我が人生において、もっと早く試しておけばよかったというモノ、サービスは数限りなく存在しているんですが、この「Pt engine」というヒートマップ機能付きアクセス解析もそんな中の一つ。
なんかこれどっかで見たよなーとか思いつつ、ブロガーズフェスティバルのプレゼンで実例を見せてもらい、おぉこれちょっと試してみたいかも、とか思って試してみておよそ1週間。
あぁぁぁぁぁぁ、また人生損してたこれ!!!なんでもっと早く試さなかったんや俺アホじゃん!
こういう思いをしたのはもう通算何回目なのかわからないけど、今回もまた自分の先見性のなさを思い知らされた素晴らしきサービスでした。
どこがたくさん押されてるか・どこまで見られてるか
このPT engine、一言で言えば「アクセス解析ツール」と呼ばれるやつなんですが、独自の「ヒートマップ」を使ってやるとアクセス解析のことをよくわからなくても直感的に改善点を見つけられるというのが素晴らしいところです。
アクセス解析っていうと、なんかこう今日のPVはどうだったのか、みたいなことばかり見てしまいがちなんですが、大事なのはそのデータを「より良くするために生かす」というのが最大のポイントなわけで、それが直感的にわかる、というのは本当に素晴らしいところだと思うわけです。
実際の「ヒートマップ」というのはこういう感じ。言葉で言うならば「サーモグラフィ」みたいなものです
このPt engineのサーモグラフィでわかることは大きく2つ。
ページ内の「どの辺がたくさんクリックされてるのか」って情報と、ページ全体において「どこまで見られてるか&どの部分が見られている時間が長いのか」という項目。
(Pt engine上では「クリック」と「アテンション」として表示される)
で、例えばのたとえばで昨日今日で新しく発見したのがこれ
これ、下記記事のアクセス解析なんですが、文中にある「ゼスター」ってフレーズまわりがすっげぇクリックされています。
桃モッツァレラで大事なのはオリジナルのレシピ通りにきちんと作ること | ごりゅごはん
上記画像はモバイル版での解析結果なんですが、これはPC版での表示においても同じような傾向になっていました。
で、今現在はこのデータをもとにして「ゼスター」という単語からAmazonへのリンクを貼る、という実にアフィリエイトな変更を行ったんですが、これ、元々はカッコで括られてるだけのリンクでもなんでもないテキストだったんです。
もう一回改めて言いますが、このPt engineがすごいのは、特に専門的な知識がなくても、このデータを見れば多くの人が「ここは改善したほうがいいだろう」と気づくことができるということ。
データをマメに見るかどうかは別として、上記画像を見れば、ここはすっげぇ押されてる、ってのはまぁ「誰でもわかる」レベルのことですよね。
また、もう1つの項目「アテンション」というのも興味深いデータがたくさんとれておりまして「記事が終わった感じのところでほとんどの人はいなくなってる」ってことだとか「モバイルの人の方が最後まで読んでくれる率が高い(とりあえず終わりまでスクロールだけはしてくれる?)」なんて傾向も見えてきております。
他にも、「RICOH THETA」の埋め込み画像を置いとくとほとんどの人がそこで去っていくという、個人的にはひじょーに残念な結果もデータとして出ております。
ブロガーにもデザイナーにも是非ともお勧めしたいヒートマップ解析
もう3回目くらいの話になりますが、とにかくすごいのは直感的にわかるということ。
できる人ならば、Google Analyticsをうまく活用してやれば、たぶん同じようなデータを取ることはできます。
でも、このヒートマップは「見ればわかる」
そして、見ればわかるから、気楽に見る気になるし、そこから改善点を見つけ出すのも本当に簡単。
ここ2〜3日は、このデータを基にして「より押されやすい関連記事や読まれやすいフッター」みたいなやつを調べてみたりなんかして、そこからある程度の成果が見えてきそうな感じになっています。
また、こういうデータっていうのはブロガーのみならずWeb業界全般、特にWebデザイナーの人なんかだと自分でも思いもよらないような発見があってすごーく楽しいんじゃないかと思います。
Kloutスコアが50以上だと、かなーり無料で使える(個人利用限定)サービスです。
これ、本当にすげぇサービスだと思うので、興味ある方は1回試してみても損はないんじゃないかな、と思います。