ちょっと本気でEvernoteの使い方を掘り下げてみる -第五回 なんでタグ付けするのか考えた –

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実は今、Evernoteでタグをあんまり使ってないんです。というか「タグ」というものに対する意識がすごく低い状態です。

タグって自分はどういう風に使っているんだろうなぁって結構長い期間考えたりしてたのですが、ここの所付けているタグは「特定のタグを付けしておくべきだと容易に判断でき、かつ重要なノート」だけ。あとは検索で事足りてしまっていて、だんだんタグ付けに対する自分の中での重要度が下がってきてしまっているのです。

なお、前回記事
Evernoteで最近参考になった記事まとめ | goryugo, addicted to Evernote
で、とりあえずタグは付けまくったらいいのでないか、っていうことを言っていますが、Evernoteに何を残しておきたいかよくわからない時にはこの方法は重要だと今でも思っています。

たくさんタグをつけてみて、タグをつけておくのが段々めんどくさくなって、何をEvernoteに残しておきたいのか、そういうのがなんとなく見えてきてから考えた、あくまでも現段階での私の結論だということで読んでいただければ幸いです。

前提1 役割を果たして、現段階でどうでもいいノートがたくさんある

私がつくっているノートの中には、いわゆるGTD的な、あとでこれやりたいわい、だとか、これ買っておかねば無くなるわい、だとか、ひょっとしたらブログネタになるかもしれないんじゃないのこれ、なんていうメモ帳的なノートがたくさんあります。

これらのノートは、役割を果たした場合には当然「不要」です。現段階では。

こういうノートに毎回「買い物ログ」とか「ブログアイデア」とかそういったタグを付けるのはいちいち面倒でしょうがないのです。

前提2 特定のフォーマットに倣って、自動で追加されるノートがある

たとえば私の場合、Twitterのログをtwtr2srcというサービスを使って自動でEvernoteに送っていたり、@matubiz 神スクリプトを使ってはてブした記事全文を自動でEvernoteに流していたり、クレジットカード請求書、iTunes購入履歴のメールをEvernoteに転送していたりしています。

これらにもいちいちタグを付けておくのが面倒。(一部自動でタグ付けしているものもあります)

そもそもなんでタグ付けるんだろう?

そもそも自分はめんどくさがりです。

でも、めんどくさがりの癖に傲慢で欲張りなので、出来るだけたくさんの自分データをEvernoteに入れておきたいと思っています。そのためにそれなりの工夫をしたりして、出来るだけたくさんの情報を、ある程度自動的にEvernoteに流しこむことは出来るようになりました。(ちょっと本気でEvernoteの使い方を掘り下げてみる -第三回 出来るだけ自動でEvernoteに取り込む – | goryugo, addicted to Evernote

タグ付けするという行為それ自体にも面倒がたくさんあるので、タグの先頭に数字をつけて楽にしようとしてみたりもしました。(ちょっと本気で Evernoteの使い方を掘り下げてみる -番外編 kazugimiと話したことまとめ- | goryugo, addicted to Evernote

それなりにたくさんデータを詰め込めるようになって、それなりにタグ付けは楽にはなっていますが、やっぱりいちいちタグ付けするのメンドクサイ

ていうかなんのために俺はタグを付けるんだ?

ようやく思いがそこに至りました。

今めんどいのか後でめんどいのか

今めんどいけど、タグを付けておくと後から探すときに便利になるかもしれない。

タグを付けておかないと、後から探すのが大変でめんどいかもしれない。

この鬩ぎ合いです。

同じように残しておきたいと思ったものでも、すごーく大事で、何度も読み返す可能性がありそうな、何がなんでも残しておきたいもの、極稀に見返す可能性があるんだけど、普段は全く必要ないもの、見るかどうかすらわかんないけど、まぁとりあえず取っておくか、というものだったりと「重み」が違います。

そして、大半はとりあえず取っておくか、という「軽い」ものばかりです。

こんな奴らにいちいちオレ様がタグを付けておいてやるなんて事をする必要があるんだろうか?
だって今めんどいの嫌だもん。後から見るかどうかわからん奴らに手間隙かけるなんてやってられるかい。大体タグを付けておいたって見つかんないときはどっちにしても見つからんのだよ。タグ付け忘れてるかもしれないじゃん。

こういう理由で、最近は多くのノートはタグ付けなんでしないままそのままアーカイブへと流れていくようになりました。

検索が、だいぶまともになってきた

たとえば昔は、自動で流しているTwitterのログに、いちいち「Twitter」みたいなタグを付けてやるという、今思えば涙が出るような努力を行っていました。

ですがこのノート、全てのノートに「Powered by twtr2src.」 というテキストが自動で挿入されています。後で見るかどうかはさておいて、これら一覧を見返したくなったんなら検索すりゃいいんです。

同じように、クレジットカード請求書には定型のタイトルが付いていたり、自動で流しているWeb全文クリップなども定型の文章が挿入されています。

だったらこれらのタグをいちいち手動で付けてやるよりも「保存された検索」でも作っておけば十分。

どうしてもタグを付けたいなら、検索したあとドラッグ&ドロップで一気にタグを付けてやったほうが手間が省けます。こんなことを数ヶ月に一回でもやってやればおkです。

そして、残りの規則性のないものは、諦めてタグを手動で付けるか、そもそもタグを付けない。あとは検索で見つかることを祈る。本当に大事なモノは、なんとかして見つかるように工夫をするしかない。記録さえしておけば、理論的には全てのノートを見つけることは可能なのですから。

結論:あんまり整理しないし、あんまりタグも頑張らない

継続のためには出来るだけ面倒を省かなくてはなりません。

「第二の脳」としてEvernoteを使おうと思った場合には、出来るだけたくさんの事をEvernoteに預けておく必要があると思っています。整理整頓などという高尚な行為は、あらゆる出来事をEvernoteに入れておくことが出来るようになってから考えることです。

整理整頓が目的になったら本末転倒なのは言うまでもなく、整理整頓が面倒になって「Evernoteに全部入れるんだ」っていう気合が足りなくなってしまっても勿体無いです。

とりあえずは全力でEvernoteに記録する。そこが無いと何も始まらないのではないと考えて、タグ付け問題は「全力で先送り」することにしました。

参考

ちょっと本気でEvernoteの使い方を掘り下げてみる、の連載一覧

Evernoteリンク集一覧

最近はPosterousで雑記的なものも更新始めました。毎日更新目標。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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