2017年11月現在、Amazonで買える「安くて良さげなQi対応充電器」を4つ購入し、機能の違い、使い勝手など色々と比べてみました。
iPhone8およびiPhone Xの影響で、Qi充電器は今が正に旬。
現段階では在庫が安定していないものなどもあるし、今後ほぼ確実に今までよりも安くていいやつは出てくると思うんですが、とりあえず「今買うならこれがいいと思う」という結論とともにまとめてみたいと思います。
2018年2月に新しく買ったAnkerスタンド型Qi充電器のレビューはこちら
買って満足できたQi充電器2つ
とりあえず、これ買っといたらいいんじゃない、という結論を知りたい方向けに、これなら満足できた、という商品は2つありました。
どっちもお値段だいたい2000円くらいで、平置きするタイプと、スタンドタイプのもの。
Qi充電の豆知識
また、iPhoneのQi充電に関する小ネタですが、現在のiPhoneは5W までの充電しか対応していません。(5V1A相当、すなわち標準でついてくるアダプタを使った遅い速度)
どうもソフトウェアアップデートで7.5W充電に対応するらしい、という話なんですが、とりあえず今はQiで充電するのは遅い&使う充電器の速度は関係ないということだけ覚えておくと良いかと思います。
と、それを踏まえた上で購入したのが写真にある以下の4つ。
主に比較したのは以下の点。
- 充電器の安定感
- 充電ランプがどのように機能するか
- 充電ランプはどこにあるのか(iPhoneを載せてもわかりやすいか)
また、Qiに関しては「ちゃんと中心部あたりを充電器の上に乗せないといけない」んですが、4つとも普通に乗せれば問題なく充電できました。(うまく乗らずに充電されない、ということは起こっていない)
以下、購入した4製品の機能比較。
Anker PowerPort Q
購入時お値段約1799円。
結論から言って、寝室に置くなら4つの中でこれが一番便利だと思います。
丸型の形状で、上下両方にラバーがついており、それなりの重さがありおかげで安定感が高い、というのが最大のポイント。
薄くて軽い、とかってウリにしてるQi充電器もありますが、薄くて軽いやつはケーブルのしなりで充電器の一部が浮いてしまったりして、ぶっちゃけすごく使いにくいです。
また、充電のランプが「下」というか「横」の場所についており、普段(電源に繋がってる)時は赤色、充電中は青色に変化してくれて、ちゃんと充電できてるかもわかりやすい。
写真用にあえて光がよく見える向きにiPhoneを置いてますが、夜、寝室で使うならどの方向で充電しても「下からぼんやり見える光」で充電できてるかどうかは確認可能です。
Amazonで買おうとすると「この製品には新製品があります」って表示されますが、この1〜2週間はずっと新製品の方は「お取り扱いできません」となってて買えません。
売れて生産が追いついていないのかどうなのかよくわかりませんが、新製品の方が買えるならばそっちの方がいいのかもしれません。
RAVPowerのスタンドタイプ
もう1つ、パソコンの横に置いておきたくて購入したのが「スタンドタイプ」の充電器。2000円くらい。
Amazonのランキング上の方に出てくるやつは形状が好みでなかったので、他のやつを探してこのRAVPowerのやつにしました。
マットな質感のつや消しの薄いラバーみたいなものでコーティングされてて、2000円の割には質感は高いです。
立てかけた時の角度はこのくらい。
また、この製品は横向きにおいても充電可能。
充電中には下の方がボワーンて光るという仕様で、正直明るいところだとあんまりわかりやすくないんですが、邪魔にならないいい感じの光で、さらに充電が完了すれば光が消えるというちゃんと賢い仕様。
また、非対応の機器を乗せると点灯ではなく点滅で知らせてくれます。
機能的にはQiの充電器に求めるものが全てちゃんと揃っていて、スタンドタイプが好みそうならばこれ買えば間違いないと思います。(他の3製品で全てが揃ってるものはなかった)
気に入ったからRAVPOWERの「横置きタイプ」を探したんですが、どれもこれもおかしな値段のやつばかりで諦めました。
Ankerもそうなんだけど、何かとまだまだQi充電器は在庫が不安定な印象を受けます。
EwinのQi充電器
約1700円の、最安値クラスのQi充電器ですが、結論から言って、残念ながらこれをあえて選ぶ理由は1つも見つかりませんでした。
最初に買ったAnkerとRAVPOWERの充電器が大変良いもので、嬉しくて「別のやつも試してみよう」って買ったんだけど、見事にハズレだった、ってやつ。
別に、2000円のQi充電器として問題なく動いてくれてるんですが、上の2つと比べて特に何も良いところがありません。
充電状態になると赤いランプが光るんですが、ランプが右上?にあるおかげで、斜めに意識してずらしてiPhoneを置かないとランプは見えず。
充電台が大きめなのは「安定感のため」に全然悪くないんですが、軽いんでなんだかんだAnkerの充電器より不安定。
裏面には一応滑り止めはついてるんだけど、上の面はツルツルのプラスチック(指紋が目立つあの感じのやつ)で、乗せてる時の安定感はあまり高くありません。
まぁ、別に使えるからいいんだけど、ほぼ同じ値段で、あえてこれを選ぶ理由はない、というのが正直なところ。
Spigenの薄くて軽いやつ
最後が、Qi充電があまりにも気に入ってさらに買い足した4つ目。約2000円。
こいつは「軽くてスリム」であることをウリにしてる充電器ですが、軽くてスリムなメリットは持ち歩きをする時くらい。
確かにすごく軽くて薄くて、持ち歩く分には悪くないかもしれません。
ただまぁ、中期滞在でもしない限り、わざわざ充電効率が下がるQi充電器を持って歩くこともなさそうなわけで、軽いってのはメリットになるのかどうか悩ましいところ。
正直、軽くて薄いので、ケーブルがぐにゃぐにゃした状態だと簡単に充電器が横向きます。
また、これも「ランプが奥の横の方にあるやつ」で、ランプの上にiPhoneが乗っかるとランプが隠れて見えません。(充電中は青点滅)
持ち歩いて外で使いたい、って人には良さそうなんだけど、家で使う分には特にメリットはないのかなという感じ。
値段気にしなくて、外でもQi充電したいなら、こういう「Qi対応モバイルバッテリー」というクソ面白いやつもあるんで、こっちの方がいい。
Qi充電器機能比較表
機能比較表にしてみるとこんな感じ。
製品名 | 電力 | 待機中 | 充電中 | 完了時 | 非対応 |
---|---|---|---|---|---|
Anker平置き型 | 5W | 赤点灯 | 青点灯 | 変化なし | 変化なし |
RAWPOWER | 10W | 消灯 | 点灯 | 消灯 | 点滅 |
EWIN | 5W | 消灯 | 赤点灯 | 無反応 | 無反応 |
Spigen | 5W | 赤点灯 | 青点滅 | 無反応 | 赤点滅 |
Ankerスタンド型 | 5W | 消灯 | 青点灯 | 変化なし | 青点滅 |
どれでも普通に使えるけど、比べてみると結構違った
今Amazonで買えるQi充電器、どれも大して違わないし、普通に利用可能なのは間違いないんですが、比べてみると意外に違うもんだな、ってのがわかりました。
2000円くらいの製品を買うのに、当時30分とか1時間とか結構な時間かけていろいろ比較したりして面倒だな、って思ったりもしてたんで、そんなめんどくさいQi充電気選びの悩みを解消するお役に立てれば幸いです。
もし他にこの製品が安くて良いぞ、ってものがありましたら、お問い合わせフォームなどからお知らせいただければ幸いです。
まだ自分の中のQi充電器ブームは続いているので、新しいものを買ったりしたらまたこの記事をアップデートしていきたいと思っています。
とりあえず今(2017年11月8日)は以下の2つがオススメ。