ScanSnapには「SV600」という、なんというか非常に「変わった」スキャナがあります。
言葉で説明するのは難しいんですが、大雑把に言うと「上から光を当ててスキャンするスキャナ」で、一時は本の「非破壊自炊」が出来るとかって大いに話題になったりもしました。
この製品、使い方次第でものすごーく面白いことが出来そうな面白いものなんですが、そんな「面白い使い方コンテスト」というのをメーカーのPFUが実施しておりまして、今回選ばれた最優秀賞の方の使い方というのがもの凄ーく面白かったのです。
将棋にSV600を使う
今回のScanSnap SV600 活用術コンテストで最優秀賞を取ったのは、将棋の盤面の記録にSV600を使うというアイデア。
一手毎に盤面を記録しておけば、誰でも将棋の棋譜を残せてすごいやん、てアイデアなのですが、なによりも個人的に天才的だと思ったのは「対局時計を押す感覚でスキャンボタンを押す」というその方法。
すげーこれすげー考えた人天才やん!
そもそも将棋の棋譜をスキャナで残すというアイデアだけでも天才だと思うんだけど、対局時計を押す感覚でスキャンボタンを押すとか、こういう使い方であれば将棋というゲームの中にかなり自然にSV600を組み込むことが出来る!
しかもこのアイデアを出されたtksさんは、ただ棋譜を残すだけでなくもっとちゃんと「その後」のことも考えていて、そこから棋譜を作成するソフトを作ればいいんじゃね、とか
プロではない人の棋譜が充実することで、弱い将棋AIがより人間らしい手を打つことが出来るようになり、 初、中級層の人々のよい練習相手となれるのではないか
なんていうレベルのことまで考えております。
いやー、SV600は色々面白いこと出来るんじゃないかと「想像」はしていたけど、こんな面白い使いみちが出てくるとは思いもよりませんでした。
これからも、もっともっといろーんな面白い使い方が発見されていくのではないかなんて思いを抱かせてくれる素晴らしいアイデアでした。
参考
ScanSnap SV600 活用術コンテスト 結果発表 : 富士通
(ちょびっとだけ審査に協力させて頂いて、ちょびっとだけコメントを載せて頂いております。