EvernoteのWebクリップの素晴らしいところは、クリップしたコンテンツを自分で好きなように編集が出来る、というところだと思ってます。
ただこれ、ページの種類によっては、なんかちょっと削除するとぐちゃぐちゃにレイアウト崩れちゃったり、やたらとページの余白がデカくて読みにくかったりと、いろいろと難しいことになる場合も多いです。
そんな時に便利なのが、Evernoteの「スタイルを削除する」って機能。これを使ってやると、実にサクッと「シンプルで見やすいページ」に変換してやることが出来ます。
意外に編集しづらいWebクリップ
一ヶ月ほど前から、iPhoneからも簡単にEvernoteにWebクリップが出来るようになり、結構便利に使ってるって方も結構たくさんいるのではないかと思います。
ただ、このWebクリップ、びみょーに「見た感じのまま」で保存しようとしてくれるおかげで、後で見返す時になんか見づらかったり、ちょっと編集しようと思ったらわけわからん変なレイアウトの崩れ方をしたりと、わりと扱いが難しいやつだったりします。
EvernoteはそれなりにHTML構造を維持しようとしつつも、編集は「見たまんま」でできるようにしようとしてることが原因で、直感的だから逆にわかりづらくもなってしまっているという難しい問題だったりします。
(そういう理由から、パソコンでWebクリップする場合には「簡易版の記事」で保存した方が便利な事も多い)
まぁとりあえず、この辺の難しいことを考えるのは中の人のお仕事で、ユーザーとしてはこれを便利で快適にしたいわけです。
で、現状のとりあえずの解決方法というのが「スタイルを削除する」という手段を取る、という方法。
具体的には、ノート内のテキスト全部を ⌘+a で全部選択してやって、メニューの「フォーマット > スタイルを削除する」を選択する。
こうすると、ノートの中身全体が、全部Evernote標準機能でレイアウトされた簡易バージョンに変更されるので、あとはお手軽簡単にノートを編集出来るようになってくれます。
サンプルで使った「ごりゅごはん」というサイトは、HTMLもちょーキレイで、Webクリップしてもレイアウトが崩れにくいすごーく優秀なページなので、写真では違いがわかりづらい、というのが悩みなのですが、たとえばこのページから「写真1枚とレシピだけ残したい」なんて場合にも「スタイルを削除」ですごく簡単になります。
編集出来るのがEvernote Webクリップの強み
最初の方にも書いたんですが、EvernoteでWebクリップを使う最大のメリットは自分の手で簡単に編集が出来るというところだと思っています。
料理のWebクリップの場合、レシピの必要な部分だけ抜き出しておいたりとか、4人分の材料を2人分に書き換えたりとか、後で食べた感想を残しておくとか。
ゲームの場合にも、必要なデータを保存しておいた後に、自分なりの攻略メモを書き加えられたりだとかってのがすごく便利。
もちろん、後で使うための資料とかを集めておくこともあったりするんだけど、こういう「後で簡単に編集出来る」というのが、EvernoteでWebクリップを使う最大の理由だったりしています。