尻ポケットに入れても型崩れしないコンパクト財布 エムピウ ミッレフォッリエ


久しぶりに新しく財布を買いました。

2011年に「薄い財布」を使い始めて以来、これまでは一貫して薄い財布&小銭入れ、という生活をしていたんですが、今回は全然そういうコンセプトではなく、分厚い、ちょっと変わった形状の、革の質感が非常に素晴らしい「エムピウ」って所の「ミッレフォッリオ」っていう財布です。

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メインの財布を薄くてカードがとても取り出しやすい財布フラットウォレットに乗り換えた | ごりゅご.com

そもそも日常生活で財布を持ち歩く必要がなくなった

今までの「薄い財布」を捨てて、分厚くてもかっこいいと思う(主観)財布に乗り換えたのは、iPhone7(ていうかApplePay)がスペシャルスーパー便利すぎて、財布を持ち歩く必然性が大きく下がったのが理由という、財布がいらなくなったから財布が欲しくなったという謎の現象がきっかけでした。

なんていうか、iPhone7でApple Payが使えるようになってからというもの、日常生活のほとんどすべての場面で財布を取り出したりする必要というのがなくなってしまったんですよね。

現在の私の生活において、日常で財布を使う場面と言えば、近所のクレジットカードが使えないスペシャル安いスーパーだけ。(カネスエとか三心とかアオキスーパーとか)

そういった「スーパーでの買い物」という行為には必然的に1円単位の小銭が必要であるために、今現在の「メイン財布&小銭入れ」という財布の運用はデメリットの方が大きくなってきてしまったのです。

もともと今使ってる財布は「愛着を持って大好きになれるものではないけど、すごく便利」なものだったんですが、だんだんその「便利さ」が減ってきて、役割がよくわからなくなってきているのです。

そうなってくると、常に持ち歩くわけではないんだから、財布は多少デカくてもいいから、小銭もちゃんと使いやすくて、何よりも「愛着を持って大切に使える財布」を使うようにした方が、人生いろいろいいことが多いんじゃないのかと。

そんなふうに思うようになってきたのです。

で、買った財布はこんなやつの、ブエブロという革を使った限定モデル。

財布大好きすぎブロガーがめっちゃ褒めてた財布

この財布を意識しだしたのは、最近すごく気に入ってる「財布ブログ」の中の人が一番気に入って、オススメしている財布だったから。

エムピウ ミッレフォッリエ 1000日間の使用レビュー。コンパクトでオールインワンの機能的な財布 | 機能的な財布あります

このブログの中の人というのが、本当に心の底から財布が大好きみたいで、基本的に紹介している財布は全部自分で買って使って写真を撮ってレビューしている(しかも紹介している数は5個や6個なんていう次元ではない。ひょっとしたら100あるかもしれない上に、写真も上手い)

で、この人が書いてるいろんな記事に、とにかくこの「エムピウのミッレフォッリオ」はしょっちゅう出てくるんですよね。

小さくて機能性の高い財布のまとめ。2016最新版 | 機能的な財布あります

元々はYUHAKUのALBERTEっていう財布が気になって、そのレビューを探してたどり着いたブログだったんです。

でも偶然たどり着いたブログ「機能的な財布あります」が面白すぎて、そして気がついたら購入したのはもともと探していたものでなく、オススメの「ミッレフォッリエ」になっていたという不思議な世界。

m (エムピウ)ミッレフォッリエの写真レビュー

製品はこんな感じです。

ハトメで止める、分厚いハードカバーのような雰囲気もちょっとある、かなり「四角い」財布


まずいきなり面白いのがこのお札の収納方法。留め具を開いて財布を開けると、こんな雰囲気。


ここをペロって開いて、


隙間にお札を差し込んだ形で使います。


で、小銭入れはカード入れの部分の留め具を外して「開くと出てくる」という仕組み。これによって、巨大な小銭入れスペースを確保しつつ、なおかつ口がめっちゃ広いので取り出しやすくもあるという仕組み。


手に持った感じはこのくらい。だいたい名刺入れくらいの形をイメージすると近いのではないかと思います。


折りたたんだ状態で外側から。確かに「コンパクト」系の財布ではあるんだけど、厚みは結構あります。


今まで使ってた財布(カルトラーレ フラットウォレット)と比較

これまで使ってた薄い財布(小銭入れなし。カードは5枚程度が上限)と比較してみます。


パッと見の大きさはそんなに変わらないんだけど、手に持って見ると驚くほどの厚みの違い。


こっちから見ても、同じ「財布」だとは思い難いくらいの変化。


正直、買って手元に届いた時は、うわこれ全然コンパクトじゃねぇやん、てのは思いました。

確かに間違いなく「コンパクト」かもしれないんだけど、すげぇ分厚いから小さい財布だとは思えない。

で、そんなことを思いながら1週間くらい使ってみたわけなんですが、別にこれで全然問題ないどころか、デカいなりのメリットってのも発見できたりもして、結果十分に満足できております。

今現在のライフスタイルでは、もはや財布は「ごくたまに取り出すだけ」のものになり、カバンの中で眠り続けてるのが基本。

そうなると、自然に財布も「取り出しやすい場所」にしまう必要もなくなってきて、むしろ小さいと存在感が薄くて見つけにくい。

また、昔はちょっとしたお出かけくらいの時は、メインの札入れだけ持って、可能な限りクレジットカードで決済し、現金支払いで小銭が出たら仕方がないからジーパンのポケット、とかってやってました。

でも、現在はむしろ小銭が必要になる場面でしか財布が必要にならない(クレジットカードすら取り出さない。iPhoneで支払いするのが基本)んですよね。

こんな今の生活だったら、薄くて小さいとかよりも「1個」で「小銭も取り出しやすい」ことのメリットの方がでかいやん、というすごく普通なことに気がついてしまったのです。

ついでに名刺入れも無くしたらいいんじゃない?

ただ、それでもやっぱり「無駄にでかい」のがカードの収納枚数。

これが、仕切りが3つついて基本5×3枚のカードの収納が可能なのです。

カードの収納については、色々と考えてみたんだけど、やっぱりどうしても無駄に余る。

で、この財布を見てたらなんかこれ名刺入れみたいだな、とか思い始めまして、ちょっと名刺を5〜6枚ほど入れて見ました。(一番手前)


あ、これはいい!これで荷物から名刺入れも省けるぞ!

ビジネスマナー的に財布から名刺を取り出すのがいいか悪いか知らんけど、この財布の見た目は割と名刺入れぽいし、もうこれ名刺入れにもなる財布にすればいいやん、て気づきました。

結局財布のカード入れに入れたのはこんな感じ。

このクオリティの革が1.5万円は素晴らしい

新しい財布を買って約1週間。

色々書いたんだけど、機能云々以上に久しぶりに「育てがいのある革製品」を手にしたのがすんごい嬉しくて、なんか無駄にニヤニヤしながら財布をいじくり回してます。

財布って、手の脂が自然に財布の革につくから、基本メンテフリーでいい感じに革に味が出てくれるのがすげぇ楽しいんですよね。

薄い財布を使い、機能を優先するようになって、そういう「革を育てる楽しさ」みたいなのは諦めてたんだけど、今改めて再び、こういう「愛着を持ってものを使う」ってことを始めてみようかな、と思える財布でした。

また、この財布「ものすごく型崩れしない」財布みたいで、ポケットに入れて乱暴に扱ってても、きちんとこの形状を保ってくれるのも「いいところ」らしいです。(金属の留め具も全然ダメにならない)

Instagramを見ると、そういう感じで「育った」「味のある」いい写真もいっぱいあります。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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