前回の完璧なEvernoteなど存在しないの続き。
改めて前回の記事を読み返してみたところ、タグ一つ一つについては、一部のもの以外は特に説明する必要もないと思いますので、詳細は割愛。なお、Evernoteでは「タグの階層化」ができるので(親タグ、小タグ、孫タグ、もっと)階層を作って管理しておいた方が便利なのは間違いありません。
ほとんど全部のEvernoteノートブックとタグ(再掲)
ポイントは、ノートとタグでの横断検索
一部のノートブックを除いて、ノートブックに「ジャンル」に該当するようなものは作っていません。ジャンルはタグで管理します。ノートブックの役割は「状態」。
Note「いつか」 tag「店」であればいつか行きたい店のリストだったり、Note「Wait」 tag「映画」であれば、公開待ちの映画、Note:「次にやる」 tag「本」であれば、読もうと思っている本だったりと、そういった形でアタマの整理ができるようになっています。
ある物事について、「状態」は頻繁に変化しますが、「ジャンル」は基本的に変化しません。Evernoteでのノートブックの移動は楽ですが、タグの付け直しは面倒なのでこういった方法を用いています。
現在進行形のGTD風Evernoteはそういった使い方。
重要度が高いものは単独ノート
これは趣味に使うような役割。実はうまいこと使えている感じがあまりしていません。自分が好きな、ある特定の分野に関する情報をとにかく放り込んでおくもの。学校で使っていたような、授業の科目毎のノートに近いイメージ。授業のノートとか真面目に取ったりしてなかったせいで、うまいこと使えていない感じがしているのかもしれません。
料理とかが好きな人なんかは、とにかくレシピを放り込んでおいて、タグで「素材別」「和風洋風」など色々なタグを付けておくことでデジタルのメリットを生かした、多面的な検索ができる素晴らしいノートになるのではないかと思います。
機会は少ないがある時必要に成り得るものも単独ノート
請求書、ID、すぐ見たい、チェックリストなどのノートはそういった役割。(ちなみに、今チェックリストノートを見返して、新たに「意識する」ノートを作りました。ちょっと役割が違うものが混ざってた。「意識する」ノートは、立派な人になるためにちょくちょく見返す)
ノートは捨てない
Evernoteには厳選した情報しか入れない、という意見なども見かけますが、自分の考え方はこれとは対極です。くだらないことでもいいからノートに入れるし、くだらないと思ってもノートは捨てません。どんなくだらないことでも、それは自分が行った行動だし、自分が何かを感じたものです。「自分が思ったこと」はGoogle様でも検索出来ないことです。Googleに出来ることはGoogleに任せておけばいい。Googleに出来ないことこそEvernoteに入れておくべき情報です。デジタルの情報を保存しておくことは現在でも限りなく無料に近いものです。さらに将来、これはもっともっと無料に近づいていきます。世界大戦で人類ほとんど死滅、とかが無い限りこれは間違いないことです。
ちなみに、気になったURLもひたすらEvernoteに突っ込んでいますが、これは「自分が興味をもったもの」という情報。Google側にもある程度情報は残りますが(ウェブ履歴など)、情報の一元化が可能なことや、内容の編集、感想なども容易に追加できるという理由から。
数年後にはとても恥ずかしい情報が大量にEvernoteに溜まってたりするかもしれませんが、それも当時の自分であったと苦笑いしながら受け止めます。(このブログにも、はてなダイアリー以前に使っていた、今となっては恥ずかしい記事なども全部インポートしました)
結局、Evernoteが提案してる通りのことを目指す
Evernoteのトップページには「全てを記憶する(Remember Everything)」と書いてあります。Evernoteは「第二の脳」だとも。
そういった目的で使うときに、最大限の力が発揮出来るのがEvernoteなんだと思います。また、現在の自分の興味はEvernoteと同じく「全てを記憶し、整理する」ということ。
「脳トレ」ブームの時代に「昨日の夕飯、思い出せますか?」なんてのが流行りましたよね。昨日の夕飯は思い出せるかもしれません。では、ちょうど一年前の今日の夕飯は?
こんなの、どんなに「脳年齢」が若くても無理でしょ。特殊な人を除いて。
別に、一年前の夕飯が思い出せても大していいことは無いかもしれません。(ライフログのすすめでは、これらあらゆるデータが全て自動で蓄積出来るようになり、それらの蓄積も価値ある情報になりうる、と言っていますが現在のテクノロジーではまだ難しそう)
しかし、古くからの友達などに会ったときに、楽しかった共通の思い出を全部思い出せる自信がありません。前回いつ会ったかすら思い出せない事だってあります。
ネットがどんなに進歩したって、そこには「人」がいて、「人」のコミュニケーションをより快適に、楽しくするためにインターネットはあるものだと思います。
そういった思い出を忘れてしまう、思い出せなくなってしまう、というのはなんだか寂しいことだと思うのです。
影響でかすぎた2冊
↓前半やたら小難しく感じたんだけど、Evernoteに興味持ったらなんとしても読むべき。
↓脳味噌すっきりさせたいなら読んどけ
参考
最近はPosterousで雑記的なものも更新始めました。毎日更新目標。