Apple Watchの音声入力の便利な活用例 電卓も「音声入力」でいい時代やで(もちろんiPhoneでも使えるよ)

ちょっと前までは、AppleWatchは「通知マシーンとして最強」なガジェットだと思っていました。

腕につけていることで通知を「見逃す」ことがほぼゼロになるだけでなく、Apple Watchには「必要な通知だけ届く」ので、なんか連絡来てないかな、ってiPhoneの通知画面を見る必要がほとんどゼロになった結果、無駄なiPhoneへの依存度が下がりました。

これだけでもApple Watchはすごい便利だと思うんですが、最近はApple Watchの便利さって、Apple WatchからSiri&音声入力が使えることではないか、と思い始めています。

Siriを使って便利になることって結構いっぱいあって、個人的に便利だと思ってる使い道をいくつか紹介したいと思います。(参考までに、これらの機能はもちろんiPhoneでも全部使えます。Apple Watchだけでなく、iPhoneでも便利なことが多いので、iPhone使ってる人にもオススメの機能たちです)

Siriの起動はデジタルクラウン長押し or Hey Siri

とりあえずApple WatchでのSiriの起動方法ですが、HeySiriとWatchに呼びかける方法(画面スリープ解除された時のみ反応)と、ウォッチ横のデジタルクラウンと呼ばれるでかいボタンを長押しする2パターンがあります。

私の場合、片手が塞がってる時は「Hey Siri」を使いますが、基本的には右手でデジタルクラウンを長押ししてSiriを起動することが多いです。

Apple Watchに話しかける時は、こんな感じの見事なまでにどっかで見たことあるようなフォームになりますが、やはりこの形が一番理に適ってて使いやすいです。

Apple Watchを電卓にする

とりあえず最近のHeySiriマイブームが「電卓」

電卓って、iPhoneにも「標準機能」として搭載されてたりして、まぁ結構いろんな人が使う機能なのではないかと思うんですが、最近は「電卓使うよりSiri使って計算した方が便利」だと思うようになりました。

電卓ならば当たり前にぽちぽちボタンを押す必要があるんですが、Siriならば文字通り話しかけるだけ。

こんな感じで呼びかけてやればすぐに計算結果を知ることができます。

  • 103掛ける48は?
  • 13450割る4は?
  • 2000円の20%引き

飲み会で割り勘計算するときとか結構便利です。

タイマーやアラーム

昔っから一番使ってて、今でも一番使用頻度が高いのがこのタイマー系。

カップ麺作るときでも、ご飯作るときでも、とにかくだいたい「何分後に教えて」だけでタイマー起動できるので、もうあのクルクル回すクソめんどくさいやつでタイマーの時間を設定したりすることは完全にゼロになりました。

基本的に、こんな感じの言葉で使ってます。

  • 朝8時に起こして(今はまだ午前午後をつけておいた方がエラーが少ない)
  • 毎日朝8時に起こして
  • 10分後に教えて

リマインダー

タイマーと似たようなものなんだけど、リマインダーも同じような「何時に教えて欲しい」みたいなことを設定するのに重宝してます。

リマインダーが便利なのは、その時間にすぐにやらなくても、完了にするまで常にiPhoneのロック画面に「期限を過ぎたリマインダー」が表示され続けてくれること。

カップ麺とかは「3分後にすぐ食べないと不味くなってよろしくない」ので、できれば時間が来たらすぐに通知して欲しいんですが、たとえば「水出しのお茶のお茶っぱを取り出す」レベルの「すぐにやらなくてもさほど問題ないレベル」の次にやることを覚えておくにはリマインダーは重宝します。

また、後述するようにApple WatchではなぜかSiriから「メモ」を保存できないという残念な仕様があるため、しかたなくリマインダーにメモを残す、ということをするときもたまーにあります。

音楽の再生

続いての用途はApple Music用のSiri。

Apple Musicのオススメ曲は「好き」「好きじゃない」での調教を繰り返すことでどんどん精度が上がるという教えを信じて小まめにレーティング付けてるんですが、Apple MusicのUIは全然レーティングを付けさせる気がないかのようなすごく使いにくい場所にあります。

で、仕方がないので、この好きか好きじゃないかというのは基本Siriを使って登録をしています。

  • この曲は好き
  • この曲は好きじゃない(好きじゃないフラグ&曲のスキップ)
  • ニューミュージックミックスを再生して
  • 音楽再生

あと、いちおうプレイリストの名前とか、ミュージシャン、アルバム、曲名などを指定して再生することもできるんですが、あんまり精度が良い感じはしないので、基本「ニューミュージックミックスの再生」程度にしか使えていません。

メッセージ送信

多分世の中の多くの人が使ってないアップル純正の「メッセージアプリ」

我が家では、家族間の連絡は基本このメッセージアプリを使っているので、これもまたSiriから1発でメッセージが利用できて素敵です。

基本的な内容は「今から帰るよって晴菜にメッセージ」くらいの簡単なもの。

車に乗ってエンジンかけて、iPhoneを取り出さずに出発前にメッセージが送れるのは、本当にちょっとしたことなんだけど、便利度高いです。

  • 今から帰るよって〜にメッセージ
  • 〜にメッセージ送信

音声入力で返信する

また、Apple Watchに届いたメッセージを「音声入力で返信」するってのも意味さえ通じればそれで十分、という相手とのやりとりには大変に便利です。

自分に届いたメッセージへの返信の場合には、標準のメッセージアプリ以外でも(Apple Watchの標準機能を使って)音声入力での返信が可能。

要するに、Facebookメッセンジャーとか、LINEとかに届いたメッセージに対して、音声からサクッと返信ができるようになります。

まだ音声認識の精度は100%とはいかないんですが、意味が通じれば十分というシチュエーションならば、全く問題なく使えます

まぁFacebookメッセンジャーの場合「いいね!」をApple Watchから1タップで送信できるので、そっちの方が活用頻度は高いんですけどね。

その他のSiri活用例

他にも、カレンダーに予定を登録するってのもやったことないけど調べたらできるっぽいんで一応書いておきます。

俺は、これ「ミスって登録されると大変に困る」ので、多分使いません。

また、iPhoneからならばSiriで「メモ帳にメモを残す」ってのはできるんですが、Apple Watchからだと「iPhoneを使え」と大変に残念なことになります。(〜ってメモして、でメモが残せるのは結構偉大だと思う)

こういう時は仕方がないからリマインダーを使います。

「喋って使う」を意識するとWatchの存在意義が変わってくる

Apple Watchを音声で操作する、って意識をするようになってまだ日は浅いんですが、これを意識して使うようになると、これまでとはまた別次元の「次の時代のデバイス」であることを実感します。

「喋って使う」のであれば、iPhoneみたいな大きなサイズの画面は全く必要なくて、最低限2〜3個ボタンが使えたら十分。

Apple Watchって全然「操作できんやん」って思ってたんですが「喋ればこんなにも使えるんだな」って驚いてます。

Siri自体も目に見えないままにいつの間にかどんどん良くなってるし、それを使ったiPhone、Apple Watchもどんどん便利になってきてます。

改めてSiriを意識して使うようにしてみると、結構今までとは違う世界が見えてくるのではないかと思います。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

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