数ヶ月前に購入以来、いろいろ気に入りまくって使いまくっている360°全天球カメラ「RICOH THETA」
この製品がアップデートして、撮影した画像のカメラロールへの書き出し、さらにはGoogle Mapとの連携機能などが追加され、ますますいろいろと面白くなってきております。
iPhone単独で出来ることが増えた!
今回のアップデートは大きく2つ。
1つはTHETAで撮った写真をiPhone,Androidの「カメラロール」の保存できるようになったこと。
そしてもう1つはGoogle関連サービスとの連携が強化されたこと。
とりあえず今まではTHETAで撮った写真というやつは、THETAアプリからしか閲覧することが出来ませんでした。
これが先日のアップデートで「カメラロール」の読み込み、書き出しが出来るようになりました。
これが出来るようになったおかげで、実はかなり色々「iPhoneだけ」で出来ることってのが増えております。
たとえばこんな感じで、THETAで撮った写真に矢印とか文字とかを書き込んでちょいと「わかりやすくする」ことなんかが出来るんですが、こういうのはこれまでは「パソコンでデータを読み取って」「それを加工する」ってことをしないといけませんでした。
リコー THETAの360°写真にSkitchで注釈を付けられたよ | ごりゅご.com
これがTHETAのアプリから「書き出し」が出来るようになったおかげで、その写真を好きなアプリで好きなように編集出来る。
ちょっと色味を変えてみるとかしたりして「キレイにする」ってのがiPhoneだけで出来ちゃうのはかなーりステキ(アプリによってはメタデータが消えてしまう可能性はあるので、その点は注意)
また、THETAって撮影時の「向き」ってのをちゃんと覚えててくれて、THETAをどういう向きで写真を撮ってもちゃんと「上が上になるように表示してくれる」ってのがステキな所だったりするんですが、カメラロールに書き出すときに自動で「上が上になる」ように書き出してくれるおかげで、カメラロールがすごーく見やすくなり、ただ単純に「お手軽パノラマ画像撮影」の道具としても使えるようになりそうな感じです。
生データ(THETAで取ったままの写真)はこんなの
アプリから書き出しするとだいぶ雰囲気が変わる
Google+でそのまま360°画像表示
そしてさらに、THETAでの「アプリ内書き出し」の際には「Photo Sphere XMPメタデータ」というやつが追加で書き出されるようになりました。
「Photo Sphere XMPメタデータ」というやつの詳しい仕様はよくわかんないんですが、簡単に言うと「3D写真の規格」の名前で、このデータがあると「Googleの色んなアプリ」で連携出来ることが増えるようになるみたいです。
この規格の写真をGoogle+に投稿してやると、Google+内でページを移動することなくグリグリ写真を動かしたり(iPhoneアプリには未対応)、GoogleMapの「ビュー」という、360度写真をMapに投稿するウェブサービスにも画像を投稿したり出来るようになります。
そして、この「ビュー」というやつに360度写真を投稿してやると、Mapと連携したグリグリする地図をブログなんかに埋め込むことも出来るようになります。
さらには、この360度写真をリンクさせて、オリジナルの360°写真マップ、なんてのを作ることも可能。
Photo Sphere 写真をリンクする(コンステレーション) – マップ ヘルプ
Googleの「ビュー」ってやつは今回初めて知ったんだけど、なんかすごい面白そう。
また、THETAの写真をGoogle+では手軽に見ることが出来るって事で、個人的にはGoogle+を利用する頻度もこれから上がってきそうな感じ。
THETAすげーおもろいと思ってたんだけど、これからもっともっと面白くなりそうで、ぼくの脳内はますますTHETAでいっぱいになってまいりました。
全天球イメージをスマートフォンのアルバムに保存できるようになりました。また保存時にはPhoto Sphere XMPメタデータが追加されるようになりました。 | RICOH THETA