脳みそがいっぱいいっぱいになってきたのでOmniFocusを使ってみる

OmniFocus 2
価格: 4800円 (2017/08/09)

Mac,iPhone,iPadには、OmniFocusと呼ばれる、それはまぁすんごい「タスク管理ツール」ていうか「GTDのためのツール」が存在しております。

ジャパンのライフハックの世界でもっとも有名であると思われるLifehacking.jpの堀さんも、OmniFocusについてこんな事をおっしゃっております。

私の考えでは GTD の考え方により忠実なのは OmniFocus の方です。プロジェクトを管理するモードと、実際にコンテキストごとに「実行」 するモードが分かれているところが、GTD の考え方をワンクリックで見事に実現してくれています。

まぁ、なんていうか、すごいアプリです。

過去、MacAppStoreが存在しない時代に、たしか8000yenくらい払ってこのアプリを買った記憶があるのですが、ワタクシはものの見事に放置しておりました。

が、最近改めてこのアプリを使ってやろうかと思い立ったのであります。

全部Evernoteにしてたら追いつかなくなってきた

かなーり昔にも、Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えたなんて記事を書いてたりするのですが、GTDってテクニックを覚えて、なんかこれすげーって感動して、オレ流なGTDってやつをEvernoteで実践してたりしてました。

これはこれでそれなりに便利に使っていたのですが、なにぶん「オレ流」すぎるのと、そして当たり前だけれどもEvernoteは「GTD」をするためのツールじゃないんで、色々工夫しつつも、それなりに不便だったりしてました。

それでも全てEvernoteでやりたいと思っていたのは、Evernoteに「全てを記憶」しておきたかったから。自分がやったことってのは、これ以上ないくらい自分自身の記録であり、なくしたくない、大事なものだと思っていたからです。

ただ、なんかここ最近、アタマの中がごちゃごちゃする時ってのがすんごい良くあるようになって、なんかこうEvernoteでGTDってのに無理があるように感じてきたのです。

「全てを記憶する」ってなんなのか

さっきも書いたけど、とにかくEvernoteでだいたい色んな事を済ませたい、Evernoteに全て記憶させたいがために「GTD」ってのをEvernoteでやろうとしてたのです。

とは言え、当たり前だけどパソコンの前にいるときにEvernoteしか使っていないのかって言ったら全然そうじゃない。

それなりに色んなソフトを使っていたりして、それぞれにいろんな「出来る事」があって、それぞれの得意な出来る事を組み合わせているわけです。

メールするときはメールソフト使うし、ブログ書くときにはブログエディタを使う。写真は、Evernoteにも入れてるけど、基本はiPhotoで管理してるし、ブログ用の写真加工にはSkitchっていう天才的ソフトが存在する。

それなのに、何故かToDo的なものは全部Evernoteで済ませなければならないみたいな、変な固定観念。ToDoログとかはEvernoteに保存しておきたいと思って、どうしてもEvernoteで済ませようと思ってしまっているオレ。

Evernoteが「全てを記憶する」ツールとして、とんでもなくすげーアプリだっていうのは心の底からそう思うんだけど、じゃあ「全てを記憶する」ってなんなのか。

「記憶」じゃないことはOmniFocusがいいんじゃね?

なんかそういう風に考えてみたら、GTDってやつは、よく考えてみれば「記憶」に分類されるものではない気がしてきたのです。

「記憶」って、どっちかっていうと過去のもので、今現在すぐさま必要なものとはちょっと種類が違う。

それに対して、GTDは「今気になってること」が入ってる場所。

今の自分のアタマの中を、わかりやすくして、ごちゃごちゃした気分をなくすための方法が、GTD。今現在の自分のアタマの中を俯瞰するのがGTD。

そういう、ちょー当たり前的なことにようやく気がついたのです。

なんとなく役割分担が見えてきた

この辺まで思い至って、ようやくなんか自分のアタマの中をうまいこと整理してやる方向性が見えてきました。

ていうか、GTDってやつは、自分のアタマの中を整理しておくための手段。それなら、整理に特化したそれ用の道具の方が快適。

それに対してEvernoteは、覚えておきたいことを置いておく場所だったり、考えるための何かを置いておく場所だったり、なんか新しいことを考えるための手段だったり、なんかそういうイメージ。

(ちなみに、「記憶」目的以外にも、何か一つのことを考えるにはEvernoteってツールはとんでもなく便利。ていうか、記憶を検索やらなんやらでうまく使ってやると、自分の脳みそが拡張されて、思ってもいないようなことが「過去の自分」のアタマの中から出てくる。本書いた時には、Evernoteはちょー活躍した)

逆に、「いろんなこと考えなきゃならん」て時は、GTDが向いてる。

気になることってのが何も無くなって、一つのことに集中出来さえすれば、GTDなんてのはいらない。でも、それが出来ないから、その環境を作るためにGTDってワザが存在する。

なんか、そういう風に感じました。

細かい事はまた考える

てことで、これでなんだか自分の中の「Evernoteに全て記憶したい問題」はわりと結構いい感じに解決して、GTDってのはOmniFocusを使おうって心置きなくそう考えられるようになりました。

とりあえず、過去のぼくはMac用とiPhone用のOmniFocusを買ってるので、過去の資産を最大限に生かして、優雅にセレブなGTDを満喫してみたいと思います。

ていうか、Mac版もiPhone版もなんかOmniFocus色々便利になっておりました。

この辺は、また色々まとめていけたらなーと思います。

参考

Evernote使っていつでもどこでも快適なGTD生活を満喫する方法を考えた

ちょっと本気でEvernoteの使い方を掘り下げてみる -第六回 GTD風なEvernoteの使い方 –

処女作「たった一度の人生を記録しなさい」9月30日発売であります

OmniFocus 2
価格: 4800円 (2017/08/09)

iPhone・iPad版のアプリはこちら
Mac版と同期も簡単で、PCアプリ一緒に使うのがおすすめ。

OmniFocus 2
価格: 無料 (2017/08/09)

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
受講&iPad活用のヒントになる情報をお届けします。iPad Meetup(Zoom座談会)も開催します。
ライスワークやライフワークにiPadを活用したい人におすすめのコミュニティです。