Alfredの使い方を覚えたらすんごい便利だったよ後編。
Alfredの基本的な使い方を一通り網羅して覚える(前編) | ごりゅご.com
前編でまとめようと思っていた「File Search」機能を一通りまとめてみたいと思います。
AlfredのFile Search機能
アプリ起動だったり検索だったり辞書だったり電卓だったりに使えるAlfredですが、それ以外にも「Finder」のような用途でもいろいろ便利なことが多いです。
すごく大雑把な説明をすると、Finderで行っている「ファイルの移動やコピー」「ファイルを開く」右クリックでの「このアプリで開く」みたいなことをAlfredお得意の一部の文字を入力するだけ操作でコントロールできる、という感じです。
その他のAlfred機能と比べるとちょいと複雑で、理解&慣れるのにちょっと時間がかかりましたが、よく使うor使いそうなものは多少「練習」する価値はあるかと思います。
基本設定
ここからの「File Search機能」は、基本的にAlfred設定の Features > File Search の中でいろいろ設定をします。
この辺りのショートカットキーやキーワードをどのように設定するかでもいろいろ使い心地が変わるので、とりあえず今の私の設定をここに載せておきます。
キー操作などはこれを前提にして書いていきます。
フォルダー移動のキー設定などを決めるタブ
Buffer機能(個人的にはほとんど使っていない)関連のタブ
特定のファイルに対してどのアクションを行うか、などのアクション関連のタブ(よく使う)
アドバンス設定。基本を覚えるレベルであればさほど重要ではない
Alfredの3つの「モード」を覚える
まずとりあえず最初に、Powerpackを買ったAlfredでは「3つのモード」が使えるようになる、というイメージで理解しておくと便利です。
3つのモードに名前をつけるとすると、こんな感じ。
- 通常モード
- ナビゲーションモード
- アクションモード
基本的にアプリとかを起動するのは「通常モード」(私の場合⌘+スペースで起動する)で、そこからファイルやフォルダを選んでからショートカットキーで「ナビゲーションモード」と「アクションモード」に移動ができる、ってイメージ。
通常モード
「Alfredを普通に起動」したときはこれ。
アプリを起動したり、フォルダやファイルを開いたり、その他Alfred基本の前編で書いた使い方は全部ここから呼び出す。
(クリップボード関連は完全に別物として考える)
ナビゲーションモード
通常モードでファイルやフォルダを選んだ後に、右矢印や⌃+F(コントロールF)などで移行できるのがナビゲーションモード。
(標準では左右キーの代わりに⌘+上下を使う)
ここでは、左右キーやエンター、バックスペースキーでフォルダを移動したり、文字を入力して選択肢を絞り込んだりして「矢印キー以外の方法でも」フォルダを行き来したりすることが可能。
要するに大雑把に言えば「Finder」
ファイル名やフォルダ名がわかっていれば「通常モード」で直接指定して操作した方が早い。
このモードはどっちかっていうと「このフォルダの中にある名前がわからないファイルを開きたい」とか、後述の「Buffer」と組み合わせて「このフォルダの中の複数のファイルをどうにかしたい」なんて場合に便利なもの。
ここでファイルやフォルダを選んで「タブ」(標準では左右キー)を押すことで次の「アクションモード」に移動可能。
アクションモード
フォルダやファイルに対して何らかの「アクション」を行いたい場合に利用するモード。
「Open with…(このアプリで開く)」だとか「Move To…(このフォルダに移動)」なんかは慣れると非常に快適で使いやすい。
もちろんこの「Open with」や「Move To」でのアプリや異動先フォルダも「いつものAlfredと同じ感じ」で操作可能。
また、Brouse Folder in Alfredを選べば、ここから「ナビゲーションモード」への移動も可能。
その他、Workflowをインストールすることで、この「アクション」を自作できる。
EvernoteのWorkflowを入れておくと、アクションモードで「Evernoteに保存」ができるようになってこれが実に便利。
それともう1つ重要なのが、Finder上でファイルを選択した後に、 Actions > FileSelectionで設定するショートカットキーを押すと、そこから直接アクションモードが起動する問いうこと。
Finderを操作してて、あるファイルを移動したいときだとか、アプリを指定して開きたいようなとき、ドラッグドロップや右クリックして云々てのをしなくて良くなった、ってだけでも、Powerpack入れてよかった、って思えます。
そしてこの機能は、複数のファイルを選択しているときでも使える、というのもポイント。
1ファイル1ノートでEvernoteに保存したり、複数ファイルを1つのノートにまとめて保存したりってのを自由にコントロールできるのは結構快適です。
実際に操作してみるとこんな感じです(あえて無駄にいろんなことやってますが、こういうことができるよ、ってことで)
Buffer機能
あと一応(個人的にはいらないけど)File Search関連で利用できるのがBuffer機能
簡単に言うと「Alfredで複数ファイルを選択することができるようにする」って機能。
普段は「エンター」を押すところで、⌥+↑(オプション+上)を押すと一時的に「Buffer」に溜め込むことができる、というもの。
そして、たまったBufferに対して⌥+→で複数ファイルに対して「開く」とか「移動」とかができるようになるってもの。
ただ、個人的にこれはやたら操作が難しい感じがして、なんか中途半端な気がしてほとんど使ってません。
ある程度複雑なことをするならばターミナルで操作してしまう方が便利だし、もしくはもう少しシンプルにFinderでファイル選んでショートカットでアクションモード起動、っていう方がシンプルでわかりやすい。
その辺りは好き嫌いもあるんでしょうが、まぁとりあえず「こういう機能もある」と覚えておいて損はないかと。
適度にめんどくさいやつを適度に快適にしてくれるFile Search
File Search機能、というかAlfredというアプリは「マウス操作よりは素早くて」「ターミナルで操作するよりは直感的でわかりやすい」って感じのものです。
同じことはほぼ全部標準機能だけでできるけど、その中の面倒なことを快適にしてくれる。
多少習得に手間はかかるんですが、一通り覚えてしまうと多くの煩雑な作業の手数をかなーり減らすことができるようになります。
このFile Searchを覚えたおかげで、htmlファイルとかjpgファイルとかの「用途に応じて色んなアプリで開きたいもの」をサクッとアプリ指定して開けるようになりました。
これだけでも、結構ブログ書くのが快適になってくれて、十分に覚えた価値があったと思えています。(PhotoshopとSkicthが簡単に使い分けられるだけで快適)
ここ最近は、いつの間にかMac使うのも日常になってきて、趣味である「効率化」をおろそかにしておりましたが、これを機に再び色々とこの手のツールの研究にいそしんでいきたいと思います。