廃墟と化した全長100mの巨大観音像!淡路島の世界平和大観音

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Moyokomuこんにちは、斎藤(@saitoh_ppp)です。

ごりゅご.comの非常勤ライターをやらせていただくことになりました。突然ですけどよろしくお願いします。

僕は「iPhone持って珍スポットいてくる」というB級スポットと廃墟と大仏とEvernoteとiPhoneとその他ガジェットのブログを書いています。よりどりみどりですね。こちらもよろしく✌(’ω’)

さてまず1発目として今回紹介するのは、兵庫県淡路島にあります巨大な観音像”世界平和大観音”でございます。

兵庫県淡路島の巨大観音像

この世界平和大観音は、なんと全長100mの巨大観音像でございます。奈良の大仏が約15メートルなので、その7倍!おまけに個人の資産で建てられたものというのだから驚きです。

そんな素晴らしい背景を持つこの大観音も、今は廃墟となってしまいました。奈良の大仏よりもデカいのにこの扱い!ゾクゾクしますね。

日常的な住宅街の隙間からなんとも言えない非日常。近づけば近づくほど負のオーラが見えてくるようなそんな感じ。
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海と山に囲まれた美しき淡路島にあるまじきロケーション。しかしこれは、我々B級スポットマニアにとっては涙がでるほど素晴らしいロケーション。
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観音様…?軍人…?

この観音様、その名を世界平和大観音と言って、ビジネスホテルなどの経営で名を馳せた奥内豊吉さんによって1977年に作られたもの。

つまり宗教的な関与は一切なしの見世物的観音様です。こういう見世物的な観音様はバブル期によく建てられましたけど、みなさんだいたい同じような運命を辿っていらっしゃいますね☆〜(ゝ。∂)

この観音様、見た目がものすごく異様。今まで見てきた観音様とは何かが違う。観音様というともう少し女性的な感じだけど、この人は軍服着た軍人みたいな…。
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アップで見ると頭のギザギザがどうにも河童のよう。服装も観音様らしい衣というよりはマフラーかなにか?って感じ。

首回りがギブスのように見えるので「むち打ち観音」とも呼ばれているらしい
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で、この首の周りのマフラー、ここ一応展望台なんですが、ビジュアル的にはすっごい悪い。っていうか大観音の展望台ってのは基本的に像の内側にあるんですが、像の外側に展望台がある大観音ってのはすごく珍しい。

おまけに頭の避雷針が絶望的にダサい。まるでケーキにロウソクを立てたような感じに見えてしまいます…。

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観音様の後ろには何故か自由の女神。この辺のとりあえずやっとけ感は太陽公園を連想させます。
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肩身の狭い大観音

この世界平和大観音、設立者の奥内夫妻が亡くなった2006年に、なんと廃墟化してしまいます。

その後にあのリーマンブラザーズの系列会社がなぜか買い取るも、ご存知のようにリーマンショックで会社がダメになり、僕の就活もダメになり、結局廃墟になってしまったと。僕も廃人になってしまったと。

そんな感じなので、倒壊の危険はあるわ塗料が降り注いでくるわで、近隣住民からしたら厄介者意外の何者でもないという存在。

挙げ句の果てに、世界平和大観音検討委員会なんていう組織を置かれ、今後この大観音をどうするか話し合われるようにまでなってしまいました。

現在では入り口も封鎖され、胎内には全く入れなくなっています。これは残念。

我々B級スポットマニアのためにも、近隣住民のためにも、どなたか買い取って救済してくれませんかね?

淡路島 世界平和大観音

住所 〒656-2334 兵庫県淡路市釜口2006-1
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入場料:要相談
電話番号:なし
営業時間:1977年から2006年まで
定休日:誰かが買い取ってくれるまで

この記事を書いた人

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