzxcでのSpaces移動 MacOSを崇拝する理由の一つであるSpacesを快適にする機能。 3x3のスペースであることが前提で、右コマンドキーを押しながら QWE ASD ZXC という、まさにキー配列通りのSpaceに一発で移動可能。数字は直感的にわかりにくいです。 ![[250633ffbdf4c41a703f7c673a7c7006_MD5.png|"f:id:goryugo:20100128012158p:image"]] これ、ちょっと設定がわかりにくくて、環境設定のSpaces設定から、コマンドコントロールオプションシフト+数字にしておく必要有りです。 環境設定 特定のスペースへの切り替えにてカーソル合わせてるときに、以上四つのキーを全部押す押してやるとおk。 #### スペースを押しながらキー入力をするとSHIFTキーとして動作する。 スペースキー単独で押したときはあくまでもスペースキー。ShiftキーとかControlキーとか、左手小指が痛くなってEmacsやめた人だとか、SKK使ってて小指が死にそうな人にもオススメです。自分はコントロールキー押しすぎでEmacsをやめてViにしました。 以上4機能、たったこれだけですが、書きながら改めて、全ての機能を無意識のレベルで使ってるなぁと感じました。 キーボード生活を快適に過ごしたい方には必須アイテムかと思います。