これまじ!の中の人が主宰している知恵の共有ワークショップ「ウズウズ」というイベントにて「今日から出来るEvernote快適活用術」てタイトルで2時間ほどEvernoteに関するお話しを色々させていただきました。
こーいうイベントで使った資料とかはそのままにしておくのはもったいないので、色々考えたことなどを含めてスライドなどをシェアさせて頂こうと思います。
Evernoteは「使いこなす」べきではない
まんま「Evernote活用術」なんてタイトルでありながらアレなのですが、基本的にウェブサービスだとかツールだとかを「使いこなす」という言葉があまり好きではありません。
個人的にEvernoteはちょー大好きな「ツール」で、これをどうやって使ったらもっと面白くなるだろうかなんてことは、文字通り四六時中考えておりますが「使いこなそう」などということは一度も考えた事はありません。
私にとってEvernoteはちょー重要なツールで、無くてはならない存在になってきていますが、Evernoteは残念ながら「すべて」の人に役に立つツールだとは思えません。
仕事やプライベートでパソコンを使っている多くの方にとって非常に素晴らしい「道具」だとは思いますが、これは同時にパソコンを使っていないような人には必ずしも必要なツールではないということだし、何よりもどんな「道具」にも、人によって好き嫌いは存在します。
そして「道具」なわけなので、何らかの目的を達成するために存在するものであり、Evernoteをもっと「活用」しなければ、と考えるのはなんか目的がわからなくなりやすくなってしまうのではないだろうか、とも考えております。
もっと気楽に「楽しく」使いたい
なによりもEvernoteの素晴らしさはその「自由度の高さ」による、それぞれの人に合った、自分に都合のいい使い方が出来ることだと思います。
ただ、この自由度が高すぎるという特徴が災いして、どうしても「自分に都合のいい使い方」を見つけるということは難しく感じてしまいます。
たとえばEvernoteには、ノートブックだとかタグだとか共有だとかスタックだとか、とにかくなんかいっぱい機能がついています。
じゃあ、それらの機能を全部使っている人がEvernoteを「使いこなしている」のかと言ったら、決してそうだとは思いません。自分に都合が良い使い方をするための手段としてそういう「機能」があるだけで、自分にとって必要が無い機能であれば、そんなものを無理して使う必要は無いと思います。
自分に合った使い方を見つけるには
とは言え、これまた難しいのが「じゃあどんな使い方が自分にあった使い方なのか」ということ。
これは、残念ながらある程度自分が使ってみながら考えてみるしかありません。「自由」であることが素晴らしいツールであるために、人の方法をそのまま真似しても決して「快適」な状況にはなりません。
自分向けな方法というのは、ある程度自分で試行錯誤をしなければそれを見つけ出すことは非常に難しいことです。
とりあえず慣れる
一つ言える事は、私自身を含め多くの人は「Evernoteに慣れていない」ということ。「デジタルツールに慣れていない」と言ってもいいかもしれません。
紙のノートをどう使ったらいいのか悩む人、というのはあまりいないと思います。
小学校に入る頃には当たり前のように使っている「紙のノート」に対して、Evernoteという「デジタルのノート」は、ほとんどの人はまだ5年も使っていません。
「慣れていない」ことが難しいと感じるのはごく自然なことで、だからこそある程度使ってみて「慣れて」いかなければ「自然」に利用するということは難しいことなのではないかと思います。
だから、あんま難しいことを考えずに、まずはなんでもいいから使ってみる。そしたらきっとだんだん「慣れて」きて、だんだん「自然」に使えるようになるんじゃね?
整理しない
で、とりあえず使ってみる前に一個だけコツがあって、デジタル(特にEvernote)ってのは、あんま整理しなくてもわりとなんとかなるもので、さらに「あとで整理する」ってのもわりと簡単にできるから、整理整頓とか難しいことはとりあえず考えずに、なんでもいいから使ってみるとよいと思います。
と、そんな感じのことを2時間くらいずーっと喋っておりました。文字にする過程でいろいろ端折ったところとかありますが、だいたいそんな感じです。
で、以下がそのときに使ったスライド