企画「ブログ観光大使」で中部国際空港からカンボジアに行く際に、中国 広州白雲空港で乗り継ぐ飛行機を利用しました。
これ、チケットに「経由便です」とか書かれてて、なんだそれよくわからんけど一回どっかで止まるってことか?なんかそれ面倒くさそうだなーと思ってたら、想像を大きく超えるメンドクサイ旅になりました。
「経由便」について
今回利用した「経由便」というやつですが、調べてみるとこんな感じの事が書かれていました。
経由便とは、飛行機で目的地へ向かう途中、どこか別の地点に立ち寄り、別の飛行機に乗り換えたり、待機して同じ飛行機で目的地に向かったりするが、便名が変わらないものを言う。
すごーく紛らわしいのが「便名が同じなので見た目は直行便のようにも見える」ということ。
で、ただ1回別の空港に立ち寄るというだけならば、なんだよ余分に時間かかるのとかめんどくさいなーくらいで済むんですが、今回利用したパターンの便というのが、なんともこれまたさらに複雑で難しい。
中部国際空港でのチェックインの際にこんな紙を渡されたんですが、これを見ても不安でいっぱい。
名古屋 → 上海 → 広州 の流れ
今回の上海経由便を利用した流れはこういう感じ。
- 飛行機が上海で止まる
- 全員強制的に飛行機から降りる
- 飛行機を降りた先で「広州!広州!」と叫んでる添乗員に声をかけて、チケットとシールを渡される
- シールは目印のために服にぺたっと貼り付けられる
- 言葉がよく通じないままその場で待機
- 広州に行く人が全員揃ったら、団体行動で入国審査へ
- 入国後、再び待機して揃うのを待つ
- みんなで揃って手荷物検査に連れて行かれる
- 検査終了後、チケットに書かれているゲートまで歩いて、前回と同じ飛行機に搭乗
- 広州白雲空港へ到着
- 再び今度は中国出国の手続き
- 目的地・カンボジアに到着
広州での乗り継ぎは一人で行動できたんだけど、上海で一度中国に入国しているため、再び中国の出国審査を通過して、さらに手荷物検査を通過して、って感じで、けっこう混雑しているルートを再び通らないといけませんでした。
国際線 → 国内線 → 国際線 だからこうなるらしい
今回の旅はすげー面倒だったよ、って話を目的地カンボジアに到着後に話してたら、旅のプロトライシーの高柳さんが、うむ、それは中々にレアケースな面倒なやつだ、と教えてくれました。
まず「経由便」という、仕組みがちょっとレア。
これは、利用者が少ないから、途中で一回降りて、そこで一部の乗客を入れ替えることで、飛行機全体の搭乗率を上げようという作戦。
それ自体は「レア度」はさほど高くないらしいんだけど、今回面倒だったのは 名古屋 → 上海 → 広州 という経路。
名古屋から上海は「国際線」なんだけど、上海から広州は「国内線」
そして、広州から次の目的地カンボジア・プノンペンはこれまた「国際線」
要するに、上海から広州は中国国内の移動であるため、一度中国に「入って」からでないと「国内線の飛行機」に乗れない、ということらしい。
大抵の飛行機の乗り継ぎってやつは「乗り継ぎ手続き」をすれば「その国に入らずに済む」んだけど、今回はそういうことが「できない」ケースだったみたいです。
経由便難しい!
また、これで手順を覚えた!と思ったら帰りは帰りでこれまた全然違う手段で「経由」の手続きをしないといけなかったりで、これまた大変でした。
帰りの便は、広州に着いた段階で「入国」して、他の人と全然違うルートを歩かされ、出発直前までトイレ1つしかない場所で長らく待たされました…
広州白雲空港 上海経由名古屋便で出発まで待たされた場所 – Spherical Image – RICOH THETA
こういう乗り継ぎ時間を有意義に過ごすためにプライオリティパスを持ってるから、待ち時間はラウンジで過ごしたかったのに…
2回目ということでさすがに不安はなかったんだけど、とにかくまぁ待たされるし時間かかるしで面倒くさかった…
海外旅行は5~6回くらい、飛行機の乗り降りは通算で30回くらい経験して、そろそろちょっと飛行機とかも慣れてきたかなー、とか思ってましたが、まだまだ世の中には難しい仕組みがいっぱいある事を思い知らされました。