以前購入したiPhone5用のバッテリーケースの記事を書いたご縁で、ハイプラスの中の人からiPhoneが5回くらい充電できるモバイルバッテリーをレビュー用に提供いただきました。
[レビュー]薄くて軽くてなにより安い!iPhone5バッテリーケース ハイプラス HY-IPJ1 | ごりゅご.com
とりあえず貰えるものはありがたくいただいておこうの精神で頂いたのですが、これが思ったより中々いい感じ。
ちょいと詳しくご紹介したいと思います。
Cheeroのバッテリーと比べてみる
ここ最近では、モバイルバッテリーと言えばCheero、というくらいCheeroのモバイルバッテリが有名な印象です。
3280円と、超安価でありながら、サイズやらデザインやらが必要十分で、なんかものすごーく売れまくってるみたいです。
ちょっと前には「ダンボーモデル」のモバイルバッテリーが転売ヤーが買いまくって話題になったのも印象的でした。
で、このYoobaoのMagic Cube2というやつも「充電回数」「値段」共にほぼ同じな、いわゆる「ライバル製品」
せっかくなので、この2つを色々と比べつつご紹介したいと思います。
安くてコンパクトで結構質感も高いモバイルバッテリー
とりあえず外観とか同梱品とか。
パッケージはこんな感じ
そして裏面。裏面では「安全」がいっぱいアピールされてます
中には、バッテリー本体の他に、microUSBケーブルが1本と、microUSBを旧型iPhoneのプラグに変換するやつ、microUSBをmini USBに変換するやつ、そして「非同期充電機種専用」と説明されている(よくわからん)、microUSBをmicroUSBにするというよくわからんアダプタが1つ。
本体上下面は、MacBookと似た感じのシルバー
側面もApple風のホワイトなプラスチック
付属の充電ケーブルも、だいーぶiPhone風
全体的に、かなりAppleを意識した作りになっていて、厳密に言えばApple製品ほどきっちりと作り込まれているわけではないんですが、ぱっと見にはわからない程度には出来が良く、全体的な質感は高いです。
MacBookAirと並べてみても、わりと違和感なく並んでくれます
手前にバッテリー。奥にMacBookAirを並べた図
側面は充電開始&残量確認用のボタン。電池残量は0~5までの20%刻み。ブルーのライトが光ります
長い側の側面には出力用の端子。出力は1A
反対側は、本体を充電するためのmicroUSB端子と、LEDライト。バッテリーがからの状態から満充電までに必要な時間は10時間。
LEDライトなんてなんに使うねん、て思ってたんだけど、この前アメリカ行った時に停電があって、その時には友人が持ってたCheeroのライトが重宝しました。LEDライトは500時間使えるそうです
iPhone5と比べてみると、大きさはこのくらい。厚さはiPhone5のだいたい3倍くらい
(99×76×23mm iPhone5は 123.8×58.6×7.6mm)
今まで使っていたPanasonicのバッテリー(いわゆるeneloop)と比較
厚さはほとんど同じで
幅はこんな感じ。数字的にはeneloopの丁度2倍の容量ですが、サイズは2倍以下に収められています
Cheeroのバッテリーは持ってないんだけど、表にまとめてみるとこんな感じです
この数字だけ見ると、Magic Cube2は軽いし小さいし、圧倒的によい感じにも見えるんですが、注意しないといけない点が2つ。
1つは、MagicCube2は出力端子が1個しかないので、同時に充電できる機器は1つに制限されるということ。
また、充電時の出力電力が1Aと、最近のバッテリーとしてはちょっと出力が物足りなくて、iPhoneを充電したりするのに余分な時間がかかるということ(Cheeroは2.1A、eneloopは1.5A iPadが充電できることは確認。)
メーカーの売りは安全・安心
ちなみに、メーカーがウリにしている特徴は「安全」と「安心」
・入力時 過電圧、過電流保護機能
・出力時 過電圧、過電流保護機能
・放電時 過電圧、過電流保護機能
・短絡(ショート)時 自動停止機能
・デバイス充電完了時自動停止機能
上記5つの安全機能を備え、そして「信頼性の高いSamsung SDI(サムスン)製のリチウムイオン電池を搭載している」とのこと。
教えていただいた情報だと、もっと安いバッテリーを探せばあるにはあるんだけど「バッテリーの持続力」というものが違ったり、使用可能容量が記載容量より少なかったり、2000mAhのバッテリーを2600mAhと偽っていたりということが中国製品にはけっこうあるみたいで、そういうのを考慮して「ちゃんとしたやつ」を選んだ、とのことです。
まぁ現実にバッテリーが爆発するとかはまず起こらないとは思うんですが、ごく稀にそういうニュースを耳にしたりもするんで、なんにしてもその辺の「安全」を頑張っていますよ、というのは好印象です。
サイズを取るかか出力を取るか
まぁこんな感じで安全・安心がウリになっていますが、この手の機能は「ライバル」であるCheeroのバッテリーにも搭載されているので、あとは「大きさ」を取るか「出力」を取るか、というところでしょうか。
Magic Cube2の方が小さくて軽いけど、その分出力が小さくて充電には時間がかかる。
これをどう考えるか、ですかねぇ。
あと、Magic Cubeは初回出荷分のみの限定割引ってのをやってるんで、今(2013年10月4日)買うのならば価格的にはこっちの方がお得、ってところでしょうか。
私の場合、普段のiPhoneの充電にはバッテリーケースを使い、もしバッテリーケースの電池がなくなったら鞄の中でバッテリーケースを充電しておく、という変態的な使い方をしているので、充電時間が長いのは大して気にしていません。
この使い方だと「充電ロス」(バッテリー理論値100%の充電は無理)が発生してしまうし、さらに荷物が増えるということになってしまうんですが、電池が無くなりそうでもケーブルレスで常にiPhoneが使えるし、2~3日ならiPhoneの充電の心配なし、という状況になり、わりと結構オススメです。
つまり、iPhoneのバッテリーケースというやつが最強に手軽で便利だよ、ということであります!
参考
[レビュー]薄くて軽くてなにより安い!iPhone5バッテリーケース ハイプラス HY-IPJ1 | ごりゅご.com