Chromecastの初期設定方法やAppleTVとの違いとかとまとめてみた

Chromecast 03

Google製のテレビを便利にする道具「Chromecast」

AppleTVを持ってて、もうこれで十分満足しまくっているのに、ついついまぁまぁ値段が安いことにつられて買ってしまいました。

参考:ごりゅご.comのAppleTV関連の記事一覧

とりあえずさっきまで色んなことを試してみていたんですが、AppleTVとはちょっと違う「これはこれでアリだな」っていう製品でした。

ChromeCast

Chromecast本体はこんな感じの製品で、本体の先っちょがHDMIの端子になっています。
Chromecast 03

同梱品のケーブル。microUSB-USBのケーブルと、電源アダプタ、HDMIの延長コードが付属
Chromecast 02

本体はこんな形でも電源は必要なので、これの先端にmicroUSBケーブルを繋げて、コンセント、もしくは電源供給できるUSB端子に接続してやる必要は出てきます
Chromecast 04

この状態でテレビのチャンネルを合わせてやると、こういう感じでセットアップしてね、って画面が出てきます
Chromecast 05

ここで、iPhoneやAndroid、Mac、Windowsの「セットアップアプリ」をダウンロードして、そこから設定を行います。

Chromecast
価格: 無料
バージョン: 1.5.1

アプリさえインストールしてしまえば、あとはアプリに言われるとおりに設定してやれば驚くほどすんなりと設定は完了します
IMG 4200

対応アプリから見たい物を選んでテレビで表示

で、結局Chromecastっていったいどういう物なの、って事なんですが、一言で言うとスマホやパソコンから「テレビで見たい物を選べる」道具。

「Chromecastに送信できるアプリ」を使って、自分の家のテレビでYouTube動画を見たり写真を見たり出来る、というもの。

AndroidとかWindows,Macだけでなく、もちろんiPhoneでも使えます

OSがどうのこうのっていうのではなく、アプリが対応しているかどうかだけ。

例えば、iPhoneのYouTubeアプリはすでにChromecastにいつのまにか対応していて、ボタンを押して「繋げて」やることで、iPhoneで見たい動画を選んで、それをテレビで表示する、ってことが可能です
IMG 4198

他にも、iPhoneだとGoogle謹製の動画を見るアプリや、写真表示アプリなんてのが存在しています

Google Playムービー&TV
価格: 無料
バージョン: 1.0.2

Photo Cast for Chromecast
価格: 無料
バージョン: 3.0.2

AppleTVとChromecastの違い

すごーく大雑把に言えばGoogle版のAppleTV、ってことなんですが、細かいところを見ていくと結構違いがあったりします。

例えば、AppleTVはアプリの対応非対応に一切関係なく、iPhoneの画面と音を全部そのまま簡単にテレビに表示できる(AirPlayのミラーリング)のに対し、Chromecastはアプリ側がChromecastに対応してやらないといけない。

もちろんiPhoneもAppleTVにきちんと対応したアプリの方が遙かに便利で使いやすいんですが、このおかげでゲーム画面をテレビで表示するとか、ブラウザ画面を簡単に共有できたりする、なんてメリットは結構大きいです。

イメージとしては、AppleTVは「単体でYouTubeやHuluの再生が出来る」ものでありつつ、同時に「AirPlayでiPhoneやMacの画面をまるごとテレビに表示できる機器

そしてChromecastは、スマホやパソコンを専用リモコンにして「PCやスマホのアプリからテレビで表示させたい物を選ぶもの」でありつつ、同時に「ChromeのタブやPCの画面をテレビに表示できる機器(iOSは無理)」

この点に関係しているのかしていないのか、ちょっと面白い違いが1つあって、少なくともYouTubeの視聴に関してはAppleTVよりもChromecastの方が便利だと感じました。

単体でデータを受信する?Chromecast

基本的に、iPhoneからAirPlayでAppleTV上のテレビで動画を再生している場合、iPhoneの操作が制限されます。

iPhoneの電源が切れたら動画の再生が終わるのはもちろんのこと、電話の着信やカメラの利用でも一時的に再生が止まったり、音楽が鳴るようなアプリを立ち上げるとテレビからはそっちの音楽が流れてしまいます。

AppleTVで使えるAirPlayというのは「無線で今見てる画面を飛ばす」という機能をベースにしたもの。

それに対してChromecastでのYouTubeとGooglePlayビデオは、一度再生が始まってしまえば、後はAndroidの電源を切ってもテレビで最後まで再生出来ることを確認しました。

(AppleTVはiOSからデータを受け取るのに対し、Chromecastは本体が直接ネットからデータを受信しているぽい?)

YouTube垂れ流し最強ツールだった

Chromecast x YouTubeの組み合わせはとにかくいい感じで、これだけはもう完全にAppleTVよりも便利だと思います。

優秀なのはChromecastでなくYouTubeアプリって感じなんですが、YouTubeアプリからChromecastの「キューに追加する」という機能が非常に便利で使いやすい。

YouTubeアプリがChromecastに繋がった状態で動画を選択すると、Chromecastで「すぐに再生」するか「あとで再生するリストに入れるか」ってのを選ぶことが可能
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アプリを使って、とりあえず見たいなーってやつをぜーんぶキューに追加してやれば、果てしなく気になる動画をテレビで再生し続ける事が出来るようになって、テレビみたいな「垂れ流し」を思う存分楽しむことが出来ます。

パソコンやスマホでのYouTube垂れ流しはまぁまぁ簡単だけど、これがテレビでも簡単に出来るのは結構すごい。

また「複数の端末からChromecastのキューに追加出来る」って所にも、なにかこうテレビに今までとは違う見方、使い方が出てきそうな感じがします。

AppleTV持ってないなら十分に買い

イマドキ家にはWi-Fiとスマホ、テレビはあるでしょ、って環境が前提にはなるんですが、約4500円という価格を考慮したらもう十分に買っといて損はしないものだと思いました。

さすがに、家にAppleTVがあるんなら無理して買う必要は無いと思うんですが、持ってなかったら文句なしに買いと言える感じ。

AppleTVを買うか、Chromecastを買うか、というとどっちがいいか難しいですが、家の電子機器が全部AppleならやっぱりAppleTVの方がいいと思うけど、そうじゃなきゃChromecastかなぁ。

AppleTVの良いところは、AirPlayでの動画再生に加えて、MacやiPhoneの「画面も映せる」ってところだと思うんですよねぇ。
(ChromecastはPC,MacのChromeのタブか、スマホの対応アプリの画面をTVに映せる)

そこが機能の違いでもあるし価格の違いでもある感じで、プレゼンとか打ち合わせとかでAppleTV使えるテレビがあるとすげぇ捗るんです。

あとは、現状HuluアプリはChromecastにまだ対応してないぽいので、Huluが好きでたまらない人は(今のところ)AppleTVを買っといた方が便利な感じはします。

YouTube好きはChromecast、Hulu好きはAppleTV、ってのが今のところの判断基準、なのかなぁ。

Chromecastはけっこう「アプリ次第」な感じもするので、今後アプリによってどれだけ便利になるのか、その辺に期待したいと思います。

参考

ブログで紹介きれなかった写真などもフル解像度で載せてます
ChromeCastレビュー写真(Google+アルバム)

Hulu(公式サイト)

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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