【レポ】「いっき」「アトランチスの謎」「へべれけ」「MYST」「上海」名作満載なサン電子に取材に行ってきたぞ!その1
サン電子に行ってきたぞレポ第2回。
まだまだネタはいっぱいあります。ネタが尽きるまで毎週金曜日に更新していきますよ。
今回はサンソフトの音楽について。
ゲームが「喋った」
ファミコンソフト「水戸黄門」をご存じだろうか?
このゲームがすごいのが「しゃべる」って事。ファミコンソフトが、ファミコンなのに「しゃべった」のである。(静まれ、静まれ!! この紋所が目に入らぬか、とか色々しゃべる)
「喋らせる」ために、海外の音声合成会社にデータを送って、海外からデータが返ってきて、んでちょっと気にくわないからもっかい直してもらって、っていうなんかすっげー大変なやりとりをして作り上げたらしい。
当時なので、データをメールで添付なんてそんな仕組みもなく、郵送でのデータのやりとり。
この気合いの入りっぷりがとにかく凄い。
ゲームが喋った、ってのは当時相当衝撃的な出来事だった。
「音」にこだわるサンソフト
もちろんコダワリは「声」だけではない。ファミコンソフト全般で、とにかく「音」にこだわりまくっている。
この辺りの技術的な事はあまり詳しくないので、突っ込んだ話はわからないのだが、ファミコンは基本的に「4+1音」しか同時に鳴らせない。
当時小学生の自分は、そんな事は全く知らなかったのだが、言われてみてから音楽を聴いてみると「ありえない」くらい凄い音楽がいっぱいある。
特にファミコン後期の評価が高く、改めて聞いてみたらなんかこれファミコンじゃない!
ドラムとベースを鳴らしながら、メロディーと効果音まで鳴ってる!
「へべれけ」とか「ギミック」とか、マジで凄すぎる!これ、スーパーファミコンにまったくひけを取らない凄さ。
ファミコン音源のCDが発売される
で、ふと気になったのがこの「音楽にこだわるサンソフト」って、音楽CDとか出てないよねーって事。
ナムコとか音楽CD出して、結構流行ったりしてるけど、サンソフトってそういうのないですよねー、って話をしたらなんと「もうすぐ出るんですよ!」とのこと。
なにこの奇跡的偶然!ていうかもうこれ必然!
レトロ音源がちょー大好きなレーベル「クラリスディスク」ってところからCDが発売されるらしい。
発売日は6/29。
もうすぐだ!なんたる偶然!ていうかもうこれ必然!
そしてその中でも超絶凄いのが、初回盤に付いてくる「限定テープ音源」
サンソフトのゲームで見つかる「パスワード」を使って応募すると、抽選で当たるという、なんかもうすごいスーパーレア音源。
既にサンソフト本社にも残ってなかったにも関わらず、本社のお墨付きをもらっての収録、って事になったらしい。
スーパー愛されサンソフト!!!ちょーすげーよ!!!
来週金曜日につづく