先日、名古屋でApple好きな人々の忘年会に参加した際に、家族3人でニセコに30日間行ってきたことについて色々話を聞かれたりしました。
多分、世間一般的には大変珍しいことであろうことは自覚してたんですが、その際に言われた「行動力あるよねー」って言葉が大変印象的でした。
行動力よりも共同力
「行動力ある」ってのは基本褒め言葉なので、大変にありがたいことではあるんですが、正直自分が行動力あるとは微塵も思ってないんですよね。
確かに、1ヶ月も家を空けてどっか別のところで暮らすとかってなると割と色々手間暇かかることはあったんで、まぁ確かに「普通に暮らしてるだけ」で実現するのは難しいかな、とも思います。
どんな流れで1ヶ月ニセコに住むということをするに至ったのか、って話になったりして色々思い出しました。
こういうこと実現できてるのは全て週1回実施してる家族会議のおかげです。(最近は余裕ができたので週明け月曜日と週末金曜日の2回に分けた)
ていうか、今ではこの「家族会議」(我が家では作戦会議タイムと呼ばれている)なしで一体全体どうやって「家族運営」ができるんだろうか、ってくらいには生活に欠かせないものになっています。
週1回の家族会議「だけ」でだいたいうまく行く
昔々、上記の男の家事という本にもだいたい同じようなこと書いたと記憶してるんですが、普通に家族で暮らしてるだけでは「何か新しいことを始める」のは限りなく不可能だし、日常の情報共有を満足に行うことすら難しい。
先月くらいから子供が幼稚園に行くようになって、この「家族での情報共有での難しさ」というのは改めて実感してるんですが、それを打開するには基本「話し合いの時間を意識して作る」しかない。
不満に思ったこととか、そのうちやりたいこと、来週の予定だとか家族での大きなイベントごとだとか。
そういうのを共有の「家族会議リスト」に入れといて、週1回30分。(余裕があれば1時間くらい)
そのくらいの時間を使って何をしたいのか、どうするのか話し合って「記録に残しておく」
特に大事なのが「記録に残しておく」ってことで、この案件についてはこういうことで合意した、ってのを夫婦間が見える場所にきちんとメモして残しておき「言った言ってない戦争」が起こらないようにすることが重要です。
ちなみに最近は家族会議にはApple標準の「リマインダ」を使って、議決された内容は「メモ欄」に記入するようにしてます。
標準のリマインダは、繰り返しを作るのは大変面倒なんだけど、単発系のリストを共有する分には必要十分に役立ってくれてます。
あと、AppleWatch、iPhoneと他のアプリより一次元上の連携ができるのがすごい。
残念ながらWunderlistは将来がなさそうなので使うのをやめました。
1ヶ月ニセコ滞在を「やること」にするためにやったこと
ニセコ1ヶ月の計画とかも
- 3〜4年前くらいにニセコ長期滞在のブログ記事を読んで印象に残ってた
- 妻もその記事のことは覚えて印象に残ってた
- 子供が2歳になり、ある程度外に出るのに慣れた&来年は幼稚園
- 家族会議リストに「来年ならニセコ1ヶ月生活できるのではないか」と議題に上がる
- 30分くらい一緒に情報収拾
- 来週までに問い合わせしてみるわ(ごりゅご)
- 翌週の家族会議で成果報告(以下繰り返し)
みたいなことを重ねて、週1回30分を何回も繰り返して「ニセコ長期滞在計画」を進めていった感じでした。
多分これ、1人だけだったらほぼ確実に「そのうちやりたいなー」だけで終わってたと思います。
結果としてニセコ1ヶ月滞在は人生で1番楽しい1ヶ月だったけど、これを一人で全部準備から何から何まで進めようと思っても、絶対にめんどくさくて途中でやめる。
これを夫婦二人で分担して、良い意味での「仕事」にすることで、一応オトナとしての責任感で「来週までにちゃんと宿題をやっておく」ってことができるようになりました。
結婚してまだ4年弱くらいのペーペーではあるんですが、現状大きな喧嘩も不満もなく、割と「夢」だったようなことも何個か実現できてたりするのは、間違いなくこの「家族会議」のおかげ。
よかったら一回試してみてください。