新しいiPad Pro12.9インチとiPad Pro12.9(2017年6月発売の第2世代)の比較レビュー

ファーストインプレッション届いて2時間触ってみた感想はこちら。

iPad Proを購入 – Apple(日本)

iPad Pro12.9インチ2018モデルと2017モデルの比較

本体サイズや端子などの違い

上がiPad Pro12.9(2017年6月発売の第2世代)Wi-Fiモデル スペースグレイ
下が新しく出たiPad Pro12.9(2018年11月発売の第3世代)セルラーモデル スペースグレイ

重ねてみると結構小さくなっている印象。

Lightning端子からUSB-C端子へ。スピーカーの穴の数も増えてました。

USB-CになったことによってiPadに接続できる機器が増え、キーボード、ディスプレイ、カメラなど今後ますますiPadの使い道が広がりそう。

最近買ったGoProHero7をつなぐと動画と写真の読み込みが可能でした。


スピーカーに関しては同じ音楽を再生して新旧iPad Pro 12.9インチで聴き比べた結果、超ハイクオリティなスピーカーがもう一段階レベルアップした印象。

そこらの安いスピーカー買うより全然いい音だし、新しいiPad Pro12.9インチは「板が鳴る」って感じで低音でめちゃ振動します。

Apple Pencilペアリング&充電用の磁気コネクタ(接続部分)が追加。

イヤホン端子の穴が廃止。

カメラは大きくなって、出っ張り具合が増えてます。机の上にケース無しの状態で平置きすると、若干ガタガタします。

スマートコネクタは背面に移動。

同じスペースグレイモデルだけど、2018年の新しいiPad Pro12.9インチの方がより黒っぽい色に。
家にある2018年のMacBook Pro 13インチのスペースグレイと比べても微妙に黒っぽい感じ。

新しいiPad Proは厚さ5.9mm(左が2018年の新しいiPad Pro12.9)、旧型は厚さ6.9mm。

最初に持った感じは旧型の方が薄く感じました。


でも使っていると、新しいiPad Proの方が手に持った時にしっくりきます。

新しいiPad Pro12.9インチの画面サイズ

B5サイズの紙なら画面内にすっぽり入ります。

A4サイズだと本体サイズの横幅はほぼ一緒で、長さがちょっと短い感じ。

Kindleアプリで雑誌を開くとこんな感じ(左が旧型、右が新しいiPad Pro12.9インチ)

画面サイズは変わらないんですが、左右のベゼル(周りの黒い部分)が狭くなったことによってスッキリした印象になりました。

Apple Pencilとの接続方法や描き心地

Apple Pencil – Apple(日本)

Apple Pencilのペアリングや充電方法も旧型に比べたらめちゃくちゃコンパクト&安定。

結構強めの磁石なのでしっかりくっついてくれます。

初代Apple Pencilはどうしても不安定。

旧型は充電スタイルが不安定すぎて、あまり充電せず気がつくとApple Pencilの電池が0%に。

そのため卓上のApple Pencil充電器を使ってましたが、新しいiPad ProとApple Pencilならこれも不要に。

Apple Pencilの性能自体は特に大きく変わっていないけど、新しいiPad Pro本体はガラスが薄くよりペン先との物理的な距離が近くなっている。

新しい方iPad Pro 12.9インチ(第3世代)と第2世代のApple Pencil。

第2世代のiPad Pro12.9インチと初代Apple Pencil。

ガラスの薄さに関しては描き心地・見た目からも違いがわかりませんでしたが、Apple Pencilを強く押し込んだ時の沈み込みは新しいiPad Proの方がより大きく沈む感じがしました。


こちらが旧型iPad Pro

新しいApple Pencilは初代より1cm短くなったのと、質感がツルツルからサラサラマット仕上げになったことにより描き心地がめちゃくちゃアップしてます。

旧型はペーパーライクフィルムを貼ってないとツルツル滑って描きにくかった印象ですが、新しいiPad Proならペーパーライクフィルムなしでもギリギリ描けそうな感じ。

Apple Pencilの長さとか質感でここまで描き心地変わるとは思ってなかったのでびっくりしました。

Apple Pencilのペン先や内蔵されているチップは初代と変わってないけど、新しいiPad Proは反射防止のコーティングが変更されているのでその影響もあるのかも。

新しいiPad Proの気になるところ・いいところ

ホームボタンが廃止されFace IDになった新しいiPad Proですが、横持ちしてるとだいたい手でカメラが隠れてしまってiPadに怒られます。

スリープ状態からタップでスリープ解除するところや、Apple Pencilで即メモ起動できるのは新しいiPad Proのいいところだと思います。

旧型だとスリープ解除→Apple Pencilでタップ→メモ帳起動と1アクション多くなっていたので、紙とペンにはまだ追いつけないなという感じでした。

主に台所でレシピを見るときにって感じだけど、背面にたくさん磁石が入ったことにより冷蔵庫などに貼り付け可能に。

新しいiPad Pro 12.9インチのまとめ

iPad Proを購入 – Apple(日本)

iPad Proを既に持っている人でもApple Pencil使ってる人には新しいiPad Pro12.9インチおすすめです。

第2世代のApple Pencilがめちゃくちゃおすすめすぎて、手書きのノート・メモ・お絵かきする人は買い替え検討してもいいと思います。

旧12.9インチだと片手で持ってApple Pencilで書くって作業があまり現実的ではなかったけど、新しいiPad Pro 12.9インチならありかも?と思えるレベル。

体積が25%小さく、重さも約60gほど軽くなったっていう違いはかなり大きいです。

旧型12.9インチと10.5インチのiPadの場合、どう考えても小さい方がいいと思ったけど、新しいiPad Proなら12.9インチもおすすめできます。

今のところA12Xチップで処理速度がすごい早くなったみたいな実感はないけど、動画編集をしたり、2019年にリリースされる予定のPhotoshop for iPadなんかを使う時には違いが感じられそうです。

(iPad ProのA12Xチップは、インテルCore i7を搭載した2018年版MacBook Pro 13インチと同じくらいの性能らしいです)

  • 初代Apple Pencilユーザーなら買い替え検討の価値あり
  • Apple Pencilを使ってない人でも旧iPad Pro 12.9インチを持ち運ぶ機会が多い人は買い替え検討の価値あり
  • Apple Pencilを使ってなくて、旧iPad Pro 12.9インチを持ち運ばない人には微妙
  • iPad Proをまだ持ってなくて、動画編集とか写真編集とかに興味がある人にはおすすめ(MacBook Pro買うより安い)
  • iPadをネットサーフィンとかちょっとしたことにしか使用しないライトな使い方の人にはハイスペックすぎて価格が高すぎるので微妙(ノーマルのiPadで十分)

2015年11月発売の第1世代iPad Pro12.9インチと第2世代のiPad Pro 12.9インチの比較記事はこちら

届いて2時間のファーストインプレッション、ポッドキャストでも話しています。

この記事を書いた人

haruna1221

1985年生まれ。2010年よりフリーランスのデザイナー。
iPad Pro 11インチとApple Pencil2を使ってデザインラフ・イラスト・デジタルバレットジャーナルなど手書き中心にiPad活用しています。
夫ごりゅごとブログ執筆、WEBデザイン、SNS運営代行、iPadを使ったワークショップやセミナー主催など。
2014年生まれの息子ポン吉を子育て中。

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
受講&iPad活用のヒントになる情報をお届けします。iPad Meetup(Zoom座談会)も開催します。
ライスワークやライフワークにiPadを活用したい人におすすめのコミュニティです。