写真をiPhone,iPadに取り込める純正カードリーダーの使い方や仕様のまとめ

Lightning - SDカードカメラリーダー

追記:2015年12月 iOS9.2からiPhoneでもカメラコネクションキットが使えるようになりました。これに伴い、記事全体を書き換えました。

iPadの端子がLightningに変わってから「カメラコネクションキット」みたいなのって無くなったのかと思ってました。

既にもう、SDカードの写真をiPadに読み込む、ということは誰もやらないことなんだろうか?興味ないことなんだろうか?って思ってたら、ちゃんとそういうの出てたんですね…

ということで、先日iPadにデジカメ写真を取り込むための「Lightning – SDカードカメラリーダー」というApple純正のSDカードリーダーを購入してみました。

シンプル故に結構わかりづらいことが多かったので、現状わかったことをまとめてみたいと思います。

SDカードの写真をiPadで読み込む

「Lightning – SDカードカメラリーダー」の機能を簡単にまとめてみるとこんな感じです。

  • Lightning端子でiPhone,iPadとSDカードを繋げる「カードリーダー」
  • iPhone,iPadに繋ぐとカード内の写真や動画を読み込める(動画ファイルはフォーマットに制限あり)
  • iPhoneでもiPadでも利用可能(new!)
  • 似たような物で「Lightning – USBリーダー」というのもある。これは、ケーブルを用いてカメラなどとiPhoneを直接接続するもの。

iOS7以降、細かい使い勝手などが色々変わっているみたいで、読み込み時の画像形式の選択などは出来なくなっているようです。

写真取り込みまでの手順

実際に、SDカードの写真をiPadに取り込むまでの流れはこんな感じ。
(iPhoneでも流れは同じです)

まずは、撮影した写真が入ったSDカードを「Lightning – SDカードカメラリーダー」に差し込んで、その後iPadに繋ぐ
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そうすると、自動で「写真」アプリが立ち上がり、メニューに「読み込む」という項目が追加される
IMG 0126

注意すべきは「削除」ボタンを押すと、驚くほどあっけなく勢いでSDカード内の写真が消されてしまうこと。

また、読み込みの速度自体は、写真のサイズなどにもよりますが、1枚1秒以上かかると考えておいたほうが良いです。

RAWデータの扱いについて

とまぁ、この辺はだいたいどこにでも書いてあることで、個人的によくわからず色々知りたかったのが「RAW画像がどうなるのか」ということ。

結論から言うと「RAWは自動で読み込まれてた」

ただ、それをiPad単独で取り出す方法が(今のところ)わからなかった、という状態。

この辺、ちょいと複雑な感じになっております。

RAW画像のみのファイルはわりと自由自在

RAWファイルのみで撮影した画像は、この「Lightning – SDカードカメラリーダー」を使うと色々面白いことが出来そうです。

まず、「Good Reader」などのアプリでカメラロール写真を読み込めば、RAWファイルを簡単にクラウドなどにアップロード出来る。

更には、RAWファイルがフォトストリームに保存されるという、なんだかとても面白いことも起こります。

そして、こうやって読み込まれたRAW画像はiPad内では他のJPEGと変わらず「写真」としてフツーに扱えます。
(バックアップ以外の用途では、TwitterやFacebook、Instagramなど、通常の写真と同じように扱えました)

RAW+JPEGの画像はイメージキャプチャで取り出す

RAWのみの写真はiPadから自由に色々遊べるんだけど、RAW+JPEGという形式で取り込んだ写真はちょっと自由度が下がります。

というか、iPadからRAWが見えない状態になってしまい、パソコンに繋がないとRAWが取り出せないぽい。

そして、写真もフォトストリームにはアップロードされなくなってしまいます。(これがなぜかよくわからない)

iPad内にはちゃんとRAWは保存されているっぽいんだけど、いろいろ頑張ってみてもiPadだけでRAWを取り出す方法は見つからず…

RAWデータ自体は、Macに標準で付いてくるアプリ「イメージキャプチャ」から取り出しや削除を行えますが、とりあえずiPad単独での取り出しの仕方は不明のままです。
スクリーンショット 2014 03 06 18 23 59

上手く使えば「iPadだけ」で出来ることがすごい増えそう

2015年現在の仕様の場合、フォトストリームにデジカメの写真を保存したい場合には「RAWのみ」もしくは「JPEGのみ」で撮影する必要がありそうです。

iPhone,iPad上からはRAWのみでも写真のように扱える、ということを考えると、デジカメ写真はRAWのみで撮影する、とかにすると面白いのかなぁ。

iOSでRAWが吸えるというのは個人的にすごーく面白そうなので、是非ともなんかおもろい使いみちを考えてみたいところです。

参考

カメラリーダーは1個3500円です。iPhoneでカメラ写真が取りこめるようになって、この製品の使い勝手はものすごく良くなりました。

買っといてよかった!

Lightning – SDカードカメラリーダー(Apple Store)

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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