[Kindleセール]幻冬舎50%ポイント還元に映画化30%オフコンボで安い

150615 kindle sale

個人的に、Kindleの「アツいセール」は割引率が50%を超えたとき。

このレベルのセールを察知すると、つい勢いにかられてセール情報をひたすらチェックしてしまいます。

今回は、幻冬舎のおよそ2000冊の本ほぼすべてが50%ポイント還元セールになっておりなかなかアツいです。

そして、個人的に最近好きな木下半太の小説が「家族ごっこ」映画化記念で30%オフになっており、これが50%ポイント還元と組み合わさって結構お得なセールになっております。

セールは16日の日曜日までの見込み!

木下半太 家族ごっこ映画化記念

たまたま過去のセールのときに買って読んで木下半太の小説。

これがなんというか、実に(いい意味で)くだらない話で、でも同時にちょっとサスペンスでどんでん返しの連続で。気楽に楽しく読める娯楽小説として1冊でファンになりました。

当時読んだのはこれ。

で、この木下半太氏がなんと「家族ごっこ」というタイトルのオムニバス映画の監督として映画を撮ったみたいです(5作中2作監督)

映画『家族ごっこ』公式サイト

その映画の元ネタがこれ。(とりあえず今買った)

巨額の借金を抱えた男女四人が豪邸に集められた。彼らの責務は、ここで一年間、家族として暮らすこと。見知らぬ者同士が「家族ごっこ」に慣れてきたある日、貸主から次なる命令が下った。「隣の奥さんを寝取れ」。失敗したら四人に未来はない——。

どれが面白いか、とか今のところ読んでる絶対数が少ないのでなんとも言えないんですが、ポイント還元合わせると1冊200円くらい。

娯楽小説読みたいならば2〜3冊試し買いしてみても損はないかと。

Amazon.co.jp: 木下半太: Kindleストア

幻冬舎のセール小説

その他、個人的に好きな、すでに読んだ本、買った本などおすすめいろいろ。

50%ポイント還元だと、気分的に1000円くらいの本でもかなり買いやすいです。

伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の2014年発売の短編集。購入済み未読。

ちゃんと伊坂幸太郎らしく6つの短編が「つながる」ようになってるらしい。

森見登美彦

タヌキが主人公の京都を舞台にした森見登美彦小説。

個人的に一番好きなのは「夜は短し歩けよ乙女」なんだけど、これはセール非対象。

この人の小説はとにかく文体や世界観が独特で、明治時代的な世界を現代に読む、みたいな不思議な感じがして、これが特に京都っていう舞台と相性が良くて、そこになんだか歴史を感じさせられて面白い。

ものすごい無理やりな俺的表現をすれば、有頂天家族は活字版の平成狸合戦ぽんぽこ。

恩田陸 不連続の世界

これもセールで買って読んでみたら、なんだかすごくハマって一気に読んでしまった本。

いわゆる短編ミステリー集なんだけど、どれもこれもどかーんて解決したりするんでなく、さらりと話が展開していき、さらりと解決がなされてしまう。

人によってはこれは物足りないんだろうけど、この淡々としたリズムで「ミステリー」になってる不思議な世界が楽しい。

そして、最後はいい感じにちゃんとひっくり返ります。

三浦しをん

今回のセールで見つけてそのまま買った本。

ドラマにもなってる「まほろ駅多田便利軒」とか「風が強く吹いている」の著者の作品。

いわゆる「昔話」を現代風に、三浦しをん風にアレンジした短編集らしい。

山田宗樹

「嫌われ松子の一生」の著者山田宗樹。

以前セールで買って読んだ百年法が面白かったんで、期待して何冊か買ってみた。(百年法はセール対象外という…)

「人は不老不死の技術を手に入れたんだけど、法律によって百年経ったら死ななければならない」

割と中二な設定なんだけど、この設定でこんだけ「ガキ臭くなく」面白いのはすごくよかった。(でも百年法はセール対象外…)

嫌われ松子の一生も、映画を見て活字は読んでなかったんで、この機会に読んでみようかと。

あとこっちは、百年法が面白いと思ったらいいと思う、ってレビューに書かれてたもの。まさに自分がそれなんで、期待して購入。

Amazon.co.jp: 山田宗樹: Kindleストア

その他おすすめ小説

初期のKindleセールの時になんとなーく買って読んでみたもの。「下品」ていうかエロ全開な短編集でありつつ、これもそれぞれの短編が繋がってて、そして実にいい終わり方をしてくれる。

今気がついたんだけど、ララピポ作者って「インザプール」の人だったんですね。俺こっちも好きだわ。

鴨川ホルモーの人の奈良を舞台にしたバージョン。

さだまさしが書いたもの。映画を見た。だんだん目が見えなくなってくっていう切ない話。

非小説系

プロニート(という逆説的な職業になった)phaさんの割と最近出た本。

この人ならではの価値観は、結構共感できることが多くて、そして結構真似したくなることも多い。

個人的に「自分でコミュニティ作ればいい」みたいなのは実に同じようなこと思ってて、今現在は割と結構居心地いい場所が多くて人生楽しいです。

50年くらい前の昔の日本社会では「みんな結婚して会社員の夫の稼ぎで妻子を養って子供を育てて幸せな家庭を築く」という一つの理想モデルで大多数の人間の人生をカバーできていたんだけど、時代とともに社会状況が変化したせいで、その枠ぐみで大多数の日本人をカバーすることが無理になってしまったからだ。

久住昌之と土山しげるという(俺的)最強グルメコンビの天才料理小説。

ただまぁこれは、Webで読めるんで無理して買う必要はないかなぁ。

野武士のグルメ – 幻冬舎plus

ちなみに、これもセール対象作じゃないけど、とにかく土山しげるは喰いしん坊!が最強。史上最強の娯楽食べ物大食い漫画。

「お金の知識」が色いろ身につく橘怜のお金シリーズ。多分一番有名なのはこれかな。2015年にパワーアップしたらしいけど、これは未読。

橘怜の本はほとんどが幻冬社なんで、セール作品多いです。
Amazon.co.jp: 橘 玲:作品一覧、著者略歴

タイトル見てすごい惹かれた本。ソマリアレポだとかイスラム飲酒紀行などの高野秀行のファンならば手を出したくなる。

まとめ

個人的には「すでに持ってる」奴が多かったセールでしたが、この機会に木下半太の本がいっぱい買えたのはいい感じでした。

漫画はほとんどないんだけど、僕は漫画も活字小説もどっちも好きなんでさほど問題なし。

1000冊規模の本が50%還元レベルのセールってのは何ヶ月かに1回程度には貴重な機会なので、本をいっぱい読む人ならば10冊20冊くらい買っておいても問題はないかと思います。

その他、セール対象作品一覧はこちらのページから。
Amazon.co.jp: 【50%ポイント還元】幻冬舎タイトルが見逃せない 対象2,000冊以上(8/16まで): Kindleストア

参考

[快適風呂読書]Kindle PaperwhiteにZiploc(小)がジャストフィット! | ごりゅご.com

Kindleで本を間違えて買ってしまったときにキャンセルする方法

ちなみに、Kindleの本はiPhoneやiPad、Androidなんかに「Kindleアプリ」を入れれば、手持ちの好きな端末で読むことが可能です。

詳細はこちら→ Kindle最新モデルレビュー・基礎知識まとめ

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
受講&iPad活用のヒントになる情報をお届けします。iPad Meetup(Zoom座談会)も開催します。
ライスワークやライフワークにiPadを活用したい人におすすめのコミュニティです。