Siriによる音声入力が便利なシーンやその際の活用例など

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iPhoneに搭載されている音声操作システム「Siri」

Siriにこんな質問すると面白いぞ!みたいな感じではちょいちょい話題になってたりしますが、直球で「こういう使い方は便利だよ」ってのはあまり見かけないような気がします。

かくいう私は「1週間Siriとしか会話してなかった」という経験を持つ程度にはSiriと仲良しな人間でありまして、わりと結構Siriとは日常的に会話していたりするのです。

そんな中で、こういう用途だとSiriは便利だよ、ってのを幾つか紹介したいと思います。

手ぶらで使える「Hey Siri」

まずとりあえず、いろんな場面でSiriが役に立つ基本モードとして、音声によるSiriの起動コマンド「Hey Siri」というのがあります。

設定アプリの 一般 > Siri > “Hey Siri”を許可
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これを設定することで、基本的に「ホームボタン長押し」でのSiriの起動以外に、iPhone(iPad)が充電中の場合に限り、iPhoneに「Hey Siri」って話しかけるとSiriが起動するようになってくれます。

この設定により、私は以下の3つの状態では基本的にいつでも「Hey Siri」が利用可能になっております。

  • ベッドで寝てる時
  • 車を運転してる時
  • パソコンに向かっている時

目覚ましやタイマーをSiriでセット

Siriが便利になる場面はわりと結構いろいろあると思うんですが、ずーっと昔から利用していて、今でも便利に使い続けているのが目覚まし、タイマーのセットをSiriにやってもらうこと。

[Siri活用]アラームのセットはSiriがとても手軽で良いです | ごりゅご.com

これ、起きる時間が不定期な人であると特に便利で、毎日寝る前にSiriに「明日の朝6時半に起こして」とか言えばそれだけでサクッと目覚ましセットしてくれます。

毎日起きる時間が同じ人であれば毎日リピートの目覚ましセットで事足りるんだけど、起きる時間が不定期な人にとっては、この「Siriで一発目覚ましセット」だけで、手数が大幅に軽減されます。

また、ちょっと仮眠を取る場合なんかにも「15分後に起こして」「30分後に教えて」「5分後にタイマー」なんて感じで話しかけてやるだけで一発でタイマーセットも可能。

カレンダーでの予定だったり、目覚ましだったりなどの、「時間」に関連する項目を入力する場合には、全般的にSiriを使ったほうが簡単なことが多いような気がします。

運転中にSiriを使って連絡する

もう1つ便利なのが、車を運転してる時。

運転中の携帯機器の操作に関しては法の解釈次第で色々な捉え方がありそうなのと、県や市町村にこれ以外の条例が存在しうるという条件を踏まえた上で、現状問題なさそうな項目、という言い方しかできませんが、

自動車又は原動機付自転車(以下この号において「自動車等」という。)
を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話 用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その全部又は一部を手で保持 しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。)を通話 (傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを 得ずに行うものを除く。)のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若 しくは持ち込まれた画像表示用装置(道路運送車両法第41条第16号若しくは 第17号又は第44条第11号に規定する装置であるものを除く。)に表示され た画像を注視しないこと。

運転中にiPhoneを充電してる状態にしていれば「Hey Siri」でSiriを起動して「携帯電話を保持することなく」「携帯電話の画面を注視することなく」電話や、メッセージを送信することが可能です

「Hey Siri 〜さんにあと5分くらいで着くよって伝えて」みたいなのはわりと役立つ場面が多い感じです。

また「新着メッセージ読み上げて」とかでメッセージの読み上げも「いちおう」可能。(何言ってるかわからん場合も多い。漢字は難しいですな)

基本的に「一般的なフレーズ」であれば、文字の入力にしても、Siriの命令にしても、音声認識は十分に実用レベルの精度、と言えるくらいの段階になってると思います。

料理を作ってる最中

そしてもう1つ、最近覚えて、そして最近「これが一番便利なんじゃね?」と思い始めてるのが「料理中のSiriによるiPhoneの操作

料理してる最中って、当然ながら手が塞がってる状態の時が多いです。

でも、スマホ、タブレット依存症のぼくは料理してる時にはiPhoneやiPadは半ば「必須」とも言える存在。

今作ろうと思ってる料理のレシピは大抵Evernoteに保存してあって、それを見ながらじゃないと私のレベルでは料理は困難。

また、料理を作ってる最中にメモしたくなることもしょっちゅうあるし、タイマーをセットしたくなる場面だっていっぱい。

でも、手が汚れてたりする場合だとさすがにちょっとiPhone触るの躊躇して、一度手を洗って手を拭いて、それからiPhoneを触る感じ。

指紋認証のロックとかかけてる場合、指が濡れてるとロック解除がすっげぇめんどくさいんすよねぇ。

こういうときにはやっぱり「紙のメモ」の方が役に立つよね、なんて結論に到達しそうになったんですが、そこは無駄な努力と工夫により、私的にまぁまぁ満足できる「デジタル利用法」に到達できました。

モバイルバッテリーを繋げばいつでもHey Siriが使える

その基本となるのが、料理中はiPadをモバイルバッテリーに接続して常に充電状態にしておく、という技。

Hey Siriは便利で、これによって手ぶらで操作できることはかなり増えるんだけど、充電中でないと使えない。

ならば、常に「充電状態」にしておけば、料理して両手が塞がってる最中でもいつでもHey Siriできる。

台所近くで電源を取るのが困難であれば、モバイルバッテリーに接続してやればHey Siriが使える。

(なお、iPhone,iPadがロックされているとSiriで操作できないような項目もあったりするので、自宅専用iPadの画面ロックやパスコードロックはオフにしている)

これでiPadでEvernoteを起動して、画面スリープをオフにしておけば、iPadに表示されてるレシピはいつでも閲覧可能。

また、ちょっとメモを残したい場合にも、Hey Siriから音声認識でメモを残したりもできるし、キッチンタイマーも「声」でセット可能。

まぁ、モバイルバッテリーなしでも、Siriの起動だけであればホームボタン長押しでいけるので、実は「ロックをオフにする」方が重要なポイントだったりするんですが、なんにしても「料理とSiriは相性がいい」という発見により、私の料理ライフは1段階快適になって嬉しい限りなのであります。

Siriが便利な場面て、結構いろいろあったりすると思うんで、もし何かいい技をご存知であれば @goryugo 宛にツイートボタンなどからご連絡いただけましたらありがたい限りでございます。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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