著者倉下忠憲氏より献本頂きましたあざす。
多分、タイトル見る限りでは自分ではまず買わなかった本。(手帳は興味ない)
しかし、いい意味で期待は裏切られた。まさに今、自分が求めている情報が入っていた。
本を手にしたタイミングがすごく自分と合っていた、というのもあると思うが「倉下本」の中で一番たくさん「学んだ」本だった。
あやうくほぼ日手帳買っちゃうところだったよあぶない。
手帳術というよりセルフマネジメントの本
まず思ったのは、本書は手帳術云々と言うよりも、手帳を使ったセルフマネジメント術の本という印象。
手帳自体がセルフマネジメントの道具だからそれは当然、とか言われればそれまでなのだが、とにかく印象に残っているのは、いかに自分自身を管理するか、というその方法。
そして著者倉下氏の具体的なセルフマネジメントやらタスク管理やらの手法。
そして、私がめちゃくちゃ不得意なのが、この自己管理というやつ。
朝起きる時間も夜寝る時間も安定しないし、そもそも何時から何時まで働いているのかよくわかんないし、ていうか計画立てて今日はこれやろう、みたいなことも全然出来ないから、毎日行き当たりばったりで思いつくままに思いつくことやってるし。
「計画立ててやる」事は、自分の中ではちょっとやそっとでは出来ないこととして認識されていた。
そして、やらずに放置されていた。
色々まねしてみようと思った
とは言え、幸か不幸か、最近は締め切りがあるような「やること」が増えてきて、このスーパー行き当たりばったりライフではそろそろ無理があるように感じてきていた。
なによりも、やることが増えてくると「無駄な心配事」が増えてくる。
何か仕事を進めていても、別のことが気になっちゃったりして、目の前のことが手に付かなくなるってやつだ。
やらなきゃいかんこと、やりたいことの管理だけは、OmniFocusを使ってだいたい出来るようになってきた。
しかし、実際にそれらをどういう手順で、どんな風に時間を割り振ってやったら「うまいこと」いくのか。この「やらなきゃいかんこと」は、どれだけ時間があれば出来るのか。「いつまでに」「どこまで」やっておけばひとまず大丈夫と言えるのか。
こういう、計画だとか進捗管理みたいなのが全然出来てなかった。
そして、この本に「倉下流」のそれが、ほとんどだいたい書いてあった。そして、とりあえず真似してみたくなるような魅力がそこにあった。
スケジュール管理とタスクマネジメントを学びたい人に
とにかく全然自己管理とか出来ない自分にとって、もの凄く「いい本」だった。2章と3章は、オレ的ちょーオススメ。
スケジュール管理とかまともに出来ないと思っていた自分が、これを読んで、実際いろいろな方法を試してみてるんだから凄い。
そして、実際に試してみたら、スケジュール管理とかも面白いなって感じてきてたりするからまた凄い。(なんかブログ運営と似てる感じがしてる)
4章5章は、以前の「Evernote本」とちょっと似たようなことが書いてある印象ではあったけれども、イマドキのスケジュール管理、タスクマネジメントてのをちょっと考えてみたい人には、本気でオススメ出来る本でありました。