最終更新:2019年7月5日
日本でのサービス開始から、色々とあったKindle Unlimited。
一度は加入して退会していたんですが、2017年の10月ごろから利用を再開し、2018年6月現在まで割と十分に満足しながら使い続けています。
ただ、kindle Unlimitedはとにかく本が探しにくい。
いい本は結構あると思うんだけど、見つけるのが面倒で使いづらい。
その対策として、多少なりともkindle Unlimitedを便利に使えるようにKindleUnlimitedで読んだ本のまとめという記事を定期的に書いています。
その中から、今振り返っても面白いと思うオススメの本をまとめました。
全てのタイトルに言えることですが、Kindle Unlimitedの本は突然読み放題から外れることがあります。
可能な限り非対応になった本を取り除くようにしていますが、読む前によく確認してください。
KindleUnlimitedの申し込みはこちらから可能です。
マンガ
解体屋ゲン
「週刊漫画TIMES」で2002年から連載されていたものが今になって徐々にコミックス(Kindle電子書籍)になって発売されてきているやつ。
雑誌は80冊相当くらい?あるらしいんだけど、現在電子化されてるのは40冊ちょい。全部kindleUnlimitedで読める。
発破解体業者を舞台にした人情物の漫画。
発破が結構本格的で人情ものて、異業種的にも人情的にも大変面白い。
このテーマの漫画はなかなかないし、kindleUnlimitedのコンテンツとして超強い。
重厚長大産業とか個人的には未知の世界で、その世界観が見えるのも新鮮。
製鉄所なんかに行くと、鋼鉄の鋳型1個が200トンとかあって、それを「捨てるため」にも爆破解体が必要らしい。
途中からは「解体屋」だけでなく、色々と取り扱うテーマが増えていく。
こち亀みたいなやつ、という表現をする人もいるけど、個人的には「社会派人情物」だと思ってる。
ナニワ金融道(最後まで読める)
昔読んだことあるのに、絵柄も世界観もすでにもう「古いもの」であるはずなのに、ふともう1回読み始めたら止まらず、一気に最終19巻まで読んでしまった。
続編も「青木雄二プロダクション」が書いてるんだけど、やっぱり本家の面白さが最強。
古いのに面白くて止まらんという謎体験。
1週間くらいはずーっとアズールレーンのオートを回しながらナニワ金融道を読むという生活をしていた。(当時
カイジ(最後まで読める)
もはや今のカイジ、というか福本作品全般は超残念なことになってしまっているけど、じゃんけんからパチンコ辺りまではやはり圧倒的なクオリティー。
未読ならば読まないと勿体ないレベル。
カイジ読んでおくと、最近人気の「トネガワ」「ハンチョウ」もさらに深く楽しめる。
荒野のグルメ
一言で言うと「お酒を飲む孤独のグルメ」
(1〜2巻のみ。3巻は未対応)
作画が土山しげる(グルメ系漫画最強の人。歴史も絵も桁違い)なので、圧倒的に間違いない。
限界集落(ギリギリ) 温泉(最後まで読める
KDPで販売したらめっちゃ売れた!って有名になったやつ。
マンガ的にも4巻でサクッと終わって読みやすい。
タイトルのもある通り、限界集落(過疎化でやばい地域)の温泉を若者が立て直す的な話。
喰いしん坊!(最後まで読める
土山しげる最強の大食いマンガ。
土山しげるの本は(多分)全部読んでると思うんだけど、やはり何と言ってもこのマンガが最強に面白い。
大食いとはスポーツである!
オトナ目線で読めばグルメ系というよりも「おバカ系」なんだけど、そういうものをなぎ倒す面白さがある。
永遠の0(最後まで読める)
元々は活字が大ヒットして、漫画家、映画化などされたもの。
活字の方はkindleUnlimited非対応で、マンガは対応してたので読んでみた。
主人公のじいちゃんが特攻で戦死した海軍航空兵だと知り、いろんな人にじいちゃんの話を聞きに行く話。
話を聞くたびにじいちゃんの印象が変化していって、最後は、、、みたいな感じ。
泣ける。
小説
珍夜特急
日本のバックパッカーを増加させたと言われる旅行記の有名作「深夜特急」
このタイトルは、なんかちょっとどうかと思うんだけど、読んでみると全くそんなことはなく、個人的には深夜特急よりこっちの方が面白かった。
バイクに乗ってユーラシア横断する、って話なんだけど、もちろんいろんな出来事があるわけで、日本に居るだけでは味わえない体験がたっぷり。
珍夜特急2もあって、このシリーズだけでもかなり楽しめる。
福家警部補の挨拶
安定して読めるミステリー。
レビューに「古畑任三郎みたい」ってコメントがあったけど、まさにそんな感じ。
テレビで見たアレを、活字で見てる感覚がすごい近い。(というか古畑任三郎がそもそも古典ミステリーの典型なスタイルを踏襲)
主人公が「警部補の気配全くない幼く見える女性」なのに(いい意味で)古畑任三郎っぽい嫌味なキャラクターだったり、犯人がシンプルな悪人ではなかったり、全体的に色々近いものを感じる。
1冊で4話掲載。
続きもあるけど、Unlimitedではない。
オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの忠臣蔵~
タイトルはギャグ。いいダジャレ思いついたからそこから話作った、みたいなイメージ。
忠臣蔵の「討たれる役」吉良上野介が赤穂浪士に家に攻め込まれて殺されて、目覚めたらまたも討ち入りの朝で、解決できるまで延々とループ、というオールユーニードイズキルそのまんま。
B級なんだけど、アホみたいにB級で読んでて楽しい。
パッとしない子
ここ何年かで読んだ小説の中で「一番印象に残った話」
必ずしも100%面白い!オススメ!みたいに言える話とは言い難いんだけど、でもやっぱり今でも思い出すし忘れられないし、これをきっかけに辻村深月を読むようになったのは事実。
辻村深月を何冊か読んで、だいたいこの人はこういう「忘れられない系」の話を書く人だとわかった。
ビジネス・自己啓発
アウトライン・プロセッシング入門
自分がアウトライナーというものにハマる大きなきっかけになった本。
もともとアウトライナーというものは好きだったけど、これを読んでもう一段階アウトライナーが好きになって、今ではもう欠かせないどころか「こればっか使ってる」
当時この本読んで感動した記事。
今使ってるアウトライナーはこれ。
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
もう21世紀も20年近く経過しててアレだけど、これからは「ものづくり」もITが入って来てめっちゃすごくなるぞって話。
一部のことはもう実現してるんだけど、逆に言えばこれからの未来予測も当たってるわけで、今でも読む価値はある。
1440分の使い方
@haruna1221が読んだやつ。
時間は一番の貴重品、というのが根底のテーマで、それをいかに生かすか、を説明してる話。
基本的には「よくあるやつ」ではあるんだけど、割とちゃんと根拠を説明してて、納得感が高い。
詳しくはPodcastでも話してます。
LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵
高城剛の「旅行に便利な道具たち」を紹介してる本。
よくある残念ウェブメディアで紹介されてるような薄っぺらいものではなくて、なんじゃこりゃ、みたいな変わったものが結構出て来て面白い。
目の前の仕事に集中するためのApple Watch
Apple Watchの本って、正直まともなやつが全然世の中にない感じがするんだけど、これはちゃんと面白くて活用できるやつ。
説明書をなぞったような本ではないので、操作の説明とかそういうのは全くないけど、Apple Watchを使うとこういう風に便利になるんだぞ、ってのが一番想像しやすい。
持ってる人以外でも、Apple Watch買うか悩んでる時に読むのもアリかも。
娯楽・エンタメ
すし図鑑
市場魚貝類図鑑という、2500種以上の魚介類を掲載した、多分世界最強の魚貝類ウェブサイト管理者が書いた「すし図鑑」
図鑑という形式をとってるんだけど、その内容の濃さが凄すぎて、読み物として見ても驚異的に面白い。
雑誌
雑誌系はkindleUnlimitedはそれなりに充実してて、雑誌読むのが好きな人は割とお得感を味わえると思います。
ざっとタイトルを並べておきます。(2018年6月の人気上位から)
- 家電批評
- MONOQLO
- 声優グランプリ
- MEN’S EX
- CGWORLD
- Mac Fan
- Tarzan (ターザン)
- LDK (エル・ディー・ケー)
- 声優アニメディア
- Casa BRUTUS
- DOS/V POWER REPORT
- オレンジページ
- GetNavi
- 週刊大衆
- ムー
- GISELe(ジゼル)
- コミックバーズ
- GO OUT
- デジタルカメラマガジン
- ギター・マガジン
- CYCLE SPORTS
オレンジページとギターマガジンはだいたい毎号目を通してます。
いっとき妻がLDK(洗剤や調味料など、生活用品を比較してランキング付けしたりする雑誌)にハマってました。
最近は、漫画雑誌「週刊漫画TIMES」と「月刊コミックバンチ」も読むようになりました。(解体屋ゲンは週刊漫画TIMESで読める)