週1回の定例家族会議のススメ

スクリーンショット 2015 07 06 16 33 25

Googleドキュメントが便利だぜって記事だとか、あらゆることをアウトライナーにまとめるって記事でちょろっとご紹介した「定例家族会議」という我が家の仕組みが最近気に入っています。

これを取り入れてから、けっこう家族間のコミュニケーションが円滑になったような気がしているので、ちょっとやり方をまとめてご紹介したいと思います。

運用方法と基本ルール

家族会議の大きな目的は、日常生活を送っているだけでは言い出しにくいかもしれないことを、きちんと時間を確保して話すようにして、同時に記録にも残しておく、ということ。

家族だって会社と同じような「組織」なわけで、きっと会社にあるような「理念」みたいなものが存在した方が長続きしていくのでは無いかと思います。

今現在はまだ「会議しながらそれらをじっくり考えていく」って段階ですが、まぁその辺は急がず焦らず進めていこうと思ってます。

今現在の家族会議の基本ルール、運用方法は今現在こんな感じになっています。

  • 作戦会議タイムと名付ける(このアホっぽい響きが好き)
  • 開催は毎週土曜日の午前(不可能な場合は代替日を探す)
  • 1回は1時間で済ませる(それ以上だとダレる。2015年11月から30分に短縮)
  • 定期的に振り返る項目と、新しく決めたいことを話し合う
  • なんらかの提案があれば基本的には「採用して試す」

ちなみに、これらの「新しく決めたいこと」だとか「提案」でのはお互いが随時思いついた時にメモを残しておいて、会議当日に順番に話し合っていく、って感じになっています。

使用する道具類

WorkFlowy
価格: 無料
バージョン: 1.2.8

これまでは「Googleドキュメントを共有して両者が編集しながら操作する」って方法でこの「家族会議」を進めていましたが、1ヶ月ほど前から「WorkFlowy」というクラウドアウトライナーの共有機能を使うようになりました。

ブラウザ&iOSで連携出来るアウトライナー WorkFlowy – iPhoneで考えごとが捗るようになった | ごりゅご.com

メモもToDoもやりたいことリストも全てアウトライナーにまとめる | ごりゅご.com

このアウトライナーで「家族会議」というツリーを共有してやることで、「かなりリアルタイムに」同時編集が出来るし、なおかつ日付別のログや検索を使うと、過去の項目を振り返ったりするのが簡単になりました。

(Googleドキュメントで毎回記録を残すと、すぐにすごい縦長になるのが不便で、折りたたみが出来るアウトライナーはとても便利でした)

具体的項目例

実際の会議は、今現在こんな流れで進めています。

1週間の報告・仕事状況の確認

今現在どういう仕事をやっていて、何日までにこういうことをやらないといかん、みたいなのを口頭で報告しつつ記録を残してます。

二人とも「ブロガー」「デザイナー」というフリーランスな自宅共働き環境。

ある程度時間の融通はきくので、協力できることは協力した方が合理的なわけで、その判断材料としても「現状報告」は重要だと思ってます。

今現在の目標とか

目標て名前がついてるけど、別にまぁそれほど大した目標を立ててるわけでもなく「今週中に60kg台を記録するぞ」とか「洗濯干す部屋を片付けるぞ!」とか、そんな程度のもの。

わりと「目標」ってよりは「やりたいこと」に近いのかも。

Evernote共有ノートブックの確認

「話し合おうと思ってたこと忘れてないかチェック」の役割。

「こういうの欲しいんだけど」だとか「こういうことやりたい」みたいな内容のものだとか、とにかく色々「相手に見せたいもの」はEvernoteの家族共有ノートにとりあえず保存しておいて、家族会議の時間に確認しながら話を進めております。

ここのランチ食べてみたいぜ、なんて話もあるし、こういうの欲しいんだけど、ってウェブクリップとか、これ決めないとね、なんてことを書いたメモだったりとかいろいろ。

とりあえず「家族で話したい事」はこの「家族共有ノートブックに入れて家族会議で話す」って方針です。

じっくり決めていくことの確認

これはわりと最近取り入れた項目。

たとえば以前「家族のお金の本」を読んでから、エンディングノートだとか相続のこととか可能な限り早めに考えておきたいよね、って話になったんですが、そんな感じのトピックとかも「毎回少しずつ」やることを決めて行動していく、みたいな感じにしております。

スクリーンショット 2015 07 06 16 30 08
ちなみに、こういう「少しずつ進めていく」って項目を育てていくにはこれまたすごくアウトライナーが相性が良くて最強です。

トピック自体は「じっくり決めること」の直下で一覧できるし、実際にどうするのかはそこに直接書き込んで考えながら行動が出来る。

今日の夜ご飯どうする?

毎週の会議の締めはこれ。

これも家族会議中で「毎週土曜日は気合い入れた美味しいご飯作ろうぜ」って提案が採択され、ついでにこの家族会議の時間に何を作ろうか決定し、午後にスーパーに買い出し、という流れが確立してきております。(前後に特別な用事が無い日限定)

そういう意味では、ごりゅごはんのブログネタ探しとしても毎週土曜日は重要な日だったりもしております。

スクリーンショット 2015 07 06 16 39 49

余談ですが、WorkFlowyの検索機能を使ってやると ↑ こういう感じで同じ見出しのトピックだけをぱっと一覧できて結構便利。

これもまた「WorkFlowy」というアウトライナーが議事録と非常に相性が良いと思う理由の1つでもあります。

まとめ

イメージとしては気になることを「書き出す」ではなく「話す」にしたGTDの「週次レビュー」の家族版みたいな感じで捉えてます。

その中でもわりと重要なのが、きちんと「定期的に行う」ってことと「記録を残しておく」ということなのかな、と思います。

特にこの「記録」

言った言ってない論争って大抵はこの「認識のずれ」だと思うので、それを文書にして、全員がキチンと内容を確認をする。

これで無駄な夫婦ゲンカが防げるのならばそれに越した事は無いのではないわけで。

ちなみに、我が家の作戦会議タイムという仕組みは、嫁がこの本を読んで、家族会議ってのを試してみようぜ、って言い出したのがきっかけでした。

他にも、こんな本にも「毎週のマネー会議」がいいぞ、って書かれてて、そこに書いてあった項目も取り入れたりしたものです。

どっちもオレだったらタイトル見ただけで買わないだろうなって本なんですが、いろいろ先入観無しで本を買えて、それを取り入れられる嫁は偉いなぁと思った次第であります。

参考

ブラウザ&iOSで連携出来るアウトライナー WorkFlowy – iPhoneで考えごとが捗るようになった | ごりゅご.com

メモもToDoもやりたいことリストも全てアウトライナーにまとめる | ごりゅご.com

Googleドキュメントで企画書や議事録を複数人で作り上げる | ごりゅご.com

両親やパートナーと真面目にお金の話を始めるための手引き | ごりゅご.com

ごりゅごはん

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
受講&iPad活用のヒントになる情報をお届けします。iPad Meetup(Zoom座談会)も開催します。
ライスワークやライフワークにiPadを活用したい人におすすめのコミュニティです。