元旦に朝日新聞にて私のことを紹介していただいた影響か、どういうツール使って記録してるの?みたいな質問をいくつかいただきました。
そう言えば、最近はそういうのをまとめたりとか全然してないなぁと思い出し、この機会にここ最近私が人生を記録するのに使っている、いわゆるライフログの道具とかツールとかそういうのをまとめてざっとご紹介したいと思います。
行動ログ&できること予測の「たすくま」
今一番メインで使ってるのは「タスクシュート」という仕組みを実現するためのアプリ「たすくま」
3000円もする実に高価なアプリで、不満な点は多々ありながらも、タスクシュートという仕組みが本当に天才すぎて、これによって人生が本当に楽になりました。
タスクシュートは時間を見える化するツール たすくまを2週間使ってみた感想 | ごりゅご.com
「爪切りの時間を記録してる」ってのは、このアプリを使ってやってることです。
(ちなみに、爪切りネタというのは元々ライフハック心理学の佐々木さんが発祥です。ぼくが佐々木さんを紹介するときに、よく引き合いに出していた話なんですが、やっぱり世間的にヒキが強いみたい)
ちなみにこの「爪切り」ってのは、タスクシュートという仕組みのごく一部をデフォルメしたもの。この仕組みの素晴らしいところはいろいろありますが、最大のメリットは記録を元にして「今日は残り時間でなにができるのかわかる」というところじゃないかな、と思っています。
たすくまの使い方を見てたらタスクシュートの考え方がすごくしっくり来たのでちょっと使ってみることにした | ごりゅご.com
基本的にいろいろと誤解されまくる仕組みで、言葉だけでいろいろ伝えるのは難しいんですが、それはまたおいおい色々とブログにも書いていきたいと思います。
Narrative Clip
もう1つ大きなアイテムが、Narrative Clipというカメラ。30秒に1回、自動で写真を撮ってくれる、というやつで、基本的には海外の直販サイトから入手するしかないです。
Narrative Clip – a wearable, automatic lifelogging camera
本体で撮影した写真は、1〜2日に1回パソコンとつないでサーバにデータをアップロード。専用のアプリやウェブブラウザから写真を眺める、というのが基本。ローカルにもデータの保存はできるんだけど、現状では写真の向きすら揃っていなかったり、毎日1GB以上増えるデータとかが巨大すぎて、サーバがないとうまく運用できない感じ。
ちなみにこれ、私が購入した当時とはちょっと「システム」が変化していて、本体価格$199で、2015年3月までサーバ上で写真を見るための「維持費」が完全無料。その後は、フリーのプランと有料のプランができるみたいです(詳細未定)
このカメラのメリットは「写真撮りたいな」と意識することができてなかった場合にも写真が撮れている、というところ。
旅行に行くときにつけてると、ほぼ完璧に旅の軌跡が追っかけられて楽しいです。
また、先日息子が生まれた時には、偶然にも本当に生まれた直後の様子が撮れてたりして、あーこれはNarrativeあってよかったなーと感動しました。
ちなみに、Narrativeのサーバの写真はまだまだ「見やすい」とは言えないと思ってて、毎日10分くらいかけて昨日のいい感じに撮れた写真を書き出して保存、てお仕事を手動で行っております。
ScanSnap Evernote Edition
あと、これはどっちかっていうと「記録」というよりも、私の中のもう一個のテーマである「電子化」を便利にするためのツールという側面が強いんですが、ドキュメントスキャナ「ScanSnap」は、これがないともう紙を管理できなくなって死ぬ、ってレベルの大切なもの。
このEvernote版は、レシート、名刺、書類、写真を自動で認識して、指定のEvernoteのノートブックへ自動で仕分けしてくれること。
とにかくスキャンが楽なおかげで、手元にやってきた紙はすべて一度電子化する気になれる。そして、保存の必要なしと判断したら即座に紙を捨てられる。
おかげで、領収書とか契約書以外の紙はほとんどすべて捨てることができています。
ScanSnap Evernote Edition スキャナ | Evernote Market
Wunderlistで買い物や冷蔵庫の管理
これもどっちかって言うと「記録」よりも「デジタル管理」の要素が強いんだけど、新聞でもチラッと出てきたし、自分の中でも重要度が高い項目。
買い物リスト、冷蔵庫の中身リスト、欲しいものリストをそれぞれ嫁と共有して二人で使っています。
メールで牛乳買ってきて、って伝えるよりも、こういう共有のリストの方が便利な場合が多いし、ミスが少なくなると思ってます。
買い物リスト、欲しいものリストは、両者が気がついたときにそれぞれ自由なタイミングでリストに項目を追加していく感じ。
そして、冷蔵庫は、日付4桁+買ってきたものって項目名にして「賞味期限」に相当するものを「タスクの期日」として設定して管理してます(野菜とかは買った日だけわかればいい)
買い物から帰って来た際に、買い物かごの中身を冷蔵庫に移しながら、ついでにリストに食材を記入する感じ。
アプリの並べ替え機能を使うと、古いものやもうすぐ賞味期限が切れるものがサクッとわかって、早めに使い切りたい食材などを把握しやすくなりました。
もともと最初は冷凍した食材を管理するのが目的だったんだけど、気が向いて食材全部をリストに追加するようになりました。
上記の「たすくま」でこの管理の時間を計ってみたら、1日1回くらいリストをチェックして、平均で3分くらい。
買ってきたものを冷蔵庫に入れる時間も含めての時間なので、めんどくさいイメージはあったけど、この程度ならば便利さの方が上回るかな、ってのが今の意見。
誰にでもオススメなScanSnapと、ハマる人にはハマるたすくま
ちなみに、色々とツールはたくさん使っていますが、自分の中で一番「役に立ってる」のは「たすくま」かな、と思っています。
そして、一番楽しいのはNarrative Clip。
Narrative Clipは酷使しすぎてクリップがぶっ壊れ、どうしようもなく困って2個目を注文したところ。
Narrative Clip – a wearable, automatic lifelogging camera
この2つは、私の中では唯一無二の圧倒的な存在になりました。
ただ、いろんな人に一番オススメできるのは、やっぱりScanSnapなのです。
たすくまもNarrativeも、合う合わない、好き嫌いって要素が非常に大きいんだけど、ScanSnapでスキャンして、不要な紙を捨てる、っていうのは、ほぼすべての人に自信を持って勧められる素晴らしき手段。
Evernote Editionは高すぎるわ、って人にはiX100ってやつもあります。
「紙を捨てられる快適さ」は、たぶんきっと誰でも感じることができる、現状考えられる電子化、デジタル化の一番のメリットなんじゃないかと思っております。
バッテリー駆動で無線接続可能なScanSnap iX100 これがオレが求めてたやつや! | ごりゅご.com