Evernote本2冊同時出版記念!!
ということで下記2冊、先程読み終えました。

- 作者: コグレマサト,いしたにまさき,できるシリーズ編集部
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 247回
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これらの感想とかはまた後ほど書ければと考えております。
2冊読んで思ったのが、「取り敢えず使い始めてみたけど、結局何に使えばいいのかよくわからん」となってしまう可能性があるのではないかなぁと。「こんな風に使ったらいいよ」っていうアイデアやら実例やらは「Evernoteハンドブック」にたくさん書いてあって、これがまた素晴らしい内容なのですが、やはりどちらかというとある程度使ってる人向け。
ということで、「ノートブックゼロ」からはじめる、こんな風にEvernote使ってみたらという提案です。これを実践することで、少なくともワタクシgoryugoには効果が有りましたので、きっと、誰か一人くらいは有効な使い方として活用できるのではないかと思います。
とりあえず「ノートブック」を二つ作る
作るノートは、未整理のものを置いておく「Inbox」とタグ付けでの整理が完了した「Archive」。名前に特に意味はない。デフォルトのノートブックはInboxに設定しておく。一番上に来た方が便利なので、「.Inbox(先頭にドット」などとしておいた方がいいかもしれない。
全てのノートに思いつく限りのタグをつける
タグの整理、表記の違い、スペル間違いなどはとにかく考えなくていい。タグに大文字アルファベットなどを入れると、自動補完などが大文字で入ってしまったりして鬱陶しい(Mac版だけだったかも)ので、アルファベットを入れるときは全て小文字にする。日本語でのタグ入力は補完が不便だったりもするのであまり使わないようにする。この辺りはお好みで。
実は「思いつく限り」タグを付けるというのが、中々難しい。
たとえばこの記事をタグ付けでのするならどうするだろう?
「evernote」「idea」「howto」「試してみる」くらいだろうか?
難しいので、とりあえず付けておくタグはこの程度でいい。タグ付けは何度でも行う機会がある。
タグを付けたら「Archive」ノートブックに移動
Archiveノートブックに移動した = タグ付けによって多少整理されたノート
以降は、定期的にノート、タグを見返すようにする。
付けたタグ、作ったノートを時々見て、整理
自分の中ではGTDでいう「週次レビュー」で全てのタグを週に一回見返している。
その際に、目についたノートに更にタグの追加が出来そうならばタグも追加しておく。ノートが増えれば増えるほど見返すのが大変になるので、「完璧」を求めず、「それなりに」整理しておけば十分。
過去に自分が付けたタグはかなりカオス。「試してみる」ってタグがありながら「やってみる」っていうタグも存在しているかもしれない。「ライフハック」ってタグと「lifehack」、さらには「lifehacks」なんてタグが存在しているかもしれない。これらは一つのタグにまとめてしまえばいいだろう。
整理しつつタグに親子関係を作る
気がついたら同じタグを付けたノートがたくさんできてくるかもしれない。
気がついたら似たようなジャンルで一括りに出来そうなタグが増えてくるかもしれない。
例:「本」「小説」「ビジネス書」「マンガ」「雑誌」 これらは「本」タグの仲間ぽい
「愛知」「名古屋」「東京」「中区」 これらは全部「場所」を示すタグっぽい
「ラーメン」「イタリアン」「パスタ」「居酒屋」 これらは「食べ物」っぽい
これらのタグは「親子関係」を作ることでまとめてしまう。(「子」になるタグを「親」になるタグにドラッグ)
これによって閲覧性が上がる。「親タグ」には先頭に.(ドット)などを付けておくと、一番上に来て便利。
整理してると自分が気になるテーマが見えてくる
かもしれない。
「Archive」ノートブックに100くらいノートが溜まって、ざっと眺めるのが面倒になったころにはきっと何かが起こる。
「Archive」ノートが増えてきて、不便を感じた頃が、新たなノートブックを作るタイミング
無理してノートブックを増やそうとする必要はない。タグだとかノートを見返している時に「ノートブック」にしたいものはそのうち出てくる。
例えば、クレジットカードの明細を、一つのノートブックとして独立させた。残してはおきたいが、定期的に見返したりする必要はないもので、他と混ざると邪魔だった。
例えば、気になったiPhoneアプリのノートが50以上溜まっていたので、一つのノートブックとして独立させた。いつのまにかiPhoneが気になってしょうがない状態になっていたらしい。
例えば、ブログを書くときに便利な定型文、よく使うURLリンクなどはさっと取り出したいので、一つのノートブックとして独立させた。
基本にして最大の問題「何をEvernoteに入れておくか」
実はここが一番難しいのではないかと考えている。とにかく気になったら何でもEvernoteに入れる。悩んだら、入れておく。
何を入れておくかに関しては、エバーノートハンドブックにのっていた、Evernote CEO Phil Libin 氏の言葉がもの凄く参考になる。
エバーノートハンドブック P2
運の良いことに、Evernote が便利であるにはそれが完璧である必要はありません。私自身、 毎日 Evernote をすべての記録につかっています。私は Evernote の中で暮らしているの です。仕事の文書、ウェブのクリッピング、名刺、レシピ、写真、音声ノート、会計、レシート、 買い物リストなどがすべて入っています。 車をどこに駐車したかを記憶するのにも使いますし、良いワインと美味しい食べ物を憶えて おくためにも使います。ToDo を記憶するのにもつかいますし、Evernote のユーザーレポートも、 それを生成するために端末に打ち込まないといけない SQL クエリーも Evernote のなかに入っています。
前回日本に行ったときには、一週間のあいだ食べたものをすべて記録するのにも使いました (http://www.evernote.com/pub/ chef/thethingsiate)。
目指すところはこの辺り。特に重要だと考えているのが自分自身の記録。ぶっちゃけて言えばウェブのクリッピングなんかはあとでググれば何とかなるかもしれない(ウェブクリップもEvernoteに保存しておく価値は十分あると思っている。ウェブクリップは「興味」の記録だと考えている)。しかし「ライフログ」は絶対に自分でしか作れない情報。「ライフログ」については今現在かなり興味ある分野で、これについてはEvernoteが今現在考えられる最強のツール。
「ライフログ」に関しては↓を買ったので、これを読みながらまた考える。

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ゴードンベル,ジムゲメル,Gordon Bell,Jim Gemmell,飯泉恵美子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 53回
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とにかく長々となってしまいましたが、自分の使い方を一言で言うならば
思いつく限りのものをEvernoteに入れておいて、定期的に中身を整頓する
ということ。整頓していく中で、段々と自分の脳味噌とEvernoteが整理され、色々な発見などがあって楽しいです。
GTDでいう「頭がスッキリする状態」に似た感じの、脳味噌が整理されたスッキリ感が出てくるようになりました。
【参考】
Evernoteハンドブック

- 作者: コグレマサト,いしたにまさき,できるシリーズ編集部
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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