津田大介著、情報の呼吸法を読み終えた。
ここ最近読んだ本の中でもっとも「面白い」と感じて、同時にものすごく「だいじ」に思えることがたくさん書いてあった本だった。
なんでこんなに面白く感じるのか、ってのが自分の中で疑問になり、さらに「これは参考になる!」って思えるような箇所が多数あり、もの凄く読みやすかったのに読み終えるまでにやたら時間がかかった。
「読み物」な感じが面白い
情報の呼吸法、というタイトルで書かれていたが、本書はノウハウ本のような体裁は取っておらず、筆者の体験を語ったエッセイのようなものになっている。
そして、これがとても読みやすくて面白い。
最近はいわゆる「ビジネス書」を読むことが多く、いつもと違う「ノンフィクションの物語」を読んだ感じが、もの凄く新鮮で、面白く感じた最大の理由に思える。
しかも「Tsudaる」という言葉まで生み出されてしまうほどTwitter界で有名な津田大介氏の物語。
インターネットやらソーシャルメディアが多少なりとも好きであれば、この「最先端」の話の数々が面白くないはずがない。
「やくにたつ」話もたくさん
そして、この「物語」は、ソーシャルメディアをもの凄く上手に使った手法が多数書かれており、同時にそれが「なぜそうしたのか」というところまで、生の言葉で語られている。
ソーシャルメディアで「成功」している人間の手法、考え方がどんなものなのか。
そういう観点で見ると、学べるところも多数。
これからやってくるであろう「ソーシャルキャピタルの時代」を、どのように生きていけばよいのか。どうやって「情報新人類」になればいいのか。
もちろんこれは一朝一夕に出来ることではないが、こういった考え方を真似て、実践していけば自分もできるはずだ、という希望が持ててくる。
久しぶりに出会った、読んでいて面白いと感じると同時に、もう一度じっくり読みたいと思った本。
そして、最近は新書を全然読んでいなかったな、ってことを思い出し、もっとたくさん新書を読んでいこう、と思わされた。
メルマガ
そしてもう一つ、これを読んで改めて興味が出てきたのが「メルマガ」
自分の中で、ブログには「書けない」んだけどすんごい言いたいこと、っていうのがかなりたくさんある。
そういうのを発信する方法としてメルマガっていいよな、ってことを常々思っていたりしたのだが、これを読んで改めてメルマガについて考えさせられた。
今まで有料メルマガは全く読んだことがないんだけど、色々なメルマガを読んでみて、メルマガについて改めて考えてみようという思いを強くした。