Apple Carplay 1年半利用したレビュー

何ヶ月ぶりかに長距離の運転をしてApple標準の地図&CarPlayでのカーナビをじっくりと試したら(毎度のことなんですが)結構色々と進化していました。

2020年1月にCarPlay(というかAppleの地図を用いてのカーナビ)を使ってみた感想を一言で言うならば「もうカーナビはAppleの地図さえあれば問題ない」という感じです。

初めてCarPlayを使ったのが2018年の5月。

そこから1年半で、自分が不満に感じていたことはほとんどゼロになりました。

今回は、1年半CarPlayでApple地図を使った感想を、新しく搭載された機能などと共に紹介したいと思います。

CarPlayで新しく使えるようになった主な機能

1年半使ってると「最初はどうだったか」思い出すのはなかなか難しいんですが、大雑把に新しく以下のようなことができるようになりました

  • 複数車線の案内が出るようになった
  • 渋滞情報を考慮した経路を選ぶようになった
  • 渋滞考慮した走行中の別ルートの提示
  • 制限速度が表示されるようになった
  • 到着予定を共有が超便利
  • 車線分岐時の無駄なナビがなくなった
  • iOS13の画面分割

複数車線の案内が出るようになった

今や日本のカーナビでは当たり前すぎることである「複数車線の道での進行方向表示」

自分が使い始めた時期にはこれさえついてなかったんですが、次の曲がり角に向けて地図の縮尺が自動で変わる機能(前からあった)と合わせて、個人的には今の車についてるナビよりこっちの方が曲がるところがわかりやすい、と思えるようになりました。

渋滞情報を考慮したルート

同じく自分がCarPlayを使い始めた時期にはなかった「渋滞情報を考慮したルート選択&到着予定時刻の計算」

これも日本のカーナビならついてて当然、みたいな機能ですが、ようやくAppleの地図でも日本でごく普通に使うことができるようになりました。

混んでる道は道路の色が黄色や赤で表示され(地図アプリから確認可能)道路の混雑具合を考慮した上で「一番早く目的地に到着するであろう経路」を選んでくれるようになりました。

以前は到着予定時刻というのもいつ調べても同じ結果だったのが、ちゃんと渋滞を考慮した時刻になります(数回長距離で使った感覚で言うと、ほぼ正確な予想時刻と言えそうだった)

また、道路の混雑状況などが変化して「一番早い道」が変わった場合に通知&新しい道に変更する、というのもできるようになってました。(通知が来て、何も操作しないと自動で新しい道が選ばれるデザインだった)

また、上の画像でも出てきてますが「今走ってる道の制限速度」というのが表示されるようになったのもわりと最近できるようになったことじゃないかと思います。

到着予定を共有が超便利

また、最近新しくできるようになって気に入っているのが「到着予定を共有」という機能。

目的地を設定して共有相手を選ぶと、相手に自分が今現在どこにいるか教えてくれる、っていう機能なんですが、これがすごい手軽でよく考えられてて使いやすい。

共有自体は先にiPhoneで目的地設定しておくこともできるし、よく使う人が自動で候補に入ってくるので、信号停止中のちょっとした時間なんかでも共有は簡単。

相手にもちゃんと通知が届くだけでなく、到着予定が遅くなったり早くなったりする場合に自動で通知が送られるのも便利なところ。

(左:共有する時の操作 右:共有された側の通知)

休日に子供と一緒にお出かけする時とかは大体留守番する側が晩ごはん作って待ってるんですが、そういう場合に正確な到着時刻が伝わることで無駄なくご飯の準備が進められる。これが「最初の共有1回だけでできる」っていうのがすごいありがたくて何度もお世話になってます。

iOS13の画面分割

もう1個最近便利になったのが「分割画面」というかマルチタスクというか、そういうのが普通にできるようになったこと。

以前までのCarPlayは基本画面が以下のようなアプリが並ぶ画面か、アプリが全画面で起動するだけでした。

それがiOS13からこんな感じの「画面分割した表示」というものに対応。

うちのナビの画面は小さいのでこんな程度ですが、一部の外車にある巨大スクリーンなんかだとインストルメントパネル(スピードメーターとかがあるところ)全体がCarPlayの画面にできるやつ、なんてのもあったりします。

ちょっと前に実際に使ってるところ見せてもらったんですが、パネルほぼ全部がCarPlayになるのは結構未来な感じでした。スピードメーターなどをデジタルにしてしまえば「メーターも必要に応じて非表示にできる」というのは便利なことだな、と初めて理解できた感じ。

また、地味ながらも画面分割と同時に「iPhoneの画面とCarPlayの画面が独立で動くようになった」というのも大きな変化です。

これによって、運転手はCarPlayの画面で地図を見たまま助手席の人が聴きたい音楽探すだとか、コンビニ寄りたくなった時にiPhoneからコンビニを探して目的地に設定する、なんて感じの使い方もできるようになります。

車線分岐時の無駄なナビがなくなった

ちょっと前までのAppleのナビには「すごい無駄な親切」な機能がついてました。

(主に高速道路などでよくある)メインの車線を外れて別の道路へ移動するとき。よくあるパターンで言うと「SA・PAへ入るとき」とか「高速道路を降りるとき」みたいなやつ。

こういう「主車線から外れる分岐」がある時って、自分としては分岐した先の細い道へ移動する時だけナビがあれば十分だと思うんですが、以前のAppleのナビはなぜか真っ直ぐ進めばいいだけの道の時に毎度「右車線です」ってナビしてきてくれて超邪魔だったんです。

一言で言うと高速走ってる時にSAがある度に(道なりに走るだけなのに)右へ行けってナビされてる状態。(なぜか高速を降りる道では案内されないし、高速の合流は教えてくれない)

音声有りでナビをしていると、いちいちこのナビのせいで音楽が止まって超めんどくさい。そのくせに高速の合流などは通知なし(Yahoo!カーナビは高速の合流がある時は毎回通知)

個人的にこれが圧倒的に不要で邪魔で、高速道路に乗るような時だけYahoo!カーナビ使う、とかしてたんですが、最近ようやくこの「意味がないと思うナビ」が無くなってくれました

これはどっちかって言うと新機能という言い方ではない感じなんですが、地味ながらもストレスが大きく減って、ようやく「普通に使えるぞ」という意味では重要な変化です。

1年半使って感じるCarPlayの便利なところ

CarPlayというか実際は「CarPlayで使うApple標準マップの便利なところ」なんですが、1年以上使ってやっぱりこれが便利だよな、って思うのが以下の2点。

  • カレンダーや履歴との連携
  • 音無しでのナビ &Apple Watchへの通知

カレンダーや履歴との連携

とにかく何よりもAppleの地図の一番いいところがカレンダーや自分の行動履歴を参照した上で自動で目的地の候補を呼び出してくれるところ

GoogleカレンダーやらAppleのカレンダーには、日時と予定のタイトルの他にも、場所やらURL、メモなどを書いておく欄があるんですが、そこに目的地の名前or住所を入れておけば「近い時間に車に乗ったときに」その場所を目的地の候補として自動で表示してくれます。

それ以外にも、決まった曜日・時間に同じところに移動してたりすると、そういう自分の行動履歴を元に「次ここ行くでしょ」って目的地を設定してくれたりもします。

自分の場合、通勤に車を使ってはいないのでよく出てくる候補は「筋トレの場所」とか「スーパー」程度でメリットは少ないんですが、不慣れな場所に行ったときにほぼ確実に次の目的地を家にしてくれてるっていうのも、ちょっとしたお出かけの際に便利を実感しやすいです。(家はほぼ確実に「よく行く場所」)

こういう機能があるおかげで、どこかお出かけの予定がある場合は確実にカレンダーに予定&場所をきっちり登録するようになりました。

予定の登録って結構めんどくさくて、ついつい予定を「1日」で登録して、あれ何時からだっけ、って二度手間が生じてたりもしてました。めんどくさいことをちゃんとやっておいた方がめんどくさくない、ということを改めて実感させてくれたのもこの機能のおかげと言えるかもしれません。

古典的なカーナビが「車に乗らないと目的地が設定できない」ということを考えると、予め目的地を設定しておけるというのは(特に連続で何箇所か移動する旅行などでは)メリットは大きいです。

音無しでのナビ &Apple Watchへの通知

こうやって簡単にナビできるのはいいんだけど、慣れてるわかりきった道でいちいちナビの音声とか邪魔でしょ、って思うでしょ?

これがね、これまた大変優秀で、CarPlayは「音声ガイドなしのナビ」ってのが超簡単に設定できるんですよ。だからPodcastとか音楽がナビに邪魔されることなく、尚且つちゃんとナビに経路を表示させるということが超簡単に実現できるんです。

さらに、Apple Watchを付けてれば、交差点に差し掛かった時はApple Watchが震えてここで曲がるよ、って教えてくれるというよくできた仕組み。CarPlayに接続すると、iPhoneもApple Watchも必ず安全のために運転モードになるので、Apple Watchが震えた時 = 曲がる時 とルールが明確なのもいいところ。

もちろん普通に音声でナビしてる時でもApple Watchを付けてれば曲がる時にApple Watchが震えて教えてくれます。音声ってわりと聞き逃したりしやすいですが、Apple Watchの通知はいつどんな時もほぼ確実に通知に気がつけるので、運転もめっちゃやりやすくなりました。

AppleMap&CarPlayの不満点

とは言え、まだそれなりにApple標準MapでのCarPlayにも不満点はあります。

特に最近不満なのはGoogle Mapと同じようにやたらと細い道を進めてくることが増えたこと。

好みの問題ではあるんですが、Google Mapは「少しでも早く到着するために車で走りにくい道を平気で選ぶ」という傾向があります。

個人的には「少しの差ならば早いよりも楽な道・運転しやすいを選びたい」ので、そういう道を選んでくる傾向があるAppleのナビが好きだったんですが、最近は(Googleほど強烈ではないけれども)早く到着するために細い道を選ぶ、ということが増えてきました。

また、これは現状のCarPlayの仕様でもあるんですが、高速道路でも基本的な画面構成が同じ(変えられない)で、高速道路運転中にSA・PAが探しにくい、というのは「CarPlay」という仕組み自体の不便なところとも言えます。

あと、1分でも早くたどり着けるなら高速道路を走らせようとするのも流石にお金がもったいなくてやめて欲しい。(我が家が高速インターが車で5分以下の場所にある)

高速道路に関しては、標準で「高速道路を使わない」という設定にしておいて、長距離の時だけ「検索後の経路選択から高速道路を通る道を選ぶ」ということができるので問題はないんですが、そういう意味ではYahoo!がこれら不満点全部なくて優秀だよなー、っていうのは思います。(CarPlayを使わず、iPhoneでナビをするとYahoo!カーナビの高速案内は非常に見やすくわかりやすい)

ただ、YahooはYahooで過去に数回「なんか地図がバグって表示されない(ナビとして機能しない)」とか「突然現在地が大幅にずれて変なナビをする」とかがあったりもして、絶対の信頼が置けるわけではありません。

まとめ

なんだかんだとCarPlay(Apple地図)への不満点はないわけではないんですが、不満点を差し引いてもとにかく「カレンダー連携&Apple Watch通知」が最強すぎて、もう完全に自分にとってのベストカーナビシステムは「Apple標準の地図アプリ」になりました。

1年半前の段階で「今無理して買い換えるほどでは無いが、5年後を見据えたら次はCarPlay対応の地図がいいと思う」ってブログに書いてたんですが、そろそろ「CarPlayのためにカーナビ入れ替えたら幸せになれるかも」という段階に来ているように感じています。

Apple Watch使ってるなら、幸せ度はかなり上がるはず。

我が家では新車購入時にCarPlay付きのナビを(iPhoneよりはるかに高い値段出して)購入しましたが、現在だと4万円くらいで「CarPlay対応のディスプレイオーディオ」が買えるみたいです。自力で接続できるなら、十分に検討する価値はあると思います。(下記機種はバックモニターも対応してるらしい)

オーディオブックで目を節約する

現代社会のありとあらゆる場面で超重要な「目の疲れ」
少しでも目の負担を減らすためにオーディオブックを聴くようになったらすごくいろいろ便利になりました。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。
年に1〜2回子連れで長旅をするようになり、新しく旅行・お出かけブログも作りました。
2018年4月からはPodcastも毎日配信中。

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