先日のScanSnapユーザーカンファレンスに参加した際に、ものすげぇ神懸かり的なくじ運でゲットした裁断機「ダーレー 200DX」
「女子でも軽々持ち運べる(10kg)」裁断機を(命懸けで)我が家に持ち帰り、さっそく本をガシガシ切ってみましたので、実際の使用感やらなんやらのレビューを書いてみます。
ダーレー裁断機 200DXの特徴
200DXの大きな特徴は以下の3点+1
- 縦置き収納可能
- 18mmまで一気に裁断
- 国産ならではの刃の切れ味
- 女性でも「軽々」持ち運べる軽量感(10kg)
以降、写真と共にいろいろご紹介いたします。
箱から取り出したDurodex。10kgのほとんどの部分は「刃」のところなので、縦置きしても安定感があります
本体裏面に「刃受け」と電池収納部分。電池は、切る場所の目安を表示する「光」の為に使います
裁断面表示スイッチ。その下には裁断枚数やら刃の交換目安など、覚えておきたい数字が書いてあってけっこう便利
ハンドルロック機能。詳細は後述しますが、こいつがあるおかげで「移動」や「裁断」の安心感が大きく上がります
事故が起こりにくい仕組み
実際に裁断するまでの流れを簡単にまとめると
- ロック解除してレバーを上げ
- 「刃受け」を差し込んで
- 本を隙間に入れて
- 再びロックを解除しながら
- 本を裁断
という感じになっています。
この手の「刃を振り下ろす」タイプの裁断機だと、どうしても指を挟むかもしれなくて怖い、って感情が起こりますが、この辺りはだいーぶ気を配っている設計に感じました。
縦置き用にロックをしているときは「刃受け」を外す必要があり、それによって「刃の部分」がロック中には完全に隠れます
また、実際に裁断を行う際にも、ロックを外しながらでないと刃が降りない仕組みになっています。
実際の裁断の際には両手をうまく使いこなさねばなりませんが、安全を考えればとても重要な機能だと思います
ハンドルロック解除の方法
解除の仕組みは非常に優秀なのですが、書いてあった説明文がイマイチわかりにくかった感じがしました。
最初に届いた状態からハンドルロックを解除しようと思ったんだけど、説明文には「ハンドルを持ち上げ気味にして解除するとスムーズに動きます」って書いてある。
実際にロックを解除する際には「ハンドルを押し下げて」ハンドルロックを解除の方向に動かしてやる必要があります
実際に裁断してみる
準備が整ったのでここから実際に本の裁断を行ってみます。
とりあえず手元にあった「イチローインタビューズ」(新書・379ページ)
現在使用しているカールの裁断機の場合には、手動で本を3つくらいに分割してやる必要がありましたが、200DXはこいつも一発で裁断可能
ロック解除後に刃受けを差し込み
(取り外しやすいように飛び出る長さ)
表紙だけ外して裁断機に入れる
LEDの「ライン」を参考にして
裁断する(撮影用に片手になっていますが、実際は両手を使っています)
分厚い本で試してみる
この「本を分割しなくてよい」ってのが、思っていたよりもだいーぶ嬉しくて、これは今まで自炊を敬遠していた本も一気に切るチャンスだ!ってことで、おうちにあった分厚い技術書を裁断してみようとしました。
初めてのPerl 第3版(379ページ)でトライ
入らん!ダメだった!残念でござる!
ならばもうちょっとだけ薄いやつはどうだ、ってことで「続 初めてのPerl 改訂版」(328ページ)でトライ
すんごいギリギリだけど入った。300ページの本を1回で裁断できるのはアツイ!
注意点 まっすぐ切るのは難しい
大型裁断機共通の悩みとして「切り口をまっすぐにする」というのは非常に難しい、というのが挙げられます。
DX200でも普通に裁断すると、どうしても裁断部分は少し斜めになってしまいます。
これを防ぐためには、本を小分けにして切るだとか、その他色々とテクニックも存在するようですが、気になる方は注意が必要です。
私自身は、本をあらかじめバラす手間をかけるくらいなら切り口が多少斜めになっても構わん、と思っています。
この後、家に残っている本をザクザク切ってみましたが、ほとんどの本を「そのまま」切れるってのはものすごーく快適。
家にあったマンガとビジネス書は、今のところ全て「一発」で裁断が出来てます。
今までは家のソファの横にカールの裁断機をしまっていましたが
この居場所はさっそく200DXに取って代わられました
ちょっとソファーの位置ずらした
お値段はちょっと高めではありますが、こいつがあれば家の本の自炊作業はだいーぶ楽に、素早く完了させられそうです。
おまけ
説明書のPDFが見つからなくてスキャンしたので、データをアップしておきます。
説明書