30秒に1回自動で写真撮影 ライフログカメラNarrative Clipを使ってみた

Narrative clip 06

1年ちょっと前に注文したライフロギングカメラ「Narrative Clip」が、先日、ついにようやく我が家に到着しました。

当時はmemotoという名前で、発送予定は2013年の4月

自動で30秒ごとに位置情報付きの写真を残してくれるライフログカメラmemotoを購入しました | ごりゅご.com

これがまぁ、伸びに伸びまくった1年間。
待ちに待ちまくった1年間。

ようやく手元に届き、1週間程使ってみた段階です。

30秒に1枚の写真を自動で撮影するクリップ

Narrativeを一言で説明するなら、全自動ライフログカメラ。

本体前面にカメラが付いていて
Narrative clip 01

側面はバッテリー残量を示すLEDで、裏面に固定用のクリップ
Narrative clip 02

これを首元辺りに付けておくと、完全に自動で、30秒に1回いつのまにか写真を撮っている、という仕組み。

PCに接続してデータをクラウドにアップロード

ちなみにこのNarrative Clipというやつは、ハードウェアの機能としては「撮影」しか存在しません。

意識的に写真を撮るためにはカメラをダブルタップ、また、写真を撮りたくない時にはカメラを下向けにしておく、という方法もありますが、基本はとにかく全自動で撮影しまくるカメラ。

写真を閲覧するには、PCとカメラを接続。(microUSBケーブル)
Narrative clip 04

カメラのデータを専用のソフトで吸い出して、クラウドに画像をアップロード。

Narrativeのソフトにて、写真を取り込んでいる時のようす
スクリーンショット 2014 04 27 15 31 52

クラウド側で撮影した写真の解析が終わると、専用のスマフォアプリから写真を眺めることが出来る、という仕組みです。

Narrative
価格: 無料
バージョン: 1.0.3

解析が終わるまではアプリから写真を見ることは出来なくて、枚数が多いと場合によっては半日くらいかかることもあります。

サーバが自動的に1シーン毎の塊に写真を区切り、タイムラインのように閲覧
IMG 4033

スライドor自動再生で1枚1枚の写真を振り返ることが出来ます
IMG 4034

30秒ごとの写真を集めてみるとすごく新鮮

ちなみに、このNarrative Clipで実際に撮れる写真、画質はいつの時代の携帯?くらいのレベルだし、画角も狭くて全然周りが映ってくれません。

だがしかし、実際に使ってみるとこれがすごく面白い。

必ず30秒ごとに1枚の写真が残されているって事で、ただのノイズだった1枚1枚の写真に流れができて、自分がその日に何をしていたのか、ということをほとんど完全に振り返ることが出来る。

実際に私のNarrativeが撮った写真をアプリで見てみるとこんな感じ

電車に乗って移動

ひたすら家でパソコン

現段階では、1日の流れをほぼ完全に振り返ることが出来る、という「全自動デジタル日記」的な用途以上のものは見出しづらくはあるんですが、そのうちソフト側が進歩すれば、あの場所どこだっけ?というのは完全に思い出せるものにもなるし、あのとき会った人の顔、というやつもバッチリ。

今月行った場所一覧、とか、今月会った人の顔写真、とかそういう解析も出来るようになるかもしれない。

また、現段階でも「何時何分から何時何分までなにをしていたのか」というのは、ほとんど完全データとして残っているし、データを見れば思い出すことが出来るので、自分の生活の行動記録をきっちり正確に残す、という用途においては凄まじい力を発揮できるんじゃないかと思います。

少なくともNarrative使ってれば、何時から何時までブログを書いてたかは思い出せるから、ようやく「ブログ1記事に何分くらいかかってますか?」って質問にも答えることが出来るようになりそうです。

Narrative Clip – a wearable, automatic lifelogging camera

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
受講&iPad活用のヒントになる情報をお届けします。iPad Meetup(Zoom座談会)も開催します。
ライスワークやライフワークにiPadを活用したい人におすすめのコミュニティです。