Kindleストアのコミックランキング1位にいる限界集落(ギリギリ)温泉が面白かった

Genkai

Kindleセール品ウォッチャーgoryugoです。

前からそうなのですが、Kinleのセール品を見るだけでなく、暇さえあればKindleの人気ランキングもしょっちゅうチェックしており、最近見つけた「限界集落(ギリギリ)温泉」が中々面白かったのでご紹介致します。

作者本人が電子化した話題作

このマンガ、作者本人が元々連載していたものを自分自身で電子化して、Kindleで売り出した、っていうことでわりと話題になったりしたみたいです。

この辺りの経緯だとか数字的なものとか、作者がブログで色々書いていて、単純に「電子書籍」という業界に興味があったら、一度見てみる価値はあると感じられるもの。

CHINGE: アマゾンで漫画を出版アーカイブ

なによりも、作者がブログで書いてるこういう言葉には心動かされます。

あまりに作業が面倒で、きっとこんなに苦労して本を出しても100冊も売れないだろうと思うと気が重くなるが、セルフパブリッシングという自力で全部できる世界が広がっている以上、漕ぎ出さないわけにはいけないのです。

オタクを集めて限界集落を救う

ストーリーは、65歳以上の人口が50%を超えた「限界集落」と呼ばれる伊豆のとある地域の温泉を、仕事をバックれたゲームプランナーが「オタク」をカギにして街を救う、という感じのもの。

たまたま伊豆に辿り着いた旬を過ぎたメンヘラ系ネットアイドルを起点にしてオタク達を集め、さらにそのオタク達の「能力」を生かして様々な町おこしを成し遂げていく。

書かれた時期が比較的最近なので、Twitterをごく普通に使ってたり、YouTubeやニコ動を上手いこと活用してたり、その他色々と細かいところで最近なネット文化やオタク文化が出てきたりしてるとこも読んでて嬉しい気分にさせてくれます。

スパッと4巻で終わるので読みやすい

現在、第1巻がセール価格100円で売ってて、残り2~4巻がそれぞれ400円。

まぁ気に入って続きを読みたくなっても、4巻で終われば時間的にも金銭的にもそれほどではないか、って試しに1巻を買ってみたら、ある意味予想通り全巻購入してしまいました。

現在Kindleのコミックベストセラー1~4位をこの「ギリギリ温泉」の1~4巻が締めており、Kindleで「お手軽」に読める漫画の代表格になりそうな感じです。

参考

作者のブログにて「どのくらい売れたのか」とか「1巻買った人のうち2巻を買った人はどのくらいいるのか」なんてデータも書いてあって、これも中々興味深いです。

1月23日段階でのデータなど

おかげさまで! – CHINGE

1月13日でのデータ。この変化も興味深い。

Amazonで漫画を出版08 – CHINGE

そしてこのコメントが素晴らしい

アマゾンがつぶれても、ここみそきちドットコムのサーバーが生きている限り、メールをくれれば漫画のデータはいつでもダウンロードできるようにしておきます。
これが言いたかった。
1度電子書籍で買ってくれた人に対しては、一生同じ本を2度買う必要なし。

直接全然関係ないけど、ほぼ同じ時期に買った「山賊ダイアリー」も面白かったです。リアルな「猟師」の狩猟マンガ。Kindleだと、ちょっとだけだけど買う前に「試し読み」出来るのがいいですねぇ。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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