先日、コクヨから「名刺CamiApp」という、名刺のデジタル化に特化したアプリ&連携製品が発表されました。
で、この「名刺CamiApp」に対応した製品のサンプルをいくつかいただいて使ってみたところ、これが中々いい感じで面白い感じだったんで、ちょっとご紹介したいと思います。
個人的な名刺管理の方法としては、ScanSnap x Evernote ってのが一番なんですが、なんといってもそれなりにコストがかかる。
低コストでお手軽名刺管理を始めたい、って人には「名刺CamiApp」が一番いいんじゃないか、って思ってます。
「名刺」にひたすら特化した専用アプリ
CamiAppってのは、最近増えてきた「デジタル連携文具」と言われる製品の1つ。
専用のメモ帳をスマホのアプリで撮影すると、自動できれいにいい感じに手書きメモをデジタル化できますよ、って言う製品。
元々は「電子化が簡単なメモ」だったんですが、その派生的な製品として「名刺に特価したもの」が追加されました。
面白いのは「アナログの名刺ファイル」を買うと、そこに「デジタル化のための台紙」も付属してくるという、アナログ&デジタルの両方に対応した製品だということ。
対応製品は今のところ以下の2つ。
合体素材の「元」になるものと
単体でも使えて、上のものに合体させることもできるやつ
「元」の方に名刺ファイルαを最大6つまで「合体」させられる
購入時にはファイルが2つ付属。あとは、名刺が増えてきたら必要に応じて買い足せばいいじゃん、て仕組み。
ノビータが天才的で凄い
この製品は「名刺ファイル」でありつつ、同時に「ノビータ」という、これまたなんか天才的な仕組みを採用したファイルでもあります。
ノビータというやつは、中身の量に応じてファイルが膨らみ、少ないときは細い形で、多くなればそれに応じて太くなる、という天才的ファイル
最終的にはこのくらいの厚さまで「自然に」伸びる
名刺CamiAppで名刺を電子化(Evernote自動同期)
ノビータの天才っぷりは置いといて、本題の「名刺の電子化」について。
名刺CamiApp対応のファイル「名刺α」を買うと、名刺読み取りシートという名の「台紙」が付いてきます
こいつが名刺デジタル化の要。
この台紙に名刺(その他実験用カード)を乗っけて
専用アプリで撮影すると
最大8枚までの名刺が一発でアプリに登録される
(現バージョンは向きの補正などは行われない模様。縦向きは撮影時の向きを変える必要あり)
名刺1枚1枚にメモやタグ、交換日を設定できる。交換日、タグからの絞り込みや、メモに書いた内容で検索することも可能
最強にお手軽な名刺整理の方法
今までそれなりに「名刺整理ツール」を触ってみましたが、名刺CamiAppでの名刺整理というのは、私が知る限りで「もっともお手軽度が高い方法」で、そういう意味で「一番人にオススメしやすい方法」だと思いました。
「個人的一番オススメ」な名刺管理の方法はScanSnap Evernote Edition を使ってスキャンすることなんですが、この方法はそれなりにお金がかかる。(約5万円)
Evernoteにも「名刺撮影機能」はあるんだけど、プレミアム会員じゃないと月に数枚しか保存できない。
その点、この名刺CamiAppは、スマホさえ持っていれば、あとは1000円程度のファイルを買うだけ。
もっと言えば、名刺CamiApp用の台紙さえあれば、それ以外全然お金はかからない。
8枚同時撮影をする場合には、ある程度「真上」から撮影しないと全ての名刺にピントが合いにくい感じはしましたが、2~3枚程度ならばその辺も気にする必要なし。
デジタル名刺管理の第一歩としていい感じ!
Evernote連携の設定を済ませておけば、バックグラウンドでいつのまにかEvernoteと同期してくれていて、EvernoteのOCRを使って検索までできるようになってしまう。
撮影&保存だけでなく、その後の名刺の活用という意味でも、このアプリだけで完結してくれそうでいい感じです。
現状、撮影した名刺写真をアプリ内で拡大できなくて、細かい文字が読みづらい、というのはちょいと残念なんですが、この辺はきっとすぐに修正されるのではないかと期待しております。
価格的な敷居も低いし、「写真撮るだけ」で名刺を保存。保存したデータもアプリから活用しやすい。
コクヨ製品は「これすげぇ!」って思うやつけっこう沢山あるんですが、こいつはかなりだいぶ人にオススメしたくなる製品でした。
参考
名刺CamiApp – CamiApp<キャミアップ> – コクヨS&T