ちっちゃい頃、マジックザギャザリングというカードゲームにハマって、結構な時間とお金を使いました。
ちっちゃい頃とか言っても高校生の頃なんで、まぁそれなりに多分二桁万円くらいは費やしたのではないかと思います。
学校が終わったら友達の家で対戦して、帰り道にカードパック買って帰る。数少ない情報源は、隔月だったか季刊だったかのホビージャパンのMTG専用のムック。
20世紀の出来事だったので、家にネット回線もなかったし、Googleも存在していなかった時代。ネットで情報収集というのが「不可能」なだけでなく、そういう概念すらもまだ自分の中にはありませんでした。
結局、10万円以上費やした(と思う)マジックザギャザリングというゲームは、大学に入学してしばらくしてから、気がつけばあっけなくやめてしまいました。
まともなデッキを作るのにお金がかかりすぎる、というのが大きな理由でしたが、何よりも「一緒に遊ぶ人がいない」っていうのが辞めた一番の理由だった気がします。
当時一緒に遊んでた友達は大体みんな離れ離れ。
大学生という新しい生活を始めながら、マジックザギャザリングを一緒にやる人を見つけるエネルギーもなかったし、一体全体どうやって探せばいいのかも全然わからない。
気がつけばマジックザギャザリングというゲームは自分にとって「昔遊んだめっちゃ面白かったゲーム」という過去のゲームになってしまったのでありました。
ハースストーンとの出会い
で、そこからすでに20年近い年月が経過しようとしているわけなのですが、今現在「デジタルトレーディングカードゲーム」の最大手であるハースストーンというゲームに、物の見事にハマってしまっているわけなのです。
最初に触ってみたときはすごくシンプルに見えて「こんなん絶対MTGを劣化させただけだ」とか思ってたりもしたんですが、ちゃんとやってみたらちゃんとシンプルさと奥深さを見事に両立させ、短時間で決着がつけられるようにした天才的カードゲームだってことがわかりました。
もちろんデッキを組んで戦うカードゲームなので、運が悪いときはどうしようもなく勝てないし、デッキ同士の相性差、というのも間違いなく存在します。
ただ、ゲーム内の「ランク戦」を勝ち上がるには、やっぱり絶対的な「ハースストーンの実力」が必要で、下手では勝てないわけなのです。
ネットに載ってる「これが最強」とかってデッキ使っても、下手だとやっぱり勝率は低い。
夢のように憧れていた対戦が当たり前になっていた
気がつけば1年以上、軽く100時間以上はずーっとハースストーンをやってて今もハースストーンすげぇ面白い、とか思ってるんですが、振り返るとこれ、なんていうか「昔夢見てた世界」がリアルに実現してしまっているんですよね。
マジックザギャザリングの時の最大の悩みだった「対戦相手がいない」という問題は、ネット上でいくらでも見つかり、回線さえ確保できれば1分もかからず対戦が始められる。
しかもその対戦相手というのはちゃんと「同じくらいの実力」の相手で、勝てば勝つほど強い相手と戦える。
昔は友達同士で時間を合わせて、リアルで家に集まらないとできなかったことが、ごく当たり前にいつでもどこでもできてしまう。(学生時代ならともかくオトナになってからは毎日集まるとかほぼ無理)
友達同士だけでは、カード資産や実力やらのいろんな違いがあって常に「本当にアツい戦い」をするのは難しいんだけど、ハースストーンだと全部「ランク上げのための本気の戦い」ができる。(ランク上げ以外の戦いももちろん可能)
インターネットというものに慣れすぎて忘れかけていたんですが、これって高校時代に憧れていた「夢の対戦環境」だった、ってことに最近になって気がついたのです。
また、デジタルカードゲームだからデッキをシャッフルしたり体力計算したりするも全部自動だし、ゲーム内では「いらないカードを売ったお金(魔素)で欲しいカードを作る」ことも可能なので、トレーディングカードゲーム特有のカード被って勿体無いと言う悩みもないし、欲しいカードがいつまでも出ない、というストレスも非常に低いです。
もういいオトナなので、通算で2万5千円ほど課金してますが、根性出せば(ひたすら時間と期間をかけてカードを集めれば)完全に無課金で「全てのカードを揃える」ことも可能。
個人的には、1年以上ずーっと遊んで1万円2万円という程度であれば十分すぎるほど健全な金額だと思うし、普通にゲームを買ってた時代を考えると、当時よりはるかに安い金額でゲームを楽しめております。
確実にマジックザギャザリングに使った金額より少ないし、確実にそれ以上の時間遊んでます。
プロゲーマーという存在も夢ではなく現実
ちなみにハースストーンというゲームはすでに「プロ選手」が多数存在するゲームで、2016年の世界選手権では優勝賞金が25万ドル(2500万円くらい)とかの規模のレベルになってきています。
世界一プレイヤー人口が多いと言われている「League of Legends」のプロなんかはトップは一億円レベルの年収だったり、正式な「プロ」としてビザも発行されるような世界。
米国政府、PCゲームLeague of Legendsをプロスポーツと認定。外国人選手にアスリートビザを発行 – Engadget 日本版
まぁ、プロゲーマーとして生きる道は、他のプロスポーツと同じかそれ以上の厳しい道であろうことは間違い無いだろうし、別に自分がプロになりたいとかプロを目指してるとかそういうのは全然ないんですが「夢のような職業」が現実に存在するような時代になった、ということ自体に感慨を覚えます。
ハースストーン仲間増やしたい
ということで何が言いたかったのかと言うと、結局ぼくはハースストーンを一緒にやれる知り合いを増やしたいというわけなのです。(ゲーム内フレンドが増えると「友達と対戦」クエストが楽だったり色々いいことが多いからフレンド増やしたい。さらに、紹介した人がある程度ゲームやると限定ヒーロースキンがもらえる)
今のところリアルに勧誘が成功して、今もハースストーンが続いてる友達は二人。
一人は、高校時代に一緒にマジックザギャザリング遊んでた仲間だったりするのも感慨深いところです。
ハースストーンの何が良いって、eスポーツと言われるジャンルの中でも肉体的なプレイングスキルが不要な、将棋や囲碁、ていうか麻雀に近い方向性のゲームなので、30半ばの体力や反射神経が衰えたおっさんでも若者と対等に戦える、というところ。
この前の11月に初めてランク5に到達できた程度のレベルではありますが、このまま5年10年くらいずーっと楽しめれば最高ですなぁ。
ちなみにハースストーンはiPhoneでもAndroidでもMacでもWindowsでも遊べます。(最近は戦績自動で残すためにMacでやることが多い)
ハースストーンやってみて面白かったら、ぜひバトルタグ「goryugo#1579」とお友達になってください。