今までずっと音声入力を覚えようと思ってきたんだけど上手にできず、過去何回も挑戦だけしてそのまま終わってます。
ただ、最近改めてやっぱりこれは革命的な出来事で、努力して練習して身につける価値があるものだと思うようになりました。
今回もきっかけはいろんなところで音声入力すごいっていうWeb記事を読んだからなんですが、具体的にこういう「数字」を目にしたのが一番の原因です。
音声入力のすゝめ:「決算が読めるようになるノート」の作り方|決算が読めるようになるノート
人間の平均的な文字の入出力のスピードは以下の通りです。
・書く(タイプする): 70文字/分
・話す・聞く: 300文字/分
・読む: 600文字/分
確かに、どんなにタイピングが速い人よりも、喋る方が早いというのはイメージできてたけど、数字として4倍以上も差があるのを改めて見ると、これはちょっとすごいのではないか、と。
文章の中身が云々という考察を抜きにすれば、生産性が上がるのは間違いないと言えるでしょこれは。
音声入力は今後、パソコンに習熟するにはタッチタイピングを覚えないといけないよね、とかっていうレベルの重要な技術になることすらありうる。
うちの息子なんかは音声入力を当たり前に使いこなしそうなんだけど、音声入力非ネイティブの自分の場合、これをどうにかするためには何よりも練習の時間を確保するしかない。
ということで最近は毎日15分以上、音声入力でブログを書く時間と言うのを確保して音声入力の練習をしています。
(実は上記記事を読んで、聞くことに比べて読むことが2倍のスピードでできるということも印象的でした。聞くよりも読むことが2倍のスピードでできると言う事は、自分のブログみたいな文字がメインのメディアにもまだまだ充分価値があると考えられる。あと自分が基本的にテレビや動画などのメディアをほとんど見ない理由っていうのも、喋るのを聞くのは遅くて嫌なんだなんていうのも思った)
音声では骨組みさえ作ればいい
1週間くらいやってみてわかったのは、まず大事なのは、音声入力で全てを完結しようとしないこと。
音声でやることは記事の下書きとか骨組み作り。
ブログの下書きを何記事か試して感じたのは
- 記事内容と音声入力の「相性」は存在する
- 一言二言のコメントを連続して書くような記事はめちゃ早い(例:読んだKindle本の記事
- 固有名詞が多い記事は手間暇かかる(文章一気に喋らないと精度も下がる)
- 考えながら書くような記事は、手で書いても音声でも結局時間がかかる
- 今はまだ「タイピングした方が早く感じる」けど「喋れば早くなる」イメージはできてきた
- 音声で喋った骨組みさえあれば修正は「考えることが少なく」済むので、結果としてラクに書ける = 「早く」書ける
どれもこれも「自分の場合」と言う条件が入ってくるんですが、練習による上達と音声入力に最適化した環境作りができれば、今までとは次元の違うスピードでブログをかけるようになってしまうのではないかなと感じます。
環境作りの課題:スマホとPCをいかに連携させるか
今の所、どんだけ頑張って工夫しても、Macでの音声入力の精度はよくならず、iPhoneで入力した方が早いし精度が高かったです。
Macでの音声入力は、Fn2回押しで起動してくれて、それだけであれば結構快適なんだけど、立ち上がるのにラグが生じやすかったり、しゃべった言葉を上手に認識してくれない確率が高いような気がします。
Androidの方が賢いとか、GoogleのキーボードをiPhoneに入れればiPhoneでも同じ精度で音声の入力ができるぞ、とかいろんなテクニックがあるみたいなんですが、そこに関してもまだ試行錯誤の段階です。
とりあえず今のところ、メモ帳アプリをiPhoneで開いて音声入力をしつつ、Mac上でその文章を同時に編集していくと言うワザが便利そうかな、という感じ。
ちなみにこの記事は、iPhone使って音声でざっと「喋って下書き」して、それを後からMac使って「手で」修正したもの。
元原稿はこんな感じでした。ここに音声で追記して、修正して完成させたのがこの記事。

まぁ、最初と比べたら結構原型留めないくらい変わってるんだけど、自分のブログだとこのくらいのことよくあるから、ある意味普通っちゃ普通なのかな。
音声入力を使ってブログを書くというのがもうちょっと上達したら、その様子を動画とかにして公開できたらいいなぁと思ってます。
まだ今のところ圧倒的に経験値が不足していて、手で書くのと感覚が違いすぎていつものようにブログを書けないレベルですが、しばらくは音声の時間も作って修行を進めていこうと思っています。