習慣とライフログの密接な関係 そしてDueがイイ!【書評】iPhone習慣術

iPhone活用書籍の超良本「iPhone情報整理術

この著者2名、堀正岳氏&佐々木正悟氏が書いた続編とも言える「iPhone習慣術」

「時間に正確に行動する」こと。「記録する」こと。

この2つのことは、どちらもiPhoneがあるおかげで「簡単に」できる。

iPhoneのこの2つのメリットを用いて「小さな目標から徐々に習慣を身につけていく」ことを目的とした本。

根性に頼らない習慣作り

「やる気」さえあれば、人間は結構なんでもできると思う。

しかし、やる気を出すのはめちゃくちゃ難しい。

さらに、そのやる気を継続させることはもっと難しい。

やれば出来ると言われても、「やる」が出来ないんだからどうしようもない。

世の中にこの手の「やる気を出す本」が溢れていることを見ても、やる気を続けることがどれだけ難しいかはよくわかる。

だから「根性」には頼らない。

やる気を必要としない小さな変化を長く起こし続ける事で、大きな成長を生み出す方が現実的なのです。

地味にも感じるけど、最初にこういう風に言ってもらえることで、安心してちょっとずつ「やる気」にさせてくれる。

DueとEvernote

この、小さな変化を起こし続ける為に、メインで使うのがiPhoneアプリ「Due」と「Evernote」

Due 〜 リマインダー、タイマー、アラーム 1.7.4App
価格: ¥450
公開日: 2010/09/15
バージョン: 1.7.4

 

Evernote 4.1.7App
価格: 無料
公開日: 2008/07/11
バージョン: 4.1.7

 

Evernoteはそれこそ体の一部のようになってきているが、この「Due」というアプリは、存在は知っていても、ダウンロードしていなかった。

ただの「リマインダー」アプリに450円とかどうなのよ、って思ってた。

が、いざ実際に使ってみると、これがすんごいかゆいところに手が届く仕様で素晴らしい。確かに標準の「時計」アプリとはだいぶ違う!

Dueすごい!

ただ、Dueに出会えるまでには割と紆余曲折があった。

この本、ほぼ発売日に購入したのに、1章の途中まで読んだところで完全に放置していた。

睡眠サイクルとかを記録するのは過去につまんなくなって挫折した経験があるし、食事のカロリーを記録するというのも、どれだけ手間が少ないと言われてもやる気になれず。

家計簿も、とりあえずレシートの写真撮っておけばそれでいいんだよ!って思ってる。

ようするに、1章には「やりたくないこと」ばかり書かれていて、そして、やはり読んでみてもやってみようという気持ちには至らなかった。

そんな人間が「習慣」の本を読むのが間違ってる、とも言えるんだけど、それでもそれを乗り越えさせてくれる何かが「堀&佐々木書籍」にはあるのではないかと期待していたのだ。

そこで出てきた第2章。アプリ「Due」はこんなに便利なんだぜ、って話。

これを読んで本書の評価が一変した。

やはり「堀&佐々木書籍」スゴイ!

Due使ってみよう、って気分になれただけでも読んだ価値があった。

忘れたくないことを「いい感じに」思い出したい

「あのとき」に「あれをやる」

そういう風に覚えておきたいことは、結構一杯ある。例えば旅行のタイミングで「Due」をこんな風に使っている、という例が紹介されているのだが、これがドストライクに「やりたかったこと」だった。

もちろんDueは、そういう特別な日だけでなく、毎日意識したい、習慣づけたいようなことにも有効に使うことが出来る。

Dueをうまいこと使ってやれば、相当多くの「覚えておきたいこと」をいい感じに思い出させてくれる予感がした。

ある程度いい感じにするのは、多少の慣れが必要な感じはするが、覚えないようにする方法を模索することは全然苦痛ではないので、これは是非とも試行錯誤してみたいと思った。

そしてまずは、Dueをダウンロードして「Dueを起動する」ってアラームを毎日一回作動させるようにした。

習慣作りとライフログ

本書は習慣作りの本ですが、読み終えて「実はライフログの本なのではないか?」と思った人もいるでしょう。
それは正しい感じ方です。

うーむ、確かにライフログてやつはいつのまにか「習慣」になっている。

ご飯を食べる前に、食べるものを写真に撮る習慣。何か買ったら、レシートを撮影しておく習慣。

ライフログは習慣作りに役立つ。

言われて、すごくしっくり来た。

と同時に、この本は「ライフログ」の本としても、とても良い本なのだな、と痛感した次第。

おまけ pdfダウンロード

ちなみにこの本、買った人だけにわかる「暗号」を入力することで、本の全文pdfをダウンロードすることが出来る。

「読む」だけならば、書籍の利便性は言うまでもないことなのだが、実はpdfには「引用しやすい」という非常に大きなメリットがある。

アナログで頑張って本を開いて、文章の一部を引用するよりも、pdfファイルを隣に開いて「書き写す」事で、ものすごい手間が軽減された。

書評をブログに書きやすくなる、というメリット。

これって、結構「ブログマーケティング」的には大きな事なんじゃないかな。ていうか、もっと多くの書籍がpdfでダウンロード出来るようになってくれたら、1ブロガーとしても嬉しいです。

参考

自薦ライフログ本

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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