久しぶり?にEvernoteに大きな変化がありました。
EvernoteがGoogleドライブと連携して「直接」GoogleドライブのファイルをEvernoteに取り込むことができるようになりました。(まだベータの段階で、一部のみの対応)
公式ブログによる紹介はこちら。
Evernote と Google ドライブが実現する、よりスマートな働き方
一体全体これでどういうことができるようになるのか、どんなものなのかをざっと試してみました。
EvernoteとGoogleドライブ連携でできるようになること
- Evernote上にGoogleドライブボタンが追加される
- そこから、好きなファイル(Googleフォトの写真や動画もOK)を選んで貼り付けられる
- 写真、動画はEvernote上でプレビュー可能
- その他のファイルはタイトルとアイコンが表示される
- クリックするとすぐに開く
ChromeでEvernoteを開いて(Web版)ベータ版を試すと、こんな場所にgoogledriveボタンが追加されます。
ボタンを押すと、こういう感じでGoogleドライブにあるファイルが表示される。
(ファイル名や更新日などでソートしたり、検索したりできる。自分の環境ではほとんどがGoogleフォトの写真)
実際に行くつかファイルを貼り付けてみた。画像、動画はプレビューが出て、ドキュメント、スプレッドシートはファイル名のみ。
現状未対応のMac版で開いた時はこんな感じ。青色のリンクをクリックしたら、そのままGoogleドキュメントのファイルを開くことができました。
とりあえず今の所、Chromeの検索バーに日本語を入れると、真っ白の文字が出てうまく動かん、みたいな挙動が何度か起こったりと、いろいろまだベータっぽい感じも結構あったりします。
また、現在確認した範囲では、EvernoteでGoogleドキュメント内にある日本語は検索から見つけ出すことはできませんでした。
(追記:ドキュメントの中身はこれから実装予定だそうです)
Evernoteは「ごちゃごちゃに整理しとくもの」
ここ最近Evernoteというものは「ごちゃごちゃに整理しておけばいい」というなんとも矛盾した使い方が自分の中で確立されてきています。
基本的には、あるテーマに沿ってノートブックを作ったり、特定の用途(ex.書籍の原稿とアイデア)で人と共有のノートブックを作ったりして、そこに「必要そうなもの」を全部放り込んでおく。
とりあえずは必要そうなもの全部ごちゃごちゃ入れておくだけなんだけど、数が増えてくるとさすがにちょっと不便になってくるから、よく使うものだけをノートリンクとかを使って整理する。
本を書くのとかを例にするとわかりやすいんと思うんだけど、1個1個「原稿」ってノートがあって、それらの原稿を「目次」っていうノートから見に行けるようにまとめる、みたいな感じ。
もちろん原稿以外の「資料」とかも共有ノートブックに入ってたりしてるんだけど、それは大抵「ごちゃごちゃのまま」で問題なし。
Evernoteで扱いにくいファイルをEvernoteで綺麗に整理する
で、ここでGoogleドキュメントとの連携機能の話なのであります。
私の場合、自分がよく使うのは「テキストのみ」なので、必要なものはEvernoteにそのままコピペしちゃえば問題がないことが多いわけですが、たまにはそうじゃないものとかもあったりします。
資料になりそうなPDFだったり、写真だったり、Excellみたいなスプレッドシートだったり、ごく稀に「Wordのファイル」だったり。
こういうのは大抵、直接ファイルをEvernoteに貼り付けることが多いんですが、この多くをGoogleドキュメントで済ませることができるようになるってのが「便利になるところ」なのかな、と思います。
なんだかんだ、Evernoteって「なんでも貼り付けることができる」おかげで雑に整理するのは得意なんですが、当たり前ながら「きれいな書類作るのはWordには敵わない」し「エクセルみたいなことはできない」
そういうファイルをGoogleドキュメントでまかなうことができると、Evernoteが実に「使える」ツールとして発展していくのではないかと思ってます。
個人用途でも、写真や動画がプレビューできる便利さも踏まえて、Googleフォトの写真や動画を思い出として整理する、というような目的でEvernoteを使ったりしたら楽しいのかもな、とか。
なんにしても、久しぶりなEvernoteの大きな変化で、こういう風に「正統進化」してきたかー、これは便利になりそうだよなー、と感心しています。