家計簿の細かい費目を管理するならZaimのレシート読み取りがけっこういい感じ

zaim

自宅の「食費管理」の目的で、レシート読み込みがウリの家計簿アプリ「Zaim」というやつを試してみることにしました。

現在、お金の管理にはマネーフォワードを使っているんですが、ちょいとこれだけでは物足りない部分があり、レシート読み取り精度がどのくらいすごいのか、という実験も兼ねて「補助」としてZaimを使ってみています。

マネーフォワードの素晴らしさを語ろう

Zaimを「補助」として使う理由は、とにかくマネーフォワードが便利だしマネーフォワードが大好きだから。

オンラインバンキングやクレジット履歴のデータをネット越しに取ってくれば、現金以外のお金のやり取りは全部自動化出来るよね、ってコンセプトの素晴らしさ。

そして、個人事業主的にマネーフォワード用に入力したデータはそのままマネーフォワード For BUSINESSに反映させられ、毎年の確定申告までほぼ自動化出来るという、ここ最近のオレテーマ「電子化」のメリットを最大限に生かそうとしているマネー管理アプリです。

無料家計簿-マネーフォワード
価格: 無料
バージョン: 5.3

ただこのアプリ、ほぼ全て電子化されているが故に、イレギュラーなことを行おうとすると非常に手間暇が大きくて「家計全体」をきちんと知るにはいいんだけど、もうちょっと細かい事をやろうとするとちょっと足りないのです。

「食費」をきちんと分類する

ようするに何がしたかったのかというと、我が家の「食費」というやつを、もう少し細かい範囲できちんと把握したくなったのです。

現状、クレジットカードや電子マネーを使ってスーパーなどで買い物をすると、マネーフォワードなどでは「1会計」扱いで、そのお金というのは「食費」という「1項目」にしか分類することはできません。
(厳密に不可能ではないけど面倒)

スーパーでは食料品も買うし、ゴミ袋、洗剤などの日用品も買う。

まぁ大雑把な支出の把握であれば食費も日用品も「生活費」で区別する必要も無いんですが、せっかくなので色々やる気があるからこういうのを「きちんと」把握したい。

そして、きちんと把握しようとする場合には、我が家の食費に占める酒代の割合が大きすぎる。食費が安くなったか高くなったのかを知ろうとすると、その大きな割合を占めている酒代を別口にして考えてみないと実態がわからない。

というわけで、酒代だけを別の家計簿アプリなんかでメモするかどうしようか検討して辿り着いたのが「Zaim」だったわけです。

レシートを読み取ればかなり細かく自動で項目が登録できる

Zaimのウリは「レシート読み取り」が無料でできて、結構精度が高いということ。

逆に、このアプリは「オンラインサービスとの連携」みたいなのは付いてなくて、そこは完全に「手動での家計簿」
(データはクラウドで保管してる様子)

Zaimアプリからレシートの写真を撮ってやると、こんな感じで金額や日付、お店の情報や品目というのを自動で読み取って、そこからかなり細かいデータを入力することが可能です
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さらに、最近のバージョンアップで、ここ最近一番活躍の頻度が上がってきた最強ScanSnap「iX100」と連携も出来るようになり、いちいち「頑張ってレシートを撮影する」ってこともしなくていい。
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何度かカメラとScanSnapの読み取り精度を比較してみましたが、やっぱり当たり前にScanSnapの圧倒的勝利。

手動カメラでもまぁまぁ使えるレベルではあるんだけど、iX100だとかなーり正確に読み取ってくれます。

実際にスーパーのレシートを読み込んでみたらこんな感じ。
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読み取り元のレシートはこれ。これはかなーりいい感じに読み取れたとき。ポテトチッ「ブ」ス、以外はほぼ完璧
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すごーく失敗した例。さすがにスーパーで20万円は使わん…
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だいたい平均するとこんなもん。割引が書かれているとうまくいかないことが多い。認識して辻褄が合わない分は「調整額」として表示される
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「iX100があれば」かなり精度は高い

現状の結論でいうと、iX100(というか連携するScanSnap)があれば、レシートの細かい項目を読み取って、正確な家計簿を付ける、という目的にはすごーく便利そうな感じです。

ただまぁ、実際の所、ScanSnapが無いとまだ「快適」と言えるレベルではないし、ScanSnapがあっても「完璧ではない」状況。

レシートを読み込んだアプローチというのも非常に面白いし、今現在は手間をかけても食費の詳しい内訳を把握しておきたいので、「酒」「食材」「お菓子」「調味料」くらいに細かく分けて、ちょっと丁寧な家計簿作りをしてみようと思ってはいますが、やっぱこれは多くの人にとっと「めんどくさい」かと
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Zaimが「費目」の分類を項目名から学習してくれたりすると、もう一段階便利になることもありそうだけど、どうなんかなぁ。

現段階では、Zaimも期待できそうだぜ、って思いつつも、手間暇のかからない点でいうと、人に勧めるならやっぱりマネーフォワードかなぁ。

両方使ってみようかと思えるような私みたいな人は、一回試してみると面白いと思います。

参考

[家族家計簿] マネーフォワードで夫婦の共有家計簿作り | ごりゅご.com

夫婦でのフリーランス生活に役立ってる10個のツールまとめ | ごりゅご.com

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この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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