いやー、これはちょっとあまりにも盲点でありました。
ここ最近、スマートフォンを充電するために世の中に大量のモバイルバッテリーが出回っていますが、世の中のほぼ全てのモバイルバッテリー本体を充電するのは「microUSB端子」でした。
でも、そもそもバッテリーの充電をiPhoneの充電に使う「ライトニング端子」にしてしまえばいいんじゃね?
iPhoneユーザーは基本的にケーブル1本だけでiPhoneもバッテリーも充電できて、結果的にiPhoneユーザーの「普段使い」には便利じゃね?
そんな天才的なバッテリーが、この「aukey」のモバイル用バッテリーです。
容量3600mAh 重さ90gの毎日持ち運び用バッテリー
このAukeyの特徴は、なんと言っても「Lightningケーブルでバッテリーを充電できるところ」です。
普段からiPhone充電用のケーブルを1本持ってればバッテリーも充電できるため、いわゆる「ケーブル忘れた」という事態が発生しにくくなるのではないか、ということが期待できます。
この「気軽感」を増すために、本体自体も極めて小さく軽く作られている、ってのも特徴の1つではないかと思います。
バッテリーの容量は「3600mAh」で、iPhone6であれば「1回以上」充電可能
(iPhone6のバッテリー容量は1810mAhと言われていますが、熱力学的にバッテリー容量100%を充電に使うことは不可能なので、2回充電は不可能。ちなみにiPhone6 Plusは2915mAhで、iPhone 5Sは1560mAh)
本体サイズは124mmx46mmx12mm iPhone6 Plusと比べてみると、極めて小さくて薄いです。
こんな感じで重ねて持っても全然苦になりません。
片手で掴むとこんな感じ
左が「iPhoneを充電するための端子」で、右側が「バッテリーを充電するための端子」
重ねて掴む、ってのがすごーくやりやすいので、Amazonベーシックの10cmのライトニングケーブルとかすごく相性が良いかも。
唯一の難点は、出力電圧が最大で1.5Aと、今時の高速充電の基準である「2.1A」のものよりも、iPhoneの充電に多少時間がかかること。
とはいえ、たぶんこのバッテリーのポイントは「とにかく気軽に持ち歩ける」(ズボンのポケットに入れたり、胸ポケットに入れたりしてもまぁなんとか持ち歩ける)というところ。
優先度はあくまでも「お手軽さ」で、毎日持ち歩いてちょこっとだけ充電する、みたいな用途であればそんなに問題はないのかもしれません。
「iPhoneユーザーだけが便利」というこの割り切り方は実に男らしく、そしてなんだかとても天才的アイデアバッテリーなのではないかと思った次第です。
なお、他のAukeyバッテリーと同じく、純正のバッテリーケースも付属されております。
そしてこの謎の緑吸盤。これ、iPhoneとバッテリーくっつけたら充電しやすいのか!なんか親切だな!と思いつつも、バッテリーの表面のザラザラ加工により、iPhoneにはくっつくくせにバッテリーには全然くっつかないという、すごく謎な吸盤。
この辺り、ちょっとツメが甘い気はするんですが、まぁ、これはオマケだと割り切ればこんなもんなのかな。
(便利に使えそうな気はするので、なんかいい使い道あったら教えてください)
バッテリー自体も2000円以下で購入できるので、その点でもわりと「お手軽」なのではないかと思った次第であります。
参考
iPhone6とほぼ同じサイズの薄くて大容量のバッテリー | ごりゅご.com