ものすごい変なタイミングでアレなんですが、Apple Watchを買って約一年が経過しました。
これまでの人生で、まともに腕時計をしていた期間はほとんど存在していなかったんですが、驚くべきことにこの1年間Apple Watchは寝てるとき以外はだいたい腕につけてるくらいには気に入ってるし、便利だと思ってます。
以前書いた感想は購入後3週間程度のものだったので、改めてもう一度「使って1年の感想」ていうか「どういう機能を使ってるか。便利に感じているか」をまとめてみたいと思います。
Apple Watchを1年使って役に立つこと
Apple Watchを1年間使って、今も役に立つと感じている、便利に感じているのは大体こんなところ。
- 欲しいアプリの通知だけ「ほぼ確実に」気がつける
- メッセージへの定型文返信
- Siriを使って「今から帰る」連絡
- 今日の運動量がすぐわかる
- 天気と気温がすぐわかる
- 電車の発車時間がすぐわかる
- 時計を見るたびに変わる写真
- 運動の記録を取る(心拍数が取れるのが良い)
- 自分のiPhoneを音を鳴らしてすぐに探せる
細かく分けると結構色々あるけど、基本的に「通知」「テンプレですぐに対応」「特定の情報をすぐ見られて便利」という3つのジャンルが主なところ。
通知にちゃんと気がつけると無駄にiPhoneを見ることが減る
Apple Watchを使い始めた1年を思い返してみると、やっぱり1番大きく変わったのは「通知」でした。
iPhoneだと、結構通知に気がつかないことが多いんだけど、Apple Watchの通知はほぼ100%気がつける。
どのアプリの通知をApple Watchに送るか、ってのも個別に選べるので、必要な通知だけ「確実に気がついて」他のやつはiPhone見たときにわかればいい。
この振り分けがすごくちょうどよくて、とにかく無駄にiPhoneを見る、ってことがものすごく減り、結果的に「なんとなくiPhoneを触る」という「無駄な感じがする時間」というのも減らすことができました。
あと、これによって「iPhoneの通知音」というものが100%不要になって、常に静かなiPhoneを維持できている、ってのも地味ながら気に入っているところです。
定型文はApple Watchだけで完結
2つめは「ちょっとした連絡」がすごくスムーズになること。
Facebookのメッセージが届いた時なんかは、とりあえず「読んだよ」的なサムズアップを返信できたり、iOSのメッセージとかは自分で登録した定型文なんかもワンタップで送信可能。
また、自分からちょっとしたメッセージを送る時なんかはデジタルクラウン(竜頭)を長押ししてSiriを起動して「harunaに今から帰るよってメッセージ」とかって話しかけてやれば、このレベルの文章ならこのワンアクションでメッセージ送信が完了します。
うちは田舎なので、クルマでの移動とかが多いんですが、クルマに乗ってエンジンかけたタイミングでなんかでこうやって「Siriで一発」でメッセージができるのは、思ってた以上に手軽で便利です。
ちょっとした情報が「時計にある」
3つ目は「ちょっとした情報」がアプリを起動したりしなくてもすぐに表示されること。
Apple Watchは複数の文字盤が設定できて、画面の横スライドで文字盤の切り替えができます(Watch OS3から)
気分とか場面でいくつか切り替えてるんですが、よく使ってるのはこの辺の「情報量が多いやつ」とか「アナログっぽいやつ」
ここに出てる天気予報と気温だけでも結構天才的に便利で、今までに外出時に天気を確認するというごく基本的なことさえできなかった自分が、ようやくちゃんと傘を持ってお出かけする、ということができるようになりました。
あと、気温とかも日頃から意識するようになって、自分はどのくらいの気温の時にどう感じるのか、というのが実感を伴って記憶できるようになりました。
(30度超えると明確に暑くて辛い。10度以下だと寒く感じて、3度を下回ると立ってるのはほぼ無理な辛さ、など)
まぁこの辺はそういうのちゃんとしてる人は当たり前にできることだと思うんですが、Apple Watchというアイテムのおかげで「自分でもできるようになった」ってのが大きいのかな、と思います。
あとは、アプリ「駅Locky」を使うと、あと何分で電車が出発するかわかるのが神。(木曽川14分、て出てるやつ)
あと、文字盤に「写真」を設定しておくと、設定したアルバム内の写真が「毎回変わる」ってのも結構楽しくてよいです。
子供とかペットとか眺めてニヤニヤできます。
このアルバムは「共有フォトストリーム」も設定できるんで、家族で写真共有とかしておくとさらにもう一段階楽しいです。
いつでも心拍数がわかるのが新鮮な体験だった
また、ちょっとしたことなんだけどApple Watchで運動の記録を取ると、常に今の心拍数というのを確認することができて、これが「今どのくらいきつい運動をしているのか」という状態を自分の心拍で確認できる、ってのも面白い体験でした。(心拍数アプリを起動してもいい)
色んな種類の運動のキツさも、心拍数というものを目安にしてやるとある程度客観的な比較ができるわけで、これ、当たり前ながら自分が部活とかやってた時代には非現実的な出来事なわけで、地味ながらも「未来」を感じる出来事でもありました。
運動時の心拍数を計測できるツールって意外とフィットネス系のツールでも数は少なく、これを意識して運動してみるというのは、わりと今までにない新しい「効率的な運動の仕方」なのではないかと思います。
大したことないしなくても問題ないんだけど、あると想像以上に便利
とまぁ色々とApple Watchの気に入っている点をいっぱい書いてきましたが、まぁぶっちゃけどれもこれも地味な便利さばかりだし、スマホみたいにないと非常に不便、てものでもなく「別になくても問題ない」のは間違いないところ。
身の回りでも結構Apple Watch買ったけどもう使ってないって人も多いし、好み、合う合わないみたいなので、人によって意見は大きく分かれるような気はします。
ただ自分の場合、そもそも腕時計は「鬱陶しいからいや」「汗をかいて蒸れるから気持ち悪い」って思ってほとんど利用してなかったくせに、Apple Watchを使い始めてからはそのデメリットを超える便利さで、寝てる時とお皿洗いの時以外は常につけてるような状態になってるのもまた事実。
いつのまにか無意識に「手元の時計で時間を見る」とかってのもやるようになってて、慣れというのはすごいものだなぁと感心してます。
まぁ、今買うと去年の私のように新しいのが出て泣くことになる可能性もありますが、そこはもうアップル製品の宿命で「欲しい時が買い時」と割り切るのが1番かな、と。