サーバをAWS+網元環境に移行したのと同時に、ブログ環境の整備として手持ちのMacに「MAMP」を導入して、ローカル環境でWordPressを動かせるようにしました。
思い返すと、過去にブログデザインをリニューアルしたときにもMAMPを導入してたくせに、どういう経緯か忘れたけど使わなくなっちゃってたんですよねぇ。
改めてやってみたらこれがすんげぇ簡単で、同時にその他諸々の環境を見直したおかげで、すごーくお手軽にテーマの修正なんかを行えるようになりました。
テーマ修正&テスト&本番環境反映を簡単にする
ここしばらくは、WordPressのテーマ修正にはTheme Test Driveというプラグインを利用しておりました。
これはこれで「導入がもの凄く簡単」てのは間違いなく素晴らしいんですが、テストしてから実際の環境に反映させるためにどうしても一手間が余分にかかってしまう。
そのせいでどうしても「ちょっとした修正」というのが億劫になって、結局修正しようと思うところに手を付けずに放置してしまう。
これではアカンということで、やる気溢れる今のうちにやる気が無くてもラクしてテーマを修正するための快適な環境を準備することにしました。
そのための第一歩が、ローカルでWordPressを動かすための「MAMP」の導入と、WordPressのインストール。
MAMPの導入と設定
とりあえずまずはMAMPのページからMAMPをダウンロードしてきてインストール。
インストール自体は「続ける」連打であっけなく終了します
インストール後MAMPを起動
「サーバを起動」を選択すると、MAMPの基本情報が書かれたページがブラウザで開きます(スタートページを開く、で同じページが出てくる)
色々と難しい感じの文面が書かれておりますが、とりあえずローカルでWordPressを動かしたいってだけであれば、難しいことはあんまり気にする必要はありません。
ひとまず覚えておくのは、ブラウザに「http://localhost:8888/」って入れてやると「Document Rood」で選択された場所のページが表示される、ということ。
とりあえずこのままの場所でもいいんだけど、個人的に細かいファイルは全部Dropboxで管理出来るようにしておきたいので、Dropboxの中にgoryugocomっていうフォルダを作って、そこが「Document Root」にしました。
WordPress用にデータベースを作る
続いて、WordPressをインストールするために「データベース」というやつを作ってやります。
さっきの「http://localhost:8888/」のページにある「phpMyAdmin」をクリックして
データベースを作成する、の所に「wordpress」とでも入れて「作成」を押す(名前はなんでもいいけど、WordPressインストール時にこの名前が必要。wordpress にしておくと後がラク)
WordPressのインストール
ここからはWordPressのインストール。
以下のページからWordPressをダウンロードしてきて、さっき選択した「Document Root(標準ではApplication/MAMP/htdocs の中)にwordpressって名前のフォルダを突っ込む。
その後「http://localhost:8888/wordpress/」をブラウザで開くと、こんな画面が表示されるので、そのまま「設定ファイルを作成する」を選択
なんか色々書かれていますが、気にせず「さあ、始めましょう!」(MAMP標準のユーザー名、パスワードなどは下記参照)
データベース名:wordpress(さっき作った名前)
ユーザー名:root
パスワード:root
データベースのホスト名:localhost(初期設定)
テーブル接頭辞:wp_(初期設定)
これで送信してやれば、ローカルWordPressの準備は万端。
インストール実行を押して
WordPressの最初の設定「ようこそ」の登場。
あとは、ここに名前とか入れてやれば完了。
テーマ編集用のテストとかの場合、普段とは違う名前にしておくと、間違えにくくて良いかと思います。
私は「MAMPごりゅご.com」って名前にしときました。
今後は、MAMPを起動して「http://localhost:8888/wordpress/wp-admin/index.php」を開けばローカルワードプレスのダッシュボードを開くことができるようになります。
テーマやプラグインとデータベースのコピー
これでとりあえずローカルワードプレスの作成は完了ですが、あとは出来るだけ自分が普段使っている環境と同じようにするために、いくつかファイルのコピーをしてきてやります。
一番シンプルなのは、WordPressのフォルダの中にある「wp-content」フォルダの中身をサーバからダウンロードしてきて、まるっとそのまま中身を入れ替えてやること。
その後、データベースをダウンロード(大抵のWordPressが使えるサーバならばphpMyAdminが用意されているので、そこから「エクスポート」すればいい)してきて、MAMP側の「phpMyAdmin」の「インポート」からデータベースをインポート。
データベースコピーはめんどくさい
これでぜーんぶ同じになるんですが、ぼくの場合見事にMAMPの初期設定でphpが読み込めるデータ量(32MB)を超えてしまっていたので、もうめんどくさいから記事を全部読み込むのは諦めて、20-30記事くらいだけ残したデータベースを半分手動で作って、それをインポートしてやりました。
ちなみに、データベースを「全て」読み込むと、設定の「WordPress アドレス (URL)」も変わってしまうため、変なところでハマってしまわないためにはデータベースのインポートはしない、ってした方がいいかもしれないです。
「wp_options」テーブルを外してデータベースを書き出すか、あとでその部分を直したりすればいいんだけど、とりあえず「ほぼ同じ見た目」を手に入れるためならば「プラグインの有効化」と「ウィジェット設定」くらいをWordPressのダッシュボードから行って、何記事か手動でコピペとかしてやればおよそはおっけーです。
これでローカルでテーマを編集する素材は整ったので、この後はテーマファイルの編集がスーパー楽チンになる「Coda」の導入と、バージョン管理していつでもファイルを好きな状態に戻せる「git」と、git管理がGUIでラクになる「SourceTree」を導入して、テーマの編集からテスト、本番サーバへの反映までをサクッと出来るようにしていきます。
つづく
参考
網元を利用してNginxブログ環境へ AWSへのサーバ移転までの基礎知識 | ごりゅご.com
新しいテーマを作ったりするときにローカル環境無しでWordPressのテストが出来るTheme Test Drive | ごりゅご.com