イベントアテンドっていう、イベント作成ツール「アテンド(ATND)」の、前払いイベントが作れるバージョンを発見いたしました。
イベントアテンド [ATND] でイベント作成・チケット販売・参加者の出欠管理
この手の「前払いイベント作成ツール」はZussarというものを知っていたのですが、Zussarで使える支払い方法はPayPalのみ。
Zusaar | 決済できるソーシャルイベントプラットフォーム
てことで、ちょっと手数料とかを比較してみました。
イベントアテンドの手数料
イベントアテンド、手数料がどれだけかかるのか、すんごい見つけにくかったのですが「eventATNDイベント主催者規約」の第9条1項にこんな風に書かれていました。
リクルートは、イベント参加者及びリクルート間で有料チケットに関する売買契約が成立し、イベント主催者がイベント参加者に対し有料チケットの内容に基づくイベントを提供した場合、売買契約が成立した有料チケットの販売単価に92%を乗じた額(小数点以下切り上げとします。)を、別途リクルートが定める期日までにイベント主催者に支払うものとします(当該支払額を以下「サービス対価額」といいます。)。
なんていうかすごいわかりにくい書き方をされていますが、要するに決済手数料は8%、てことで大丈夫そう。
Zusaarの手数料
Zussarの手数料の仕組みはシンプルでわかりやすいです。
有料イベント(前払い)|参加費の決済もできるイベント開催支援サービス「Zusaar」
1件の申し込みに対して一律100円。
ただ、これだけじゃなくてPayPalの決済手数料も考えないと意味が無い。
PayPalの細かい事は省略して、大雑把にまとめると、2種類のアカウントがあって(手数料プランが違う)
普通のアカウント:3.6%+40円
マイクロペイメントアカウント:5%+7円
上記の手数料がかかります。
アカウント2個作るのが面倒ではありますが、2,357円以下であればマイクロペイメントの方が安い。
どっちが安いのか比較する
あんまり細かい金額計算しても自分には実用性が低いのでざっくりと
1000円の場合
ATND:80円
Zussar:176円
マイクロペイメントの場合:157円
2000円の場合
ATND:160円
Zussar:212円
マイクロペイメント:207円
2500円の場合
ATND:200円
Zussar:230円
マイクロペイメント:232円
だんだん面倒になってきたのでちょっと計算したら「3181円」が手数料の分かれ目。
3000円の飲み会とかなら、ATNDの方が便利ぽい。
方程式使ったのとか超絶久しぶり。
クレジットカードとPayPalの差
あと、もう一つは「支払い方法」の違い。
ぶっちゃけ、イベントに集まってもらうのに「前払い」ってのは結構それだけで敷居が高くなるもの(だからこそ主催者はドタキャンとか怖いから前払いにしたいんだけど)
PayPalって便利だと思うんだけど、使ってる人ってのはまだまだ少なくて、イベント参加のためにアカウントを作って貰う、ってなるとますます敷居が高くなってしまう。
ATNDだと、クレジット払いとコンビニ払い(コンビニ払いは手数料高い)が出来る、っていうのは大きなメリットに感じました。
何回かイベント、てか飲み会を主催したことがあるんだけど、やっぱりドタキャンてのは完全にゼロには出来ないんですよねぇ。
そうすると、多少手数料がかかっても、こうやってリスクを減らせれば助かる、と思いつつ、でも現金にすれば手数料分参加費下げられるし、でもドタキャン沢山で赤字は怖すぎる、でも前払いだと参加しづらいよな、といった悩みは中々尽きません。
今回は単純に手数料だけの比較でしたが、なにか機会があれば、そのうち両方を実際に使ってみて、色々比較してみる、ってのもやってみたいと思います。
参考
Paypalのmicropayments pricingを実際に登録してみたよ!:平凡でもフルーツでもなく、、、:ITmedia オルタナティブ・ブログ
Paypal新少額決済サービスMicropaymentsの衝撃とは | Over the Vertex of Technology by 朝山貴生