Amazonで、Kindleシリーズが4月30日までの購入は「30日間返品保証」ってキャンペーンをやっておりました。
で、この機会に、気になりつつも放置してた白黒電子ペーパーの読書端末のいちばんいいやつ「Kindle voyage」を試しに購入してみましたので、これまでのKindleなどと比較しつつ色々ご紹介したいと思います。
ごりゅごのKindle歴
私が一番最初にKindle専用端末を購入したのは、Kindle日本上陸時の2012年10月。
その際に「Kindle Paperwhite Wi-Fiモデル」を購入。その後は、3G機能がついたモデルが欲しくなって3Gモデルに乗り換えたあとに、さらに2013年には新型がすっげぇ早くなったのに感動して、またしても新しいKindleを購入。
で、最新のkindle voyageは「値段がやたら高い」という理由でスルーしていたんですが、30日なら無条件で返品できるということで、とりあえず試すだけ試そうと思って購入した次第です。
ちなみに、私が購入したのは一番安い「キャンペーン情報付き」の「Wi-Fiモデル」
想像以上に薄くて軽くなってた
今回のKindleは、実は今までで一番興味が薄くて、事前に認識したのは「横のボタンでページめくりできるようになった」ってことだけでした。
そんな予備知識薄い状態で到着したKindleが、いきなり「ちゃんとしたパッケージに入って」届いたことにまず驚き
付属品は充電用のケーブルと、ほとんどなにも書いてない多言語の説明書。これは最近の世界展開されてる商品によくあるパターン
そして、最初にKindle voyageを手にして驚いたのが、なんか思ってたよりすっげぇ薄くて軽いこと。
大きさや重さって、やっぱり数字だけではわかりにくいんですが、イメージとしては「iPad」から「iPad Air」に変化したときみたいな印象。
新しいのを手にすると、古いのは一気に重くてデカく感じます。
さらには、表面が完全にフラットになったことで、片手での持ち方の自由度が大きく上がった印象
デザイン的にも、手に持った感じ的にも、この変化によってかなり洗練された印象
全体に丸みを帯びていたKindle paperwhiteに対して、kindle voyageはかなりフラットになった印象
横から比べるとこんな感じ
また「電源ボタン」の場所が、これまでの「本体下」から「本体裏面」へと大きく変わりました
さらに言うと、裏面も「模様付き」になってかなり印象が変化し、縦方向も少しコンパクトになってます
感圧ボタンはとても便利だけど速度はあまり変わらない
実際にkindle voyageを触ってみると、この新しい端末の(たぶん)目玉機能である「両サイドのボタン」は、まぁこれは実にいい感じに動作してくれます。
特に、縦書きの本を右手で持った場合などの「ページめくりの場所が指から遠い」時に「指を押し込む」だけでページが進んでくれるってのはホント素晴らしい。
ボタンじゃないんでクリック感はないんですが「本体の振動」によって反応を返してくれるおかげで、気分的には「ボタン押してページめくってる感じ」をきちんと味わえます。
ただ、まだまだページめくりに対しての画面の切り替えの反応は遅く「クリック感」があるおかげでより「遅いのが気になる」感じがします。
1ページずつ順番にページ送りして読んでいくだけなら気にならないんですが、10ページくらい一気に送ろうとすると途端にもたつきが気になる。
ていうか、2013年のKindleは前のモデルよりも「すっげぇ早くなった」って感じがしてたのに、2014年登場のKindle Voyageは「前とほとんど速さ変わらん」って感じなのも「反応遅い」って感じる原因かもしれません。
あと、感圧ボタンはオンオフできるけど画面タッチでのページめくりはオフにできないっぽい、ってのもちょいと勿体無い気がするなぁ。
(これはアップデートで対応できると思うんで期待したい)
画面が白くなって本がめっちゃ読みやすい
kindle voyageで驚いたことの2つ目が「画面」
とにかく、画面が「驚くほど白い」んです。写真できちんと白を表現するのは難しいんだけど、kindle voyageはすっげぇ白いです
今まで全然気がつかなかったんですが、kindle voyageを見てから以前のKindleの画面を見てみると、以前の画面が黄色く変色した「わら半紙」のように見えてきます。
自分の中ではこの「画面が白い」のって、大して重要だと思ってなかったんですが、これが漫画を読んでみるとすっげぇ違う。
活字だけだと別に「文字を読むだけ」なので、後ろが白いことはさほど重要じゃない感じがするんですが、漫画の場合「白い部分が白い」おかげで、とにかく「絵が綺麗に見える」
これはもちろん、kindle voyageのピクセル密度が上がって、より細かい点を表現できるようになったってのもあるとは思うんですが、それ以上にこの「白さ」の影響が大きいような気がします。
端末全体として「読む」体験のレベルがすっげぇ上がった
感圧ボタンは、単体で見るとわりと「想像通り」のものでしたが、画面がすっげぇ白くて綺麗なのは、想像以上のものでした。
こういういろんな点を組み合わせて、kindle voyageという端末全体を見た場合の「読みやすさ」というのは、すごくレベルアップしている感じです。
さらには、kindle voyageからは「明るさの自動調節」と「ナイトモード」(暗い時に自動で少しずつ画面を暗くする機能)という2つの機能が追加されました
眠る前に、部屋の電気を消した状態で本が読める、という点だけは、間違いなく「紙よりも優れている点」だし、Kindle端末の「フロントライト」は、直接光が当たらないから読んでて目が疲れにくい。
さらにこの端末は「暗いところでも自動で眩しくない状態にしてくれる」というおまけ付き。
これらを考えると、夜に眠る前に本を読みたい人にとっては、本当に「最強の端末」になったんではないかと思います。
ただ、私のような「KindleをZiplocに入れて風呂で本を読む」という用途に限って言えば、残念ながら「ほとんどなんも変わらん」というのも事実でした。
以前のように、電車の中でもKindle使いまくるんだったら新しい方を使いたいんだけど、外出先ではiPhone1台だけで十分満足できるようになっちゃったんですよねぇ。
おまけ キャンペーン情報付きにするかどうか
ちなみにもう1つ、Kindleで謎なのが「キャンペーン情報付きモデル」というものの存在。
大雑把に言うと、広告が表示されるおかげでちょっと本体が安くなるよ、ってモデルなんですが、個人的には「広告なし」をオススメします。
広告の1つは、本棚の画面でバナーが常に出てる、というもの
これはまぁ、ある程度邪魔だし、常に出てくるのは鬱陶しいと思いつつも、あくまでも「本棚」画面で出てくるだけなので、さほど問題ないとは思います。
それよりも面倒なのが「本を読み始める時に出てくる広告」というか「電源を入れるときにスワイプが必要になる広告」の存在。
広告なしモデルは「電源ボタン」を押したらすぐに本が読み始められるのに対して、広告付きモデルの場合は「電源を押した後にさらに画面のスワイプ」が必要
ボタンを押したらすぐに本が読めるのと、ボタンを押してさらにスワイプをすると本が読めるもの。
違いは「たったこれだけ」でありつつも、読書専用端末でこういう一手間ってかなーりめんどくさくて、これだったら俺は2000円余分に払うわい、って思う人が多いんじゃないかと思います。
参考
新型のKindle Paperwhiteがものすげー早くなってて感動して3Gモデルを予約した
Kindle PaperWhite 新旧モデル比較 速度や画面の色の違いなど
Kindle Paperwhite購入後3ヶ月のレビュー 移動時間のKindleがものすごく良い