【レポ】サン電子に取材に行ってきたぞ!その4 サンソフトiPhoneアプリの今までとこれから

サン電子に取材行ってきたよシリーズ第4回。

過去の3回分はこちら。

【レポ】「いっき」「アトランチスの謎」「へべれけ」「MYST」「上海」名作満載なサン電子に取材に行ってきたぞ!その1

【レポ】サン電子に取材に行ってきたぞ!その2 サンソフトの音楽がちょー凄いぞ!

【レポ】サン電子に取材に行ってきたぞ!その3 今も現役な「いっき」

今回は、わりと最近のサンソフト。主にiPhoneの話。

AppStoreオープンと同時にアプリ発売

iPhoneを手に入れた直後の趣味は「AppStoreを見る」のが趣味だった。今でこそ数え切れないほどの「いいアプリ」はたくさんあるが、AppStoreが出来てしばらくは、それはもう悲しいくらい「使える」アプリが少なかった。

特に国産ゲームは顕著。ていうか、ほとんどなんにも無かった。

そんな中、AppStoreオープンと共にゲームを投入してきたのがハドソンと、サンソフト。

ハドソンはボンバーマンを、そしてサン電子は上海を。

上海 1.0.1(¥450)
販売元: SUNSOFT – SunCorporation(サイズ: 2.4 MB)
App

国内メーカーで、AppStoreオープンと共にゲームを発売したのはこの2社だけだったらしい。

「わりと何でも早い段階で手を出すんですよ」というコメントからも窺えるように、元々サンソフトはこういう「新しいもの」に手を出すのは早くて、携帯ゲームにしても、任天堂3DSにしても、実はいろいろと相当早い時期から参入している。

チャレンジャーなサンソフトである。「チャレンジャー」を出したのはハドソンである。

ゲームの値段に悩んだ

「AppStoreを見る」のが趣味だった私は当時、上海を見て思った。

上海高っ!!!人気ゲームとか大抵115円なのに1,200円とかなにこれ高い。
(のちに600円に値下げ。現在はAppStore価格改定で450円に)

しかし、話を聞いてすっげー納得した。高いとか安いっていうより、「最初」は「普通」がどのくらいの値段なのかわからないのだ。

AppStoreオープンのタイミングで、値段の参考になる情報は、AppleがAppStore発表時に公開していた情報のみ。

基本的に「他社」がどういう値段設定をしてくるのかわからない。「普通の値段」すらわからない状況。

全然わからない状況で、とりあえず発表されてたアプリが$9.99とか、$4.99とかそんな値段。

だから、それを参考にして値段を決めるしかなかった、とのこと。

ていうか「オープンと同時にアプリ発売」ってのは、そういう情報すらわからない状態だったんだな。そんな状況でAppStoreに参入するって、なんだかとてつもなく凄いことだよな、ってすっげー感心した。

超ウルトラスーパーマルチプラットフォームゲーム上海

ちなみに、先ほども書いたようにサンソフトのAppStore1作目は「上海」

もう上海なのはだいたいお決まりらしい。

ていうか、サンソフトさん、上海にはもの凄いコダワリを持っていて「あらゆるプラットフォームで上海を出す!」っていう気合いの元に、とにかく上海を出してるらしい。

ZaurusだとかPalmだとかClieだとか、PDAはあまり知らないのだが、そういうハードでも上海は出しているらしい。ゲームが動くものであれば、上海は出す。その気合いが凄い。

もちろん、最新ハードであるNintendo 3DSでも「上海」は出ている。

その名も、上海3Dキューブ。

キューブモード(3D)、クラシックモードのみならず、対戦までついてる。

3DSだからって、上海まで3Dにするとかなんか色々突っ込みどころ満載過ぎて何も突っ込めない。

なんたる俠気。

このチャレンジャー精神がサンソフトをサンソフトたらしめている要素なのであろう。

オールドゲームの移植はあるのか?

まぁあの、すごいぶっちゃけますけれども、個人的に上海は別にいいんですよね。

「へべれけ」やりたいんですよね。「ギミック」やりたいし「いっき」やりたいんですよね。

「サンソフト」のゲームで言えばMYSTは移植された。ていうかサンソフトによって日本語化された。

Myst 日本語版 1.1.9j(¥500)
販売元: SUNSOFT – SunCorporation(サイズ: 556.7 MB)
App

セガサターン版の懐かしさを思い出して買った。そしてセガサターン版に続いて、またも挫折した。

でも、それよりも、ファミコンゲームがやりたい。へべれけ出たら買うよ。いっき出たら買うよ。

ファミコンゲームのiPhoneへの移植とかないんですか?買いますよ。絶対買いますよ。1,000円でも買いますよ。多分。

返ってきた答えは「出したいねー、っていう話はよくしています」

なかなか、オトナな事情もあって、出したいから出すってわけにもいかないらしい。

ぼくは、ずっと待ってます。

そして、こういう声が色々な所で発せられれば、大人な事情を乗り越えてファミコンゲームが移植されるかもしれない。

「いっき」やりたい人。是非そんな声を@sunsoftgamesへ。

ちなみに、へべれけのゲームはないけど、へべれけの4コマ漫画は発売されています。

今の時代にも通じる素晴らしきシュールへべれけワールド。iPhoneでへべれけ出るまではこれで我慢。

Hebereke 1.0.1(¥170)
販売元: SUNSOFT – SunCorporation(サイズ: 68.7 MB)
App

参考

【レポ】「いっき」「アトランチスの謎」「へべれけ」「MYST」「上海」名作満載なサン電子に取材に行ってきたぞ!その1

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【レポ】サン電子に取材に行ってきたぞ!その3 今も現役な「いっき」

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

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