プログラムをお勉強してみようと思い立ったり、Alfredを改めて色々いじりまわしたりと、ここ最近は改めて「便利にするための環境づくり」が色々楽しいです。
そんな中で、最近使い始めたのが「Textwell」というテキストエディタ。
いろいろと特徴的な、個性が強いエディタなんですが、とにかくこれが面白い!
最初はiPhoneアプリだけを購入したんですが、ものすごく気に入ってMac版も購入。
そして、Mac版がiPhone版を大きく超え、神掛かって素晴らしい天才!
Javascriptで「なんでもできる」メモ帳
Textwellというエディタには、大きく2つの特徴があります。
1つは「ファイル」がないこと。
メモは「書き始めたら自動で履歴が残る」という形式で、保存しておきたいメモだけ、明示的に「スナップ」として保存する、という仕組み。
新しくメモを書くときにいちいち「どこに保存するのか」ってのを気にしなくてよくて、手軽に書き始められる上に、困ったら簡単に「戻れる」という、ものすごくメモに向いた仕様。
これだけでも個人的には非常に「好きな」エディタではあるんですが、それだけの機能であれば大雑把に言えば「Evernote」の方が自由度が高いわけで、メモはそっちにまとめてしまった方が便利です。
Textwellが最強にすごいのはもう1つの特徴である「アクション」
Javascriptを使って(Javascriptで実現できることなら)なんでも自由に自分好みの「アクション」を作ることができるのです。
アクションでできることの例
例えば標準でTextwellに入ってるアクションを使うとこんなことができます。
- 現在行をキーワードにGoogle検索
- テキスト全文をEvernoteに保存
- URLエンコード
- HTMLのプレビュー
- マークダウンのプレビュー&HTMLに置き換え
- 短縮URLを取得する
- 選択範囲を()で囲む
- 1行上に移動する
- 選択行の先頭に * を追加
例えばiPhoneとかで上記の様なアクションが使えると、確かにまぁまぁ便利だと思います。
過去に私がこのアプリの存在を知っていた時も、このくらいのことはできるのは知ったました。
が、このくらいではわざわざアプリを買って使いたくなるほどのものではありませんでした。
自作アクションならもっと自由なことができる
Textwellがすごいのは、自分で「俺好みのアクション」を作るようになってから。
例えばこのwinerosesさんが作った「Textwell用の自作アクション集」を見てみると、どんな感じのことができるのかがよくわかります。
この中でも、主に私がIMPORTさせてもらって気に入っている例の1つが「カエレバ」のリンク作成ツール。
このアクションを例にして見てみると、Textwellの面白さがわかりやすいです。
Textwellの中で検索したいキーワードを書いて、アクション「カエレバ」を実行。
そうすると、Textwellの中でエディタが開きます。
その後「ブログパーツを作る」ボタンを押して、リンク作成のためのキーワードやチェックボックスを自分用に設定
ここで、Escボタンやブラウザ右下の「閉じる」ボタンを押してやると「リンク作成」というボタンを押してやると
検索キーワード「理系の料理」がAmazonへのリンクテキストに置き換わってくれます。
ここで重要なのは、自分自身でテキストを選択してコピーする操作を行っていないということ。
そして、これはコピペが行いづらいiPhoneでも同じことを全く問題なく実現できます。
極めればもっと深いところに
このレベルになってくれば、これだけでも個人的にはもうTextwellめっちゃ便利やん!というレベル。
で、ここからさらにもう一段階Textwellが素晴らしいのは、外部のアプリケーションからでもTextwellが呼び出せる、ということ。
細かい仕様はこれ
→ Textwell | URL Schemes
これを使ってやることで、SafariやChromeで自分用のブックマークレットなどを作ってやれば、ブラウザからボタン1つでTextwellに任意のテキストを送ってやることが可能。
iPhoneのSafariで今見てるページの「タイトル&リンク」を貼り付ける、程度は楽勝でできちゃいます。
ブラウザからブックマークレットを押すだけでAmazon&楽天リンクを貼り付け
さらに、この「URL Scheme」をうまく使ってやれば「今見てるAmazonのページでブックマークレット1つ押してやると自動でカエレバみたいなリンクをTestwell貼り付ける」ってのも(多少頑張る程度で)実現できてしまいそうなのです。
これができると、私の中でブログを書くという作業のクッソめんどくさい要素が異次元にものになってくれるはずなのです。
Kindle本の大量紹介とか、全然めんどくさくならなさそうなのです。
そんな風に思っていま、俺用のAmazonAPIを呼び出すサーバを作ってTextwellにデータ返してやるプログラムを作ろうと色々やっているところであります。
iPhoneでもMacでも、今見てるAmazonページのヨメレバ、カエレバ風リンクを、ブックマークレット一発で作成できてしまえば、ブログもかなーり色々捗りまくりそうなんですよねぇ。
今現在はプログラム能力低すぎて色々苦労しまくっていますが、Javascriptがある程度使えるようになれば、このTextwellというアプリはおっそろしいほど面白いアプリになってくれるのではないかと思います。
Macだと、個々のアクションの呼び出しにキーボードショートカットも使える、ってのが個人的に最強に感じるところだったりもします。
色々妄想膨らむ素晴らしいアプリですなぁ。
参考
とりあえず今の目的はこの「リンク作成」ばっかりなんですが一応ほぼコピペながら2つほど使ってるアクションがあるのでそれを置いときます。
1つは「ヨメレバ」でのリンク作成ツール。
ほぼ100% Winerosesさんが作ったカエレバツールのまんまですが、一応こっちだとヨメレバでKindleリンクとかも作れます。
参考:Textwellでカエレバを使ってアマゾンの商品紹介をするアクション Kaereba – W&R : Jazzと読書の日々
で、もう1個が、iPhone限定。Workflowというアプリと組み合わせて使う、Wunderlistに複数のタスクを一気に登録するアクション。
Import Textwell Action買い物リストに追加
Workflowアプリでの受け取り側は、下記ページで紹介されているものをほぼそのまま使わせていただいています。
参考:WorkflowでWunderlistにタスクを追加するレシピ – 情報管理LOG